心

リクエストありがとうございます🙏🏻

期待に応えられているか不安ですが ぜひご覧ください🙇🏻‍♀️

いじめとは、いじめられる側が いじめだと感じた時かららしい。

果たしてこれはいじめなのだろうかと 悩んだ時期があった。

桃〜

お前のノート写していい？

ありがと〜！まじ神〜！

俺の元に貸したノートが 返ってくることは二度となかった。

遊ぼうぜ〜

誰も俺を遊びに 誘うやつなどいなかった。

誰も一緒にご飯を 食べてなどくれなかった。

きっと彼らは

俺をわかりやすく避けているわけでも

嫌っているわけでも

いじめているつもりも なかったのだろう。

それに

俺にだって悪いところは あったかもしれないし

その時はただひたすら、

孤独を受け入れ

時間が過ぎるのを待っていた。

そんな経験があるからかわからないが

社会人になった今も、 人付き合いがうまく行っていない。

誰のことも信用できないし

何より、自分の心を見失った。

そんな自分が嫌で、

自分の体を傷つけるようになった。

眠れない日々も続き、

薬をたくさん飲んで誤魔化した。

生きることに希望などなかった。

どんなに自分を傷つけても

ずっと自分の心はないままで、

感情を表に出せないし

笑顔も見せない。

きっと、ずっとこのまま こうして生きていくのだろうと 思っていた。

そうなるはずだった。

君が来るまでは。

彼とは春から同じ部署になった。

明るくて

愛嬌があって

どんな人にも好かれる、

太陽のような人。

俺とは真逆な性格の君をみて

俺は無意識のうちに 苦手意識を持っていた。

できれば関わりたくなかったし

一人で生きている方が 楽だと思っていた。

だけど

君はしつこく話しかけてきた。

どれだけ冷たくしても

無視しても

ずっとついてきた。

今まで出会ってきた人とは 確実に何かが違った。

真夏の暑さが 感じられるようになった頃

初めて、君とちゃんと 話してみようと思った。

正直、怖かった。

彼もまた、俺を 傷つけるのではないかと不安だった。

君に連れられやってきたレストラン。

なんだか気まずくて なかなか話し出さないでいると、

君はいつものように質問してきた。

やっぱり君は、何かが違った。

怖くない。

信じても良いのではないかと思えた。

そう言う君の瞳は、まっすぐ 俺の目を見つめていた。

君が他と違う理由が、 ようやくわかった。

素直で、真っ直ぐで。

その気持ちを口にしてくれて。

そんなの、初めてだった。

いつも目を逸らされて

うわべの言葉ばかり 言われてきたから。

やっぱり信じてみよう。

そう思えた。

彼がテーブルを叩いた勢いで コップがカタカタと揺れる。

君なら、信じられるかも。

あれから、少しずつお互いを知って、 俺も彼にだけは話せるように なっていた。

でも、自分を傷つけることは なかなかやめられなくて、

彼にもまだ言えていない。

そろそろバレてしまうかも しれないという恐怖で、 また眠れなくなって

薬の量は増えるし

俺の腕には、何本もの 赤い線が入っていた。

血の気が引いた。

また嫌われる。

人が怖くなる。

どうしよう。

気づけば、息もできなくなっていた。

遠い昔の記憶。

誰かが俺に無理やり 吐かせたことがあった。

誰とかは正確に覚えていないが、

とにかく怖くて

気持ちが悪くて

吐くことへの恐怖が 消えないままだった。

でもきっと青なら大丈夫。

そう思った。

やっぱり信じて良かった。

それから、どうして自傷行為を していたかも含め、全部青に話した。

いじめなのかわからなくて 誰にも相談できなかったこと。

人が怖くなってしまったこと。

大人になっても変わらない自分が 嫌だったこと。

いつのまにか...心を失っていたこと。

青は真剣に話を聞いてくれて

「辛かったね」

と声をかけてくれた。

少し照れ笑いする君に、

もうとっくに俺の心は奪われてるよ。

大変遅くなり申し訳ありません🙇🏻‍♀️

その上ご期待に添えていない気が しているのですが...

本当に申し訳ないです...🙏🏻

お許しください🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️