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あれ、50のつもりが53に...(( おお、結局告白できたんだ...！笑 (タグを見て一言)あ、確かにふたりでひとつだ！（）
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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あれ、50のつもりが53に...(( おお、結局告白できたんだ...！笑 (タグを見て一言)あ、確かにふたりでひとつだ！（）
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久々の休みに部屋の大掃除をしていたら、 押し入れの奥から年季の入った ボロボロのマフラーが出てきた
宮下 樹
そのマフラーは誰かの手編みとかでは無く
もちろん、ブランド物でもない
冬になれば量販店の店先に並べられる程度のマフラーだ
宮下 樹
下手すればワンシーズンで捨ててしまうような マフラーを大事に残してあるかというと
答えはすごく簡単で
一言で言えば「恋」だ
中学生最後の年
俺達は受験勉強の息抜きに 仲の良かった4人で イルミネーションを見に行っていた
宮下 樹
樋口 智子
北川 武
殿本 葵
宮下 樹
北川 武
樋口 智子
仲の良かった4人というが 武と智子は付き合っていて 俺と葵は2人のデートに巻き込まれた形だ
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
そんな武達が羨ましく思うが 俺は俺で葵のことが好きだった…
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
宮下 樹
そう思って我に帰ると 喉が一気に渇き 心臓がドクドクと高鳴った
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
殿本 葵
宮下 樹
宮下 樹
殿本 葵
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
宮下 樹
殿本 葵
そう言って葵は自分の首と俺の首に マフラーを巻き付けた
宮下 樹
殿本 葵
暗くてはっきり見えなかったが 葵は恥ずかしそうに顔を伏せていた
その後告白の一つでも できれば良かったが当時の俺はヘタレで そんな勇気は湧かなかった
ただ、好きな子と2人で一つのマフラーを 巻いて並んで歩くという出来事に 小躍りしたくなるぐらい喜んだ
そして、受験が終わり4人は別々の高校へと進学した…
宮下 樹
宮下 葵
宮下 葵
宮下 樹
宮下 葵
宮下 樹
持っていた思い出のマフラーを 再び押し入れにしまう
こんなボロボロのマフラーでも 俺の青春が詰まった 大事な宝物だから…
