俺が前世の記憶を思い出してから1ヶ月
この世界の生活にも慣れた(女の子の生活にはまだまだ慣れないが…あ、あと食事はなんとかできている。)
作法と勉強と魔法と剣術を学び始め、この国の日常生活も基盤についた
ショーロット
ショーロット
この1ヶ月、様々な事を身につけ、驚いた事がある
それはショーロットの学習力だ
作法の勉強で、あっという間にバイオリンやピアノが弾けるようになり、マナーやダンス、礼儀作法も先生の見よう見まねで完璧にできるようになった。貴族のルールなんかは1度覚えたら忘れない。
勉学だってそう。1度学んだ事は絶対に忘れない。この1ヶ月間で、魔法学園で習うところも含め全ての勉学を終わらせしまった。本当は魔法研究所の各支部で習う所まで極めたかったのだが、 家庭教師のジルは 「もう私から教える事はございませんッ!!!!!!!!」と泣きながら降参された。
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
剣術に関しては3日目にして先生をボコボコにした
ショーロット
ショーロット
ショーロット
そして問題は魔法の勉強だ。
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
ショーロット
ショーロット
天夢((天の声
ショーロット
ショーロット
天夢((天の声
セナイダ
ショーロット
ショーロット
セナイダ
セナイダ
ショーロット
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
ショーロット
ショーロット
セナイダ
セナイダ
ショーロット
セナイダ
セナイダ
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
セナイダ
セナイダ
ショーロット
セナイダの過去──
あの日、私の人生は変わった。
その瞬間を、今でもハッキリと覚えている。
とても寒い冬の日だった。
その日私は、
口減らしのために捨てられた。
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
天夢((天の声
母が遊び人で、父が極度の酒飲み。
両親とも働かず、母はいつもどこかへ遊びに行って、夜、父がいない日は毎回違う男を家に連れ込んでいた。
父は酒を飲み、暴れ、出ていき、問題を起こし、帰ってきた。
まともに生きていない2人の元には子供ばかりできて、
気づけば5人兄弟になっていた
私は2人目の子供で、唯一の女の子だった
家計を支えていたのは子供たちの出稼ぎで、
私は家で家事をしながら弟たちの指示をしていた。
少し厳しい言い方をしてしまう時もあった。
でも、そうしないとあの子たちが酷い目に遭う。
ちゃんと働かなければ父に殴られる。
それは兄弟全員知っていた。
実際何度も殴られたのだから。
金をよこせと言われたらなんとしてでも出さなければいけない。
自分たちの服に使う余裕はなかった。
そして父は、賭けで負けたらしく、いつも通りお金を要求してきた。
でも、さすがに食事の分のお金は渡せなかった。
断ったら殴られるけど、皆を“これ以上”空腹にさせるわけにはいかない。
私は黙って耐えた。
その様子を見て、母は言った
「あら、私もちょうどお金が欲しかったのよ」
「食事代?そんなもので金を使っているの?」
「はぁ…お前達がちゃんと働かないから金が足りなくなってきたじゃない」
「ったく、邪魔ったらありゃしないわね」
「あ、そうだアンタ大して働いてないんだから、出ていきなさい」
女だし、力仕事はできないから家からいなくなっても特に大きな支障がない私が家から追い出された。
そうしてかれこれ3日
さまよい歩いて、いつの間にか王都という場所に来ていたらしい
裏路地でゴミを漁り食べて、なんとか生きていたけどそろそろ死にそう
あーあ、私、死ぬのかな…
長男のルーファスは頭がよく、こんな事を言ってたなぁ
「このツボの中がお金でいっぱいになったら、魔法研究所の試験を受けて、特別入学してやる。」
「そしたらいい実績を残して、いつか公爵家にでも執事として雇ってもらうんだ」
「いっぱい給料もらったら、美味しいもんたっぷり食わせてやるからな!」
魔法研究所は魔法とあるけど、魔力がなくても入れるから、ルーファスは平民なりに勉強して入学するつもりだった
受験料はどうしようもないけど、学費は入学試験の成績がよければ免除される
だから、私たちはそれを狙って密かにツボの中へお金を貯めていた
私がいなくなったから、兄弟にさらに負担がかかるんだろうなぁ
ごめんねお兄ちゃん
いつかルイ、ルカージュ、ルディに腹いっぱいのお肉、食べさせてあげてね
私、この若さで死んじゃうのかぁ
15歳、私は既に目を閉じ、死を待っていた
…
甘い匂いがする…
お腹すいた…
ヤダ
死にたくない
美味しいものを食べたい
まだ死ねないよ
兄弟たちを守らなきゃいけないのに…
…なんなんだろう、この匂い…
パン…?
