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9件
続きみたい!
めちゃくちゃ神やん✨️ 続き楽しみにまってます
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
If
If
真っ暗闇に包まれたオフィスでひとり呟いた
チクタクと時を刻む時計は午前3時を示していた
普通の会社員なら残業だろうととっくに帰宅している頃
ズキ
If
ここ数か月の度重なる残業のせいで寝不足なのだ
ジャラジャラ
If
If
If
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
課長
課長
一番聞きたくない声で俺は起こされた
If
課長
If
恐る恐る書類を差し出すと部長はそれを乱暴に受け取った
課長
If
課長
ドサ
これで帰れると安心したのもつかの間
新たな書類が俺のディスクに置かれた
If
俺には従う以外の選択肢がなかった
反抗したら何をされるか分からないから
同僚
項垂れている俺をあざ笑うように
むかつく笑みを張り付けた同僚がやってきた
同僚
同僚
またしても大量の書類を置いて行った
If
同僚
If
同僚
同僚
同僚
If
こいつは課長のお気に入りだから
告げ口でもされようものなら
課長から酷い仕打ちを受けるだろう
それが分かっているから逆らうことができなった
ないこ
If
悠佑
If
ないこ
悠佑
If
りうら
初兎
-hotoke-
ないこ
悠佑
If
怒号のLINEを終えるとタイピング速度を上げた
一向に減らない書類と過ぎていく時間に
内心焦りでいっぱいになっていた
If
If
If
If
If
If
きっと課長は許してはくれないだろうが
どうしても帰らなければいけないのだ
課長
If
If
課長
If
If
パシン
課長
想像どうり課長は怒って俺を殴った
たいてい怒らせるとこうなるのだ
だけど今日はこれで引き下がるわけにはいかない
If
If
課長
ドガ
容赦なく課長は俺を踏みつける
俺は必死に頭を下げて頼み込んだ
暴力に耐え続けて数分
22時を知らせるチャイムが鳴り
「仕事を終わらせてから帰るように」
と俺に言い残して課長だけ帰宅した
そして現在時刻は22時48分
If
課長が帰ったのを見届けてすぐに俺も帰宅
会社から全力疾走でないこハウスに向かっている
If
相変わらず頭は痛むし殴られたせいで身体もいたい
だけどそんな理由で休んでいる暇はなかった
If
If
If
なんとかないこハウスにたどり着いた
家の中は静まり返っていて絶望した
ファンミが終わっていることなんて容易に想像できるからだ
ないこ
足音がしてすぐにないこが玄関に現れた
明らかに怒っていていつもより声が低い
悠佑
後からやってきたアニキも同じく
俺を冷たい視線で睨んでいる
If
申し訳なさでいっぱいになった俺は
俯いたまま何も言えずに立ちすくんだ
ないこ
悠佑
If
遅れてしまったのは俺の責任だ
謝ることしか俺にはできなかった
ないこ
ないこ
悠佑
If
悠佑
ないこ
2人は失望しきった様子で悲しくなる
信頼を落としたのは俺なのに泣きたくなる
仕方がないので帰ろうと背を向けると
-hotoke-
ほとけの声で呼び止められた
-hotoke-
初兎
りうら
必死な様子で俺らの仲を取り持とうとする子供組
年下のこいつらにまで迷惑かけて
やっぱり俺は出来損ないでお荷物や
If
If
ないこ
初兎
悠佑
悠佑
りうら
パタン
言い争っている声を背に扉を閉めた
久しぶりに帰った家は散らかっていた
ディスクの周りにはエナドレの空きビン
ところどころには薄っすら埃が積もっている
食事をする気にもなれず布団へ倒れこんだ
If
If
If
If
If
なるべくいつも通りを装ってツイートをする
するとすぐに反応があったので確認をする
「お仕事忙しいのに浮上ありがとうございます」
「今日は残念だったけど明後日は楽しみにしてます」
とか
「無理していませんか?心配です」
「ゆっくりでいいので健康第一に!」
などと俺のことを心配してくれるコメントばかり
優しいコメントの数々に少しだけ救われた気分だった
If
If
その一方でアンチコメントも多かった
「久々の浮上で謝罪もなしとか最低」
「少し頭がよくて英語ができるだけでイキってる」
「心の中でメンバーやリスナーのこと見下してる」
など心のないコメントがたくさんあった
If
If
If
If
手っ取り早い気分転換の方法を調べることにした
検索結果は
"甘いものを食べる"、"仮眠をとる"、"軽い運動をする"
など定番なものばかりだった
If
If
If
If
違う内容を求めてスクロールをしていくと
気になるページを見つけたのでタップする
If
If
If
If
カッターを手首にあてがうと少し怖かった
思い切って刃を横にスライドしてみると
不思議と気分が晴れていくような感じがした
If
If
俺はその快感に夢中になって切り続けた
自傷行為とは中毒性があるようだ
我に返ったときには俺の手は血に染まっていた
If
If
If
もう1つ OD という自傷行為が目に留まった
If
ズキ
If
If
ジャラジャラ
If
If
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな
なぁな