/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
目の前にいるシャークんは
顔だけでなく耳も首も真っ赤にして
体を震わせながら
うつむいたまま
br
br
br
いつか自分から言いたいと思っていた
ぶるーくがゲーム作りを始めた理由
ゲームに携わる仕事がしたかったのは 嘘ではない
たった1人だけでもいい
自分の作ったゲームを楽しんでほしい
この気持ちにも嘘はない
ただ、その1人が
シャークんだった
シャークんは面白い
シャークんは強い
シャークんはカッコいい
シャークんは可愛い
シャークんとゲームするのは面白かった 彼はとても強くてワクワクした
shk
shk
容赦なく敵をキルして回る
どんな相手でも潔いのが気持ちいい
きりやんに
kr
と言われるほどに容赦ない
そしてイタズラが好き
イタズラをしている時の彼は 目を輝かせて ものすごい笑顔で
見ているこちらも楽しくなってくる
そのくせホラーは苦手 究極の怖がり
shk
野太い声で繰り出す絶叫は もはや癖になってしまう
体を動かしているシャークんは 誰よりもカッコいい
雪山を滑り降りたり
壁によじ登ったり
そんな細い体でどんだけ体力あんの？
ってくらいアクティブに動く
だけど基本は天然で
そして悪気もなく毒を吐く
でも嫌みもなにもない
男子特有の下ネタも恋バナも とても苦手らしい
なぜか存在を消してしまうのが面白い
自分が好きなことはとことん追求して
のめり込んで
shk
そう言ってくれたシャークんは
ぶるーく以上に勉強を頑張っている
そんなシャークんから目が離せない
シャークんと一緒にいられる
それが嬉しくて 幸せでたまらない
ドキ ドキ ドキ
br
br
br
br
別に男性が好きなわけじゃない
ドキ ドキ ドキ
br
ドキ ドキ ドキ
br
容赦ないくせに さりげなく優しくて
イタズラ好きで
いろんな事に目を輝かせている
ぶるーくの隣で笑ってて
ぶるーくと一緒に夢を追いかけてくれて
どんな事にも真剣に真っ直ぐに取り組む
そんな芯の強さを持っている
そんなシャークんのことを
ぶるーくは シャークんの側ににじり寄った
br
br
br
シャークんから返事はない
彼は今
ぶるーくへの想いを うっかり口にしてしまったことを
激しく後悔している最中だった
shk
ぶるーくがなにを言おうとしているのか 想像すらもできない
shk
普通なら拒絶の言葉だろう
シャークんは膝を抱え込んで 小さい体をさらに小さくした
br
br
br
ぶるーくは勇気を出して その言葉を伝えた
shk
shk
shk
shk
膝を抱えたままで シャークんは目を大きく見開いた
自分の聞き間違いか？
ぶるーくは『好き』って言った？
シャークんは勢いよく顔を上げた
shk
shk
br
shk
br
shk
br
シャークんの大きな驚嘆の声に ぶるーくは思わず笑ってしまった
shk
br
shk
br
shk
br
br
br
br
shk
br
br
br
br
br
shk
br
br
真剣なぶるーくの表情に
さすがのシャークんも信じるしかない
shk
そう意識したとたん
茹で上がったかのように顔が熱くなった
shk
恥ずかしくてたまらない
挙動不審となり アワアワと狼狽えるシャークんを見て
ぶるーくは笑って彼の手を取った
shk
br
br
br
優しい笑顔の中の真剣な眼差し
それを間近で感じながら
シャークんはゆっくりと頷いた
shk
shk
真っ赤な顔で答えたシャークんは
恥ずかしいのかすぐにうつむいた
そんなシャークんの姿が ぶるーくには嬉しくてたまらなくて
br
ぶるーくはそう言うと シャークんを思いっきり抱き締めた
shk
shk
シャークんの言葉は聞こえないのか
ぶるーくはいつまでも シャークんを抱き寄せる
br
shk
br
shk
br
ぶるーくの質問にシャークんは 困ったように視線をさ迷わせて
そしてぶるーくの腕から逃げようと 必死になって暴れだす
shk
br
shk
shk
br
そう言いつつも
ぶるーくは 真っ赤な顔のシャークんを見つめて
br
思わず笑ってしまう
shk
br
そう言いながらシャークんの頭に あごを乗せたぶるーくは
br
br
と優しくシャークんを抱き寄せる
シャークんも微笑んで
ゆっくりとぶるーくの背中に腕を回した
あれから5年の月日が流れて
2人の関係は変わらないまま
それぞれ世界は広がったけれど
互いを支え合い高め合い
互いの隣に立っている
カーテンの隙間から光が差し込む
腕の中には 大切な人の温もり
瞼を開けようとして気がついた
シャークんが
胸に額を押しつけて 背中に回す腕に力を込めて 足を絡ませている
br
滅多に愛情を表現しないけれど
時折見せる彼の甘えに この上ない至福を感じる
ぶるーくは ゆっくりとシャークんの頭を撫でた
ぶるーくが起きているとは思いもせず 驚いたシャークんの体が小さく跳ねた
しかし
拒絶することも逃げることもなく
その行為を甘んじて受ける
しばらくそう過ごしていたけれど
さらに体を寄せてきたシャークんが
小さな声で囁いた
shk
珍しい
言葉での表現
ぶるーくは微笑んで
br
そう答えて
br
シャークんの頭に唇を寄せた
br
shk
廊下や階段を行き来する足音が聞こえる
おそらくきりやんだろう
オフィスワーク組が出勤のため 準備をしている時間のようだ
彼らが出かけてしまうまで
2人は体を寄せあって
ベッドの中で時間を過ごした
コメント
2件
わぁー！！！！甘々な暴力だぁ…。大好きです…。📕も🦈も気がついたらお互いのことを好きだったのが解釈一致すぎて…。もうほんとに大好きです。普段なかなか甘えられない🦈もほんとに可愛いですね☺️☺️ 更新ありがとうございます！次も楽しみにしております♪
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