その日から私は毎日せらの病室に通った
毎日笑って気づけば夜になってしまう時もあった
あっという間に余命宣告された日の前日
おと
せら?
おと
大丈夫?
せら
うん…!
せら
私ほんとに死んじゃうのかな
おと
そんなことないって!
おと
大丈夫だから!
せら
そうだよね…
せら
ありがとう
せら
もう遅いでしょ?
せら
また明日たくさん話そ…
おと
わかった
おと
明日ね
おと
明日たくさん話そうね
おと
約束だよ!
せら
うん…!
次の日の朝
せらのお母さんから病院に来て欲しいとの連絡が来た
私は急いで行った
病室に入るとそこには冷たくなったせらがいた
おと
せら…?
せらママ
今日の5時に息を引き取ったわ
せらママ
最期までおとちゃんのこと話してたわよ
おと
せらと2人になってもいい?
せらママ
いいわよ
せらママ
ゆっくり話しなさい
おと
ありがとう
おと
せら?
おと
なんで?
おと
私たち昨日約束したじゃん!
おと
もっと喋ろうよ
おと
いっぱい遊んで出かけようよ
おと
ねえせら?
おと
起きてよ
おと
せら…
おと
これって…
私はせらの枕元にあった一通の手紙を見つけた
そこにはこう書かれてあった
おとへ
ごめんねおと。今まで黙ってて。おとと一緒にいたらとても楽しくて病気のことなんて忘れちゃうぐらいだったよ。短い時間だったけどおとと友達になれてよかった。もっとおとと笑いあってふざけあってワイワイしたかった。 ごめんね。私のせいで。天国でもずっとおとのこと応援してるよ。だって私とせらは
一生の親友だから。
ありがとうございました! 初作品どうでしたか? これからも作っていくので楽しみにしていてください🌸