パンなんて1回も食べた事ないけど、、、
近所の子が買って帰るのをよく見てたなぁ
とうとう私、お腹がすきすぎて幻嗅がしてきたのかな
にしてもいい匂い…
食べたい…
食べたいよ…
ダメだよ食べちゃ。
お腹を空かした弟たちにあげなきゃ…
いつも頑張ってるお兄ちゃんにあげなきゃ…
なにもしてない私は食べちゃだめだ…
???
…
誰?
私はゆっくりと目を開ける
ショーロット
公爵令嬢…?
なぜそんないいとこのお嬢様がこんな所にいるんだろう、、、?
ショーロット
目の前には暖かいパンが出される
死ねない
死にたくない
そう思うと同時に私はそのパンにかじりついた
なんて美味しいんだろう…
甘くて、ふわふわで、暖かい。
気づけば丸々一個平らげてしまった
ショーロット
また1個差し出してくる
まだまだ食べたいけど…
どうせまた、死ぬだけだ…
この女の子だって、私が1人で生活できるまでの食料を持ってるわけではない
だから、今ここで一時の空腹が紛らわされても、また空腹で倒れるのだ
セナイダ
ショーロット
セナイダ
セナイダ
セナイダ
セナイダ
セナイダ
セナイダ
つい自分より豪華な服を着ていた小さな女の子に嫉妬をしてしまった
何もしてないのにこの差はなんなんだ
この国の不平等さに涙が出てきてしまった
ショーロット
ショーロット
セナイダ
ショーロット
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
ショーロット
セナイダ
餓死は苦しい
ショーロット
ショーロット
…なにを言っているのだろう……
斬り殺す…?
パンはくれるのに…?
生かしておこうとしながら殺すつもりなの…?
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
それでも死にたい?
いや、
死にたくない
死にたくない
死にたくない
セナイダ
掠れた声でそう言った
セナイダ
セナイダ
セナイダ
セナイダ
セナイダ
復讐したいッ!!
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
誰かにみぞおちを殴られた感覚
セナイダ
私の意識はそこで途絶えた
綺麗な天井…
ここはどこだろう…?
ベッドもふかふか
寒くない
周りを見渡してみる
すると1番に視界に入ってきたのは
セナイダ
ルーファス
ルカージュ
ルイ
ルディ
セナイダ
セナイダ
ルーファス
ルカージュ
ルイ
ルディ
セナイダ
(((私は公爵令嬢、ショーロット・コンラードですわ。)))
セナイダ
ルーファス
ルーファス
こんな時も冷静な判断ができて、次の行動を考えるお兄ちゃんは、本当に自慢の兄だ。
セナイダ
それから公爵と話して、私たちはここでそれぞれの労働をする代わり、衣食住の保証、身の安全の保証、一定の給料もらった。
最初は下働きだったが、がむしゃらに働いていくうちに兄弟はそれぞれの役職のリーダーになっていた
ルーファスは執事長 ルカージュは護衛長 ルイは料理長 ルディは庭師長
私はメイド長になる事を一存部から勧められたが、他の方一部はショーロットお嬢様付きの専属メイドにする事が推された。
歳も近いし手の焼けるショーロットお嬢様の世話も今までの経験で耐え抜く事ができるのではないかという意見もあり、そしてなにより私の意思でショーロットお嬢様専属のメイドになる事にした。
そうしてお嬢様のそばにいるようになってから気づいたことがある
お嬢様はどうしようもないわがままな少女だったが、時にとてつもない知性を無自覚に漏れだしていた。
それは私を救ってくれた時も起こっていた
ただのお人好しバカ貴族なら、あの場で私に考えもなしにパンを与える事しかしないはずだが、
お嬢様はさらに未来を見越して判断していた。
勉強は嫌とあれだけ言って家庭教師を追い出したくらいの勉強嫌いのはずなのに、なぜなのだろう
でも、お嬢様に振り回させる日々はずっと楽しかった
でも、幸せな日々は続かない
あの事故は、突然起こった
私とお嬢様が下町へ出掛けていた時
お嬢様はいきなり道路に飛び出し、
運悪く通りかかった馬車に轢かれてしまった。
