愛心
あ。万次郎!それは私のチョコッ!
マイキー
食べられる方が悪ぃんだよッ!
愛心
もぉぉぉぉ…万次郎のドラヤキ食べてやる!
マイキー
あ!(泣)
マイキー
俺のぉ〜…
真一郎
おい〜愛心!ダメだろ?
愛心
でも万次郎がッ!
真一郎
たしかにマイキーも悪い。
マイキー
うぅ…グスッ
真一郎
だけどお前は
お姉ちゃんだからな?
愛心
ッ…(本日2回目…)
エマ
真兄もマイキーも!愛心お姉ちゃんは悪
くない!
くない!
マイキー
でも俺の食べたもん
エマ
じゃあ2人ともごめんなさいする!
マイキー
…ごめんなさい
愛心
ごめん。
愛心
(まぁ私も食べちゃったし…ね。)
真一郎
そーいやエマは愛心みたいに育てたのに
真一郎
エマの方がお姉ちゃんみたいだな笑
マイキー
うんうん!愛心は筋肉おばけで
真一郎
エマは料理も勉強も掃除も出来て気遣いもできるし優しいしな!
真一郎
愛心は、空手をよく頑張ってる!
愛心
ッッ…
好きで
姉
になったわけじゃない…
私はただ…
認めて欲しかった。
愛心
じいちゃん…
じいてゃん
愛心か。
じいてゃん
どうしたんだい?
愛心
私って弱い?
じいてゃん
そんなことはないぞ。
じいてゃん
たしかに万次郎みたいにパワーはない
じいてゃん
だがスタミナでいうと万次郎の3倍はある。
じいてゃん
スタミナがある方が強いんだぞ。
愛心
そっか…
じいてゃん
また。なんかあったか?
愛心
私ってなんでお姉ちゃんなの…?
じいてゃん
生まれたのが早かったからだよ。
愛心
好きで早く生まれてないのに…
じいてゃん
今はお姉ちゃんじゃなくていいんだぞ。
愛心
うんッ…じいちゃん。(泣)
じいてゃん
どーした。愛心
愛心
ありがとう…
じいてゃん
あいつらを頼んだぞ。
じいてゃん
まだまだガキなんだ。
じいてゃん
頼めるのはお前しかいない。
愛心
頑張る。
じいてゃん
無理してその格好すんなよ。
愛心
うん…
そう。私は好きでこの格好をしてない
全部
全部
万次郎と真一郎が決めた。
私を少しでも
完璧な姉
に近づけるため。
本当はこんな格好したくない
足だってスースーする。
ピンクなんて大嫌い
けど。私が少しでも姉らしくしたら
みんなは泣きながら喜ぶ。
これで。いいのかな…
ずっと偽って生きる。
本当の自分を見せたら
また…
1人になる。
マイキー
姉ちゃん!
マイキー
いい加減この部屋もっと可愛くしろよ!
愛心
あ。ごめんwめんどくさくてw
マイキー
真一郎のお下がりだからって。
真一郎
呼んだかッてまだこのまんまかよ
愛心
うん。
だってこの部屋は
まだエマが来てない時に貰った
思い出の場所だから。
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