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ハッピーエンドとバットエンドどちらもやることにしました

お楽しみに

では、スタート

あの日俺は学校へお前は家にいた

じゃあ行ってくる

おう!いってらっしゃい!

俺は学校の帰りアクセサリーショップによる予定だった

けど…予期せぬことが起こった

俺には少し前から厄介なやつがいて…

そいつは俺のことを勝手に自分の彼氏だと思っていた…

モブ

ねぇ…私のこと好きでしょ!?

は…?

そんなわけねぇだろ…てか、誰だお前…

モブ

ッ!最低ッッ!彼女の名前も覚えてないのね

喋ったことすらねぇのになんだお前…

それに俺にはちゃんとした恋人がいる

モブ

何それッ!そんなの知らないわよッ!?

言う理由がないだろ

お前の何十倍も可愛いし癒やしだ

モブ

なッ…!そんなのいるわけ無いッ!

いるから言ってんだよ

これ以上俺に近づくな

モブ

待ってッ…!!

何だったんだ…あいつ

面倒なのに捕まった…

ここ最近はずっと付きまとわれて、会うたびに俺に「彼氏でしょ!?」と言ってきた

俺はお前以外眼中になかったからうざくて仕方がなくどうにかして毎回まいていた

それでもあいつは俺を諦める気がなかったらしくあの日俺の後をつけてきた

………

モブ

…ジーッ

(視線を感じる…気持ちわりぃ…)

チラッ…

モブ

バッ…

……(気のせいか…?)

もう少し用心深くするべきだった

)いらっしゃいませ〜

すみません…ペアリングを買いたくて…

)でしたら、そちらにある……

…(これいいな)

これにします

)わかりました、お値段は……となっております

)ありがとうございました〜、またのご来店お待ちしております

……(買えた…あとはこれを潔にッ…)

モブ

凛くんッ!ギュ~

はッ!?お、おい!離せッ!

モブ

私嬉しいわ!あんなに冷たかったけど私にプレゼントしようとしてくれてたのね!

は?お前何言って…

モブ

何ってその指輪私へのものでしょッ!恥ずかしがる必要はないわッ!

モブ

私とっても嬉しいッ…!

だから何言ってんだッ!これはお前のじゃないッ!

さっさと離れろッ!

モブ

嫌よッ!もう離れないわッ!

モブ

今日は絶対に逃さないんだからッ!

お前ッ……!

最悪だった

俺はお前に指輪を買いに行ったのに…この女に捕まるなんて思ってもいなかった

そして、この女に捕まったせいで…

えッ…

ッ…何で、、お前が…?

たまたま昼飯を食いに来ていたお前に嫌なところを見られてしまった

お前は混乱しながらその場から走って去っていった

俺はすぐに振り放して、お前を追いかけた

ハァハァッ、待てッ!

ハァハァッ…タッタッタッ

おいッ!ダッ

潔ッ!ガシッ

ッ………離してッ…ハァハァ

パッ……

………

おい…潔ッ

うるせぇッ…喋りかけんなッ…グスッ

信じてたのにッ……!ポロッグスッ

ブチッ……てめぇ、人の話も聞かないで勝手にキレてんじゃねぇよッ!

ッ…!悪いのは凛じゃないのかよッッ!?

あんな道の真ん中でイチャついてッ!

あんな奴とイチャつくわけないだろッ!?

あいつは、そうゆう関係じゃねぇってッッ!

嘘だッッ!その紙袋の中身あの人に上げるやつだろッ!

俺のこと好きじゃないならッッ…付き合おうなんて言うなよッ…!ヒグッグスッ

ッ!何でそうなるんだよッ!!そんなこと言ってねぇだろッッ!?

俺ッ、、凛と手繋いででかけたことほぼ無いのにッ…!ヒクッヒックグスッ

あんなにくっついて外歩いたことも無いのにッッ…!ヒグッグスンッ

だから、俺の話を聞けってッ…!

俺にはしてくれなかったのに…ポロッ…あの人には普通にしてあげるんだッ…ポロッ

さっきから、違うって言ってんだろうがッ!

傷ついたからって文句ばっか急に言い出しやがって…

俺の話を聞かないで勝手に被害妄想してんじゃねぇぞッ!

少しは自分の勘違いかもしれないと思えねぇのかよッ!

勘違いされる俺の身にもなりやがれッ!自己中がッ!

ッッ〜!!

もういいッッ!凛何か知らねぇッ!別れてやるッ!

はッ、お前みたいな野郎こっちから願い下げだ

一生視界に入るんじゃねぇ

ッ…グッ

タッタッタッ……

俺は最低な事を言った

カッとなっていたとしても言い過ぎだった…

お前はとにかくがむしゃらに走っていた

そして、俺のせいで赤信号だった道路に突っ込んでいってしまったんだ

バァァァンッッ

大きな音を聞いて俺はもしかしたらと…走ってその場に向かった

とても見れるものじゃなかった…

走っていたお前と普通に走行中だったトラック

軽症な訳がない

血まみれのお前はその場で即死

は………?

…………

おいッ…

)誰か救急車ッ!救急車呼んでッ!

なぁ…

返事しろよ…

……

なんで……

お前ッッ……

なぁッッ!!ポロッ

………

)人が轢かれてるッ…

)え、嘘ッ…!

モブ

ッ………タッタッタッ

起きろよッ……ポロポロッ

俺がッッ…悪かったッッ…

酷いこと言ったッ…

だからッッ…戻ってきてくれ…頼むッッ…ヒグッグスッ

……

どれだけ言ってももう届かない俺の声

俺は酷く後悔した

もし戻れるのなら…もう少し冷静に話し合えばよかったと

こんな事が起きる前にあの女のことを話しておけば良かった

絶対何かできたはずだったのに

あのときの俺はダダお前に最低な言葉を吐き捨てただけ

俺はお前が死んでから何もできなくなって

一番辛い死に方で償おうとただそれだけを考えて地獄を生きていた

そう、だったね………

え…

俺全部思い出した…

ほ、本当かッッ……?

嘘なんてつかないよッ……

……俺も最低だったごめん

いや…あれは俺のせいでッ…

ううん…違うよ…

俺あの時パニックになってた…

あの凛が女の人とあんな距離でくっついてるの初めてみたから…

本当ごめん……

いや……いいんだ…

ん……

………

……俺、多分ここに未練があってきたって言ったじゃん…

あぁ…そうだな

もしかして未練が何か思い出したのか…?

うん……

それは………

もう二度と抱きしめることのできない恋人

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