私はそれまで、人より行動が早いと自負していた
そんな私でさえ、数分呆然としてしまった
お嬢様が目の前で血を流して倒れている
やがて公爵家の者が手配されてきて、お嬢様は無事、救護される事ができた
それでもベッドの上で眠り続けるお嬢様はビクとも動かず、まるで死体のようだった
数分おきに呼吸をしているか確認をしないと、いてもたってもいられなくなった
あの事故が起きたのは私の責任だ。
この一言が全ての言動力だった
もし、これに私の責任がなく、ただの外部人なら泣き続けてもよかった
仕事に手がいかないぐらい、悲しんでいてもよかった
でも、
コンラード公爵
セナイダ
コンラード公爵
コンラード公爵
セナイダ
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
セナイダ
コンラード公爵
セナイダ
セナイダ
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
セナイダ
コンラード公爵
セナイダ
コンラード公爵
セナイダ
なぜ今そんな事を教えてくれたのだろう
…そうか、
セナイダ
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
セナイダ
事故から数日後
ショーロットが目を覚ました
私が駆けつけた時には、リーベル公爵婦人がショーロット様の相手をしていた。
でも少し、会話が成立していない
辛うじて自分の母ということは分かったみたいだけど、
どこかの国の言葉をブツブツと呟いている
この国の言葉は喋れるみたいだが、なんだか混乱しているようだった
するといきなり、
ショーロット
なんて爆弾発言だ
医者の診断によると、事故で後頭部を強打した際に、一部の記憶を失っ失った可能性があるとの事だった。
私の事は覚えてくださっていた
辞める事をその日のうちに言いたかったが、お嬢様は混乱されているため、1人にしてくれと言ったので、その日は言えなかった。
次の日、
セナイダ
ショーロット
ショーロット
セナイダ
あれ?いつもはすぐにドレスの話をするはずじゃ…?
おはようなんて返されたこともなかったし…
セナイダ
ショーロット
ショーロット
喋り方がぎこちないというか、なまっているというか…あと、
なんか発音違くない?
セナイダ
いつも通りタンスからドレスを5着ほど厳選して選んでいただく。
ショーロット
控えめに言ってるつもりなのでしょうが、割とガッツリ声に出ていますよ
とゆうか、このドレス、どれもお気に入りのはずなんだけどな
ショーロット
ショーロット様がシンプルな物を着たがるとは、、、
セナイダ
いつも通りスマートに対応していく
ショーロット様はもっとフリフリで鮮やかな色を好んでいたが…
今はそんな事気にしてられない
ショーロット
なんだろう…他の国の言葉が混ざってる気がする…
そんな感じで所々違和感が感じたものの、最後に元気な姿のショーロット様を見れて良かった、、、
さぁ、本題に入らなくては…
セナイダ
ショーロット
セナイダ
ショーロット
セナイダ
私はその悪い笑みに一生ついていきたいと思った
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
執事
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
ショーロット
コンラード公爵
ショーロット
ショーロット
コンラード公爵
コンラード公爵
ショーロット
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
コンラード公爵
手を差し出してくる
ショーロット
コンラード公爵
執事
セナイダ
ショーロット
コンラード公爵
5歳の小娘だからって、なめてもらっちゃ困るわ
たったの1週間やけど、ショーロットとは違うやり方で、
セナイダを守るで!
コメント
5件
今5歳なの?え、え、?ショーロット今何歳?え?
フォロー失礼します(*^^*)
∩(´·ヮ·`)∩ワァオショーロットかっけー