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夜
紫
…ﾖｲｼｮﾖｲｼｮｯ
橙
！
橙
紫にぃ、何してるのー？
紫
橙くん、ﾆｺｯ
紫
これは〜…、
紫
明日の学校の準備だよ。
橙
！
橙
どこの高校なの？
紫
いちご高校だよ。
橙
青にぃと一緒や！
橙
いーな〜
紫
…別に何もないよ。
橙
！
紫
あっ、ごめんね。
紫
準備終わったら一緒に遊ぼうね。
橙
ぅん、
橙
……。
橙
…学校、楽しくないの？
紫
！
紫
…うん、
紫
俺だけ皆から嫌われてる。
橙
！
紫
本当は行きたくないんだ。
紫
でも、休んだらズル休みって言われちゃうし。
橙
…そんな、、
紫
嫌われたくないって、
紫
役に立ちたいって、
紫
一生懸命どれだけ頑張っても
紫
いつも失敗ばかり。
紫
だから今までずっと1人だったの。
放課後、俺が帰ろうとしている時、
紫
…ﾄｺﾄｺ
なぁ、 紫野(紫の苗字)のことどう思う？
紫
っ！|)彡 ｻｯ
俺の名前が聞こえて、咄嗟に隠れてしまった。
青
…誰、
もぶ
知らねーの？
もぶ
あの失敗ばっかりで迷惑しかかけてないで有名なんだぞ〜？
紫
っ…！
人の役に立ちたいと頑張っても
いつも失敗ばかりでダメダメなことは
色んなところに俺の噂が飛び交っていた
青
…で？
もぶ
え？
青
…そんなの頑張ってる証拠じゃん。
紫
！
青
失敗ばかりのその子より、人の努力を笑ってる方がダメダメだと思うけど。
青
それに僕には関係ないし。
紫
…。
嬉しかった。
いつも俺のことを知ると皆は笑いだす。
なのにそれを否定してくれた。
名前も学年も知らない人。
ただ覚えてるのは髪色が水色で自分より少し背が高かったこと。
紫
…。
橙
…その人って、、
紫
…うん。青にぃだったんだ。
紫
向こうはあんな話覚えてないと思うけどね。
橙
……。
紫
…よし、そろそろ寝る時間じゃない？
紫
こんな話、聞かせてごめんね？
橙
ううんっ、
橙
話聞かせてくれてありがと！
橙
おやすみ！
紫
おやすみﾆｺｯ
がちゃんっ
青
……。
続く
コメントきたら書きます
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