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主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
主だお
俺はtn
とある街の陰間茶屋一番の 陰間
影間の仕事は 舞踊や音楽、お客との会話
そして
夜のお世話
俺はどちらかというと そっちで売れたクチ
俺は 人気になり過ぎて 買って貰えなくなった陰間
色んなお客さんが死ぬ前に 有りったけの金を注ぎ込んで 会いに来るから
"赤い天女"っていう二つ名がついた くらい
だから 好きな人が出来ても
その日が最初で最後の日になる
主人
主人
tn
主人
tn
夜の為に 準備をする
すぐに挿れられても良い様に
後ろを解して潤滑油を用意する
外は夜の帳が降り始めて
遊郭特有の喧騒が聞こえてくる
ふと 襖を叩く音がして振り返る
tn
tn
それから何時間か経って
お客2人が帰って行った
俺のナカには 2人の熱が吐き出され
混ざり合い、溜まる
それを掻き出しながら 先程の2人を思い出す
やはり2人ともこれから 行く当てもない様な格好をしていた
この世の全てを忘れて 欲に乱れる姿はまさに獣
俺が感じる事はこれっぽっちも 無かったけど
ふと格子の隙間から外を見る
陰間茶屋があるこの通りの裏には 川が流れていて
ちょうどここら辺の流れが 早くなっていて
花魁や客の自殺場所や心中場所に なっている
多分彼らも ここから出たら即座にあそこに 飛び込むんだろう
幸福を大いに感じた後だから恐怖も 何も感じない
だから俺は天女と 呼ばれるんだろうけど
今日もまた2人
三途の川を渡ってしまった
天女はそれを見届けるのが仕事の様だ
主人
tn
女将
tn
tn
主人
主人
女将
でも俺を一夜買うだけでも 全財産を出さなあかんのに…
女将
主人
主人
女将はこの陰間茶屋を作ってから 金のことにしか興味なかったから
実質 俺の味方は主人しかいなかった
主人
主人
tn
俺は死ぬまで遊郭の人間
そんな俺が 手を引かれ 籠の外に連れ出されたのは
"散る花"になる 1日前
後半に続く