この作品はいかがでしたか?
57
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フタフタ
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フタフタ
フタフタ
フタフタ
フタフタ
テンテン
フタフタ
ヒートが訪れたフリーのΩは、 心身が不安定になる。
それがどのような形で現れるかは 人それぞれだけど、テンテンの場合 情緒が大きく揺らぐようだった。
それに抗うように、散らばった理性を 一つ一つ拾い上げていく人を、 オレはテンテン以外に知らなかった。
沢山のΩの人に会い、それと同じだけの 希望と絶望に振り回されてきた。
ただ、会話がしたい。
そんな大それた願いじゃない ヒート中でも、ヒートに充てられても、 お互いに会話をして心を通わせたい。
たったそれだけのことがとても難しいの だと理解し、もう諦めようかと俯きかけた そのときに現れた人。
幸いにもオレにはヒートを抑える 力があり、彼の大きな助けとなれる。
フタフタ
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フタフタ
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テンテン
テンテン
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オレは今すぐ飛びかかりたい本能を 理性を総動員して抑え込み、 彼につがいの提案をした。
テンテンはオレのことを少し疑っていたが (当たり前だ、オレが彼の立場だって そうする)、最終的にオレと つがいになることを選んでくれた。
彼を抱きしめたとき、漂うフェロモンとは 別に、オレを選んでくれたという万感の 思いが湧き上がってきて目が潤んだ。
それを隠すために強く抱きしめ、 重いと取られないよう軽めに 「好き好き♡」と耳元で囁いた。
テンテン
フタフタ
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テンテン
フタフタ
テンテン
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テンテン
フタフタ
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テンテン
フタフタ
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テンテン
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テンテン
テンテン
テンテン
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フタフタ
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テンテン
テンテン
フタフタ
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テンテン
フタフタ
テンテン
テンテン
フタフタ
フタフタ
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テンテンは静かに涙を流していた。
己の性を恨んでいるのか、 これからの人生を恐れているのか。
オレができることは、せいぜい 彼のヒートを抑えることくらい。
自分の無力を感じ、心に虚しさが広がる。
そんな中でも、身を寄せ合えば少しは 孤独が薄れるかもしれない。
祈りに似た願望を乗せ、オレは テンテンを抱き込み、そっとうなじに キスをした。
フタフタ
テンテン
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テンテン
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テンテン
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フタフタ
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フタフタ
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フタフタ
コメント
1件
あとちょっとで終わってしまうのがもったいない😇つがいでワタワタしてる2人がかわいいですなぁ!