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隣合わせ

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隣合わせ

1 - 隣り合わせ

♥

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2023年03月20日

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ご無沙汰しております。

覚えている方いらっしゃるか 定かではないですが、 ぷ。と申します

今回はるぅとくんの生きる話っていうオリジナル曲を聴いて

色々考えて作った作品です!

勝手な考えとかど偏見ぶちかましてるので、苦手な方はブラウザバックをおすすめ致します。

アリツアもいよいよ後半戦ですね❕

さいたまスーパーアリーナ両日行ったら後半戦はおしまいなので全力で楽しんできます🥲

前半戦だと、横アリで2日目の夜公演なんとなんと、センターの最前列で無事タヒって感じだったのでもう悔いはないです😇

早くメンバーに会いたい!!!

という気持ちをバカみたいに 込めて描きました!!!!

では、どーぞ♡

るくん

うわぁ、もうこんな時間

大きくため息をついて パソコンの電源を落とす

今日は朝から撮影があって お昼頃にメンバーと別れたあと 僕は1人事務所に残って 作業をしていた

そっと溜まっていた通知を開く

「るぅとくん、今日もお疲れ様!」

「るぅとくんの新曲よかった♡」

「るぅとくんが大好き!!」

つい口元が緩む

この言葉たちが 僕の存在意義であり、 僕の生きる理由だ

姿形は見えなくても、 確かにこの胸を 動かし続けてくれている

るくん

あ、

「さとみくんとりいぬくんのここが可愛い!ころんくんもここかっこいい!」

自分でも嫌になる

気にしたってどうにもならないし

悪気がないことだって ちゃんと分かってるから

でも、

たまに、

本当にたまに、

周りのみんなに 僕はちゃんとついていけているのか

足を引っ張って しまっていないか

不安で仕方ない夜があって

マイナスな言葉よりも もっと大事に受け取らなくちゃ いけない言葉が沢山あるのに

純粋な好きの気持ちを まっすぐ受け入れられない ことがある

さっきまで画面をなぞっていた 指先が止まってしまう

るくん

もう...

机に突っ伏して 目を閉じる

僕は僕にしかできないことがあって、代わりなんていないんだ

そう言い聞かせてみても

だから、辛い だから、苦しいんだ

そうやって黒い心のモヤが 僕に囁く

いっそ代わりがいてくれたら 僕はこんなに...

るくん

はっ

まるでリスナーさんが 悪いみたい

誰も悪くないのに

幸せにしたい、 ただそれだけなのに

全部嫌になって 顔を上げた

ちょうど時計が視界に入る

気づけば時は あっという間に過ぎていて

急いで帰る支度に取り掛かる

るくん

意外と暗いところ
苦手なんだよなぁ...

広々とした事務所は たった1人で真夜中に 作業するには心細い

お昼の人で溢れた 明るい雰囲気とは裏腹に

今はちょっとの物音ですら 僕の心臓を鷲掴みにする

るくん

早く帰ろ!

さっさと机周りを綺麗にして 長時間お世話になった 椅子を元の位置に戻した

会社を出て、 お腹がすいていることに気づき ふと視線を鞄の中に落とす

るくん

うわ、資料持って帰ってこようと思ってたのに忘れた!

まだ作業が残っていて、 できるだけ早めに片付けてしまいたい

帰ってから家で進めようと思っていたが、時間に気を取られてすっかり忘れていた

ただ、あの真っ暗な部屋に 1人で戻るのは気が引ける

るくん

んー、どうしよう

5秒程度立ち尽くして

覚悟を決めて元来た道へ 振り返った

るくん

あー、あった!!

るくん

てかスマホも忘れてるし!

机の上に寂しげに 取り残された スマートフォンと資料が

帰ってくるのを待っていたと 言わんばかりに綺麗に 並べられていた

ブッブー

るくん

うわっ!!

急にスマホが振動して 部屋中に響き渡る

心臓が大きく脈を打つ

今度はしっかり資料を 鞄につめて、スマホを握りしめた

ガチャッ

るくん

え!?

奥のエレベーターが 開く音がした

るくん

こんな時間に...?

もう日付は変わっていて この時間から仕事する人なんて いるはずない

怖くなって後ずさる

足音が近づいてきて

ドアの前で止まった

るくん

だ、誰ですか...

今にも消えそうな声で ドアの向こうに問いかける

パチンッ

入口付近の電気がついて

眩しくて目を瞑った

こくん

まだ事務所にいたんだ笑

さくん

ずっと返信ないし、まぁ作業してるんだろうとは思ったけどさ、一応心配になって

りくん

るぅちゃんは相変わらず頑張り屋さんだからね☺️

聞き馴染みのある声

さっき届いた通知の 送り相手だとすぐわかった

正直、安心して泣きそうだった

るくん

もう帰るところですよ

るくん

資料忘れて取りに
戻ってきたんです笑

鞄の中にしまった 資料をみんなに見せると

少しみんなの顔が歪んだ

りくん

これって、昨日渡された
資料だよね?

りくん

もうここまで終わらせたの?

るくん

うん、そうだけど...?

こくん

もうるぅとくん頑張りすぎだよ!

さくん

ちょっとくらい休んでいいんだぞ?

心配そうに見つめる みんなの視線が 少しだけ苦しかった

るくん

僕にできること
これくらいしかないから!

るくん

みんなそれぞれ僕には到底真似出来ない良さとか魅力があってさ、

るくん

重荷になりたくなくて...

