コメント
1件
その日から私は蘇芳くんと 毎日電話をしていた
蘇芳
鈴蘭
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
たまにほんの少ししか 電話できない日もあった
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
蘇芳
鈴蘭
だけど、それでも楽しかった
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
桜
鈴蘭
桜
鈴蘭
桜
鈴蘭
桜
鈴蘭
蘇芳
桜
??
鈴蘭
蘇芳
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
柘浦
柘浦
蘇芳
鈴蘭
鈴蘭
鈴蘭
柘浦
柘浦
鈴蘭
柘浦
鈴蘭
柘浦
鈴蘭
柘浦
柘浦
桜
蘇芳
桐生
柘浦
蘇芳
桜
桐生
桜
蘇芳
桜
鈴蘭
桜
鈴蘭
桜
桜
鈴蘭
桜
桜
桜
鈴蘭
桜
柘浦
桜
時々みんなと話せて
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
くだらない話だって
私には一つ一つが とても面白く楽しいものだった
だからきっと気を抜いてしまったのだろう
母
ある日突然 お母さんに一つの動画を見せられた
そこには私の部屋が写っていて
電話している私の姿があった
母
鈴蘭
母
机に出された私のスマホ
鈴蘭
母
鈴蘭
鈴蘭
母
鈴蘭
母
鈴蘭
鈴蘭
母
母
母
母
鈴蘭
鈴蘭
鈴蘭
母
母
母
鈴蘭
母
鈴蘭
気づけば私は手を振り上げていた
乾いた音が響く
鈴蘭
母
母
身体中に痛みが走る
鈴蘭
母
母
母
母
消えろ!!
鈴蘭
その言葉を聞いた時 すぐにスマホを持って家を出た
行く宛もないくせに ただただ走った
後ろからお母さんが追いかけてきている
ただ逃げた
鈴蘭
何も考えられなくて
ただ涙だけが溢れてきた
鈴蘭
夜なのに人が多い
そのおかげで なんとかお母さんを撒くことができた
私はそれでも走っていた
そして行き着いたのは海だった
割と遠くまで来ていたらしく 周りには全く人がいなかった
鈴蘭
その瞬間 ポケットに入っていたスマホが振動した
蘇芳
梅宮
蘇芳
蘇芳
桜
柊
蘇芳
そう言い鈴ちゃんの連絡先を選択する
数回のコール音の後 画面の向こうの様子が いつもと違うことに気づいた
蘇芳
声をかけても聞こえてくるのは 風の音だけ
蘇芳
少しだけ呼吸音が聞こえた気がした
鈴蘭
声がいつもと違う
少し、震えていた
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
もう、生きる意味無くなっちゃった
蘇芳
鈴蘭
鈴蘭
鈴蘭
鈴蘭
鈴蘭
嫌な予感がした
いつもと違う向こう側
聞き慣れない音だった
蘇芳
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
海に、いるよ
蘇芳
予感が的中した
このままだとまずい
本能がそう言っている
鈴蘭
今頃気づいたらしく そんな声を上げていた
蘇芳
蘇芳
鈴蘭
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
鈴蘭
蘇芳
鈴蘭
誰かの話し声が聞こえた
鈴ちゃんでも母親でもない 誰かの
それと同時にジャリ、と 砂が踏まれた音がした
蘇芳
それと同時に通話が切れる
蘇芳
梅宮
蘇芳
蘇芳
桜
蘇芳
柊
柊
梅宮
梅宮