私の恋物語

いつもよりか少し低い声で近づいてきた三ツ谷くん

そんな三ツ谷くんに怯んでいるのか男は固まっている

三ツ谷くんにそう言われ早足で去っていく男

それにしてもさっきの三ツ谷くんカッコよすぎん？！

ますます惚れちゃうよ

いつの間にか名前呼びになってる

なんか、やだなぁ...

仲良さそうな2人を見て私はヤキモチを妬いてしまう

三ツ谷くんが指を指した方を見ても誰もいない

マイキーが私の背後からいきなり現れた

私が叫んだのがそんなに面白かったのかゲラゲラ笑っているマイキー

絶対反省してない

なんて言われちゃう

何を始めるのか

不良達がゾロゾロと集まってくる

そう言い残し三ツ谷くんの元へ走っていった

すみれは不良達がいっぱいいる方を指した

私の言葉を無視しズルズル引きずられて連れていかれた

なんてすみれは呑気に言ってるが不良達がこっちをチラチラとみている

恐るべし不良...

なんて思っていると

いきなり不良全員が頭を下げた

そうすると少し奥からマイキーとドラケンが歩いてきた

マイキーはなんかたい焼き食ってるし...

マイキーは階段の1番上に座った

そして

と、大きな声を出し不良達の前で話し始めた

私はいつもと違うマイキーを見て唖然としていた

いつもの呑気で可愛らしいマイキーとは違い今はたくましく、いつもよりかっこよく見えた

そんな風に唖然としていると

そうドラケンが言い集会(？)とやらは終わった

集会が終わり真っ先にマイキーはこちらへ帰って来た

なんて目を輝かけて聞いてくるマイキー

まぁいつもと違って...

マイキーはもっと目を輝かけて喜んでいた

なんて会話しながら帰って行った2人

そして今、マイキーと二人きり

絶対に嫌だバイクなんか乗るもんか！！

なんて言いながらジリジリ近づいてくるマイキー

これは強制的に乗せられるやつだ...

今回はそんな簡単に乗せられないんだから！！

マイキーが振り向いた好きに私は走って逃げた()

そう言いながら私は走っていった

この時嫌でもバイクに乗っておけばよかった

全速力で走ったのでもうヘロヘロだ

息を整えて歩いていると

声を掛けられ振り向くと

3人の不良がいた()

なんて言われるが明らかにこいつら不良だし、警戒するでしょ...

やばい...これはボコられるやつ

どうしよう...どうやって逃げよう...

なんて考えていたら

ぐいっと引っ張られ人目の無いところに連れていかれそうになった

私は反射的に男のﾋﾟｰを蹴った

ﾊﾞﾀﾘと倒れて痛そうにしてる男

ﾀﾞｯ！

またもや私は全力疾走で走った

結構逃げたところで立ち止まった

私は無我夢中で逃げていたので迷ってしまった

ｶﾞｯ！

ｽﾞｻｯ

足元にあった石ころにつまずき転んでしまった

足を見ると血がたらりと垂れている

それに周りを見渡すともう真っ暗だ

半泣きになりながら歩いていると

そこには三ツ谷くんがいた

何から説明すればいいのか戸惑っていると

そう言い私の手を引いて歩く三ツ谷くん

そう言い三ツ谷くんについて行った

初めて入った三ツ谷くんの家

思ってた通り綺麗だ

そう言われ大人しく座る

そう言いながら私の傷口に消毒液を付ける

そんな風に優しくしてくれる君

優しい手で私の頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝとする三ツ谷くん

なんて言うが内心ドキドキで死にそう

あー...

好きになっていく

君を好きなっていく

君にどんどん惚れていってしまう

私はさっきよりも落ち着いたので不良に絡まれた事を話し始めた

一通り話し終わった時、三ツ谷くんが吹き出した

と言いながら笑う三ツ谷くん

やっぱり三ツ谷くんは優しい

そんな君がどうしようもなく好きだ

でも

君は私を好いてくれないんでしょう？

何となくわかってる

君が誰を好きかなんて

あーやっぱり？笑

三ツ谷くんの口から聞くとやっぱり苦しいな

きっとすみれも三ツ谷くんのことが好きだろう

なんでかって？

すみれと何年一緒に居るんだと思ってんだコノヤロウ！

と、色々すみれに言いたいところだが

この事は三ツ谷くんと私の2人だけの秘密だから

言わないでおくよ...

上手く笑えているだろうか？

あー辛いな

ていうのは嘘

だって今にも泣きそうだから

帰りは一人がいい

君には泣いた姿を見せてやんない

ガチャ

さよならの挨拶を交わし私は三ツ谷くんの家を出た

私は1人寂しく泣いた