そういえば最近 自分が何のために頑張っているか 分からなくなることが増えた

もちろん僕を必要としてくれている人がいるからこそ、こうして活動しているけど

ふと、自分がいらない存在に なってしまうのが怖くて

ただ我武者羅に 仕事を全うしている 気もする

るくん

あ、ごめん!

るくん

なんか暗い話になっちゃったね笑

るくん

今のなし!忘れて!笑

慌てて笑顔を取り繕ってみたけど 言った言葉を取り消せる筈もなくて

またやってしまった、と 心の中で反省する

りくん

曲を作って想いを届けるなんて高度な技術俺には出来ないよ笑

さくん

俺も嘘つけない性格だから、るぅとみたいに誰も傷つかないように考えるとか出来ない笑

こくん

僕だってるぅとくんみたいにオールマイティになんでも上手くこなせないし、それどころか1個のことにしか集中出来ない笑

るくん

そんなフォローいいから!笑

りくん

フォローじゃなくて本心だよ!

りくん

それにさ、俺たちがどんなに頑張って例え、るぅとくんの持ってる魅力全部手に入れても

りくん

るぅとくんを好きな子たちは、るぅとくんにしか幸せにできないんだよ?

こくん

絶対るぅとくん並に機材周りの知識頭に入れられるはずもないし!笑

さくん

お前は、自分で考えな過ぎだけどな笑

こくん

いやいやいや!!笑

あーあ、

メンバーには いつも助けられてばかりだ

到底、手には届かない存在だ

だけど、

こうやっていつまでも 一緒に笑っていたいと思う

僕が僕自身で

メンバーをすとぷりを 守りたい

るくん

みんなありがとう

りくん

こちらこそだよ

さくん

るぅとじゃなきゃだめだから
今一緒にいるんだぜ?

こくん

そうだよ!
るぅとくんがいいの!

るくん

僕も

るくん

みんなと一緒がいい...グスン

泣くつもりなかったのに

気づけば僕は3人の胸の中で 泣いていた

りくん

いっぱい無理してたんだね?

さくん

るぅとはひとりじゃないから

さくん

絶対大丈夫だから

こくん

今更気遣わないで
隠さなくていいんだよ?

りくん

うんうん!

僕の頭を大きな手で 優しく撫でてくれる さとみくんの右手も

辛かったよね、と 励まして抱きしめてくれる 莉犬の腕の中も

僕の涙を優しく 拭ってくれた ころちゃんの細い指も

ぜんぶぜんぶが 暖かくて優しかった

こくん

でも僕もみんながすごすぎて
プレッシャーな時ある

こくん

全然悪いことじゃないんだけど

りくん

分かるよ!

りくん

俺もみんなについていくの必死になってるなぁってたまに感じる

さくん

どんなに頑張っても追いつけない場所にみんないる気がしたりするよな

りくん

え、さとみくんですらあるんだ

さくん

いや、あるでしょ

こくん

みんな同じ不安抱えてたんだね

さくん

でも、悩んでもしょうがないし

さくん

俺らは俺たちらしく行こうぜ

こくん

そうだね!

こくん

誰も見捨てたりしないし、

りくん

この4人じゃなくなったら
俺は意味ないと思うし!

さくん

だな

りくん

だからそんなに
自分を追い込まないでいいんだよ

るくん

うん...グスン

るくん

本当にありがとう

さくん

るぅとはるぅとでいてくれ

こくん

寂しがり屋なところも
自分に自信ないところも

こくん

そこもるぅとくんの良さだからね

りくん

ちゃんと分かってるからね

りくん

そこも含めて好き!

さくん

俺も!

僕に向けられた この眩しい笑顔が

きっとこれからも たくさんの人を救っていくんだろう

僕もつられて笑った

ぐるぐるぐる...

突然お腹が鳴った

こくん

僕もお腹空いた!笑

さくん

なんか食いいくか!

りくん

賛成〜!

りくん

るぅちゃん何食べたい?

るくん

んー、なんだろう

ガラス越しに 4人の並んだ姿が写った

どうか3人が 幸せでいられますように

願わくば

こうしてこの先も並んで 隣を歩いていけますように

こくん

ねぇ、るぅとくん

ころちゃんに小声で話しかけられ 驚きながら顔を近づけると

こくん

僕も、ありのままのるぅとくんが好きだよ

るくん

え?

こくん

さっき言おうと思ったけど、
恥ずかしくて言えなかった...

恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた

そこまで照れるなら 言わなくていいのに、

とも思ったが そんなピュアなころちゃんが たまらなく好きだ

るくん

ころちゃん、

僕も小声で話しかける

こくん

ん?

るくん

僕はころちゃんの
全部が大好きです!

驚いた顔で僕を見つめている

さくん

何話してんの?

りくん

なになに〜?

るくん

いや、ラーメン
食べたいなぁって

りくん

お!いいね!

さくん

近くの美味しいとこ知ってるよ!

ころちゃんにはウィンクして 前を歩く莉犬たちに抱きつく

こくん

ちょっと待ってよ〜、

りくん

じゃあエレベーター1番最後に乗った人が奢りね〜!笑

こくん

え、ずるい!

さくん

ころん、早く!笑

るくん

はい、ころちゃんビリ〜!笑

こくん

ずるいって!!!

苦しいも楽しいも 全部隣り合わせだけど

どんなに辛くても 隣にこのメンバーが いてくれさえすれば

僕はきっと いや、絶対に

るぅとという僕を

生きていける

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