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花梨
148
博士の家。
阿笠博士
そう言って玄関を開けた阿笠博士が、深緒を見て固まった。
阿笠博士
江戸川コナン
コナン――いや、工藤新一は靴を脱ぎながら言った。
江戸川コナン
阿笠博士
博士の声が裏返る。深緒は玄関に立ったまま、目をぱちぱちさせた。
松田深緒
阿笠博士
阿笠博士
奥からぱたぱたと足音。
灰原哀
少女が姿を現した。茶色の髪。眠たそうな目。
そして、深緒を見た瞬間、空気が変わった。 警戒。鋭い視線。深緒はその変化を見逃さない。
灰原哀
小さく目を細める。 コナンが頭を掻いた。 灰原は黙ったまま。深緒を見る。観察するみたいに
深緒もまた、灰原を見ていた。そして。
松田深緒
灰原の眉がわずかに動く。
松田深緒
灰原哀
深緒は少し笑った。
松田深緒
沈黙。 博士がえっ!?えっ!?って顔している。コナンは深いため息を吐いた。
江戸川コナン
深緒は靴を脱いだ。
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
リビングへ通される。テーブル。コーヒーの匂い。 でも空気は妙に張っていた。灰原はずっと深緒を見ている。
松田深緒
灰原哀
灰原哀
松田深緒
深緒はソファに座った。
松田深緒
松田深緒
単刀直入だった。コナンと灰原の動きが止まる。
松田深緒
深緒は息を吐いた。
松田深緒
灰原哀
松田深緒
灰原が初めて、少しだけ驚いた顔をする。
灰原哀
松田深緒
深緒は静かに言った。
松田深緒
その言葉に、灰原が少し黙る。深緒は続けた。
松田深緒
灰原は答えない。コナンがソファにもたれた。
江戸川コナン
江戸川コナン
静かな声。いつもの子供っぽさは、もう無かった。 深緒は小さく目を細める。
松田深緒
ーーーーー
話の後
松田深緒
深緒はソファに深く沈み込んだ。 向かい側。コナンが、「だろーな」と疲れた顔をする。
天井を見上げた。
黒ずくめの組織。 毒薬。 人体縮小。 小学一年生になった高校生探偵。 さらっと聞かされたけど、内容は全部狂ってる。
松田深緒
ぽつり。コナンは少し笑った。
江戸川コナン
松田深緒
深緒は苦笑いを浮かべた。が、すぐに表情を固くした。
松田深緒
静かな声。
松田深緒
松田深緒
コナンが少し黙る。
江戸川コナン
松田深緒
江戸川コナン
江戸川コナン
その言葉に、深緒は数秒黙り込んだ。静かな空気。 やがて。
松田深緒
低い声。コナンの目が少し細くなる。 でも深緒は視線を逸らさなかった。
松田深緒
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
江戸川コナン
少しだけ、空気が緩む。深緒は小さく笑った。
松田深緒
その言葉に、コナンの肩から少し力が抜ける。深緒は続けた。
松田深緒
松田深緒
その言い方は、妙に大人だった。灰原が静かに深緒を見る。
灰原哀
深緒の指が、一瞬止まる。
松田深緒
とぼけるように笑った。 灰原はそれ以上何も言わなかった。コナンは小さく息を吐く。
江戸川コナン
窓の外は、すっかり夕暮れだった。
松田深緒
ぽつり。
松田深緒
江戸川コナン
“APTX4869”
深緒はゆっくり目を細める。
松田深緒
灰原が静かに俯いた。 部屋に少し沈黙が落ちる。深緒はふっと笑った。
松田深緒
コナンを見る。
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
コナンが呆れた顔をする。
そのやり取りを見て、博士が少しだけ安心したように笑った。
コメント
1件
なんか敵でも味方でもない3つ目の陣営的な存在なのいいと思う!すごすぎる… 今回も面白かった!