白狐さんは真面目さんに恋をした

どぬくくーん、練習行こー!

どぬく...

そこには、びりびりに破かれた部活動で使う、俺の服があった。

どぬくくーん、大丈夫ー?

はーい!

服はー？

おっけー!できる?

おっけー!じゃあ始めよう!

ーどぬがいない間ー

なんで璃空さんがどぬくさんの机に...?

しかも机に座ったらだめだし、

は?

どぬくさん、許可取ってたかな、

いや、あいつはどぬくさんと

仲良くないよな...?

ー下校時ー

か、かわいい...

えぐ、破滅的にかわいい...

許せん、

なんであんなことしたのにポジティブ...?

もしや、馬鹿?

それだったら、作戦は思い通りに行くはず...w

俺があの間に入れば、

もふからどぬくが嫌われれば、

俺は、

俺はｯｯ!

幸せになれるんだｯ!

ﾌｯ....w

嫌われてしまえ...w

なんで"だ"よｯｯｯ!

ﾌｯ...w

嘘だけどな...w

...ん?

なんで、屋上...?

もふといるんだよ""ｯｯｯ!

ﾎﾞｺｯ

いた...

頭の理解が追いつかなかった

普通は逃げないといけない

でも、脚が動かない

それだけ、『恐怖』を感じているのだろうか。

嫌われとけ...w

数分間ぼーっとして

泣いて

頭がぱんくしてた

なんであんなに嫌われてたんだろ...

もふくんと一緒にいたから...?

そんなのｯｯ

もふくんと関わらないようにしないとって一瞬は思うけど

いざするとなると

心が痛いよｯｯ...