のんのん
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《過去》 ラスは普通の家庭に生まれ育った。 学校では地味だったが 楽しい中学時代を過ごしていたのだが ある日、同じクラスの男子に恋をした。 その男子はスポーツも勉強も出来る 男女共に好かれる人気者。 自分とは全く無縁の人間だった。 しかし勇気を出して告白する事にした。 ある日、誰にも聞かれたくないから 屋上へ呼び出して告白した。 それに対する彼の返事はNO。 しかも彼は 「俺と地味なお前は全く釣り合わない」 とか 「地味なお前が俺に話しかけるな」とか 「綺麗になって出直して来たら 付き合ってやる。 まぁ、絶対に無理だろうけどなw」とか 大量の悪口を言って去っていった。 ラスからすれば断ってくれるだけで 良いのにと思いながらも これで終わったと思っていた。 だが次の日、登校すると 自分のクラスが騒がしい。 不安に思いながらもクラスに入ると 沢山の陰口が聞こえた。 「あんな地味とあの人は釣り合わない」 「あんな奴があの人に話しかけたの? 最悪過ぎる」 沢山の陰口の原因は 彼が色んな人にラスの事を言いふらして 起きた出来事だった。 ラスは酷くショックを受けた。 友達だと思っていた人も 話す事は少なくても仲良いと思ってた人も 自分と組むってなっても 一切、嫌な顔をしなかった人も 皆、陰口を言って ラスに悪口を言って嗤ってたから。 彼女は裏切られた気持ちになった。 でも一番、強かった感情は恐怖。 周りの人間が自分を見て笑ってる状況が 怖くなって逃げ出した。 でも家族は学校に行けと言うから 中学卒業まで嘘で出来た噂も陰口に耐え 人が怖くて逃げ出そうとした気持ちも 全て抑えて卒業した。 卒業後も彼女の人間に対する恐怖は 消えなかった。 だが守和と言う少女と ある日、偶然出会った事により 人に嫌われたくない気持ちは残ってても 人間に対する恐怖は 少しずつだが治って来ている。
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