黄
僕は…、
黄
桃くんに会いたい
黄
会って話したい、
黄
そばにいることを選んでくれたこと、沢山気遣いしてくれたこと、本音を伝えてくれたこと、
黄
全部全部、助けになったよって伝えたい。
あぁ、これが僕の本音なんだ
取り繕った言葉では無い、 僕の本当の気持ち。
青
分かった
青
ちゃんと伝わったよ、黄くんの気持ち。
彼は僕の頭をわしゃわしゃと撫でた
…やっぱり撫でられると安心する
ずっと撫でていて欲しい。
青
…よーし!僕頑張っちゃうからね!!
僕の望みは叶わず、 彼はいきなりガッツポーズをして、 病室から出ていった
気持ちを伝えることは難しい
まだ慣れないし、心の奥がむず痒い
…だけど、
だけど、
誰かが笑顔になってくれるなら
心の声に耳を傾けたい
自分の胸に手を置いて深呼吸をする
"どくどく"音が響いている
懸命に生きる努力をしている
…そんな頑張らなくてもいいのに。笑
君はもう充分頑張ってるよ。
一定に刻むリズムが心地よく すーっと、視界が暗くなった。
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