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「好きだよ」
彼は何も無い日でもそう言ってくれた
でも、今回は何かが違う。
考えても何も浮かばない
ただ、いつも笑顔な彼が
寂しそうな顔をして私を見つめた
私がどうしたの?と聞いても
何も無いよと言うだけ
どうして教えてくれないの…?
私にとって特別でも君にとっては特別じゃないのかなとか、
最近おかしいよ…?
帰ってくるのも遅いし、、
浮気?
私は彼を信じてた
愛してるから。
でも、何も教えてくれないんだから
疑うしかないじゃん、
「ねぇ、浮気してるの?」
そう聞くと
彼は黙ってしまった。
なんで、?
じゃああの時の好きだよはなんだったの?
ごめん、もう私
信じれない
「別れよ…」
彼は否定することも無く
何も言わずどこかへ去ってしまった
「あ~あ、私1ヶ月後誕生日なのに」
誕生日くらい盛大に祝って欲しかったな、
それから君とは一切連絡もとらなくなった
それから1ヶ月後
私の誕生日が来た
誕生日が来ると君の事を考えてしまう。
忘れたいのに、
そういえば、理由教えて貰ってないな、
そんな事を思ってるとインターホンが鳴った
私は少し期待したんだ。
だけど宅配だった
まぁ、来るわけないよね
私何か頼んだっけ、?
そんなことを思い開けてみると
手紙と小さな箱が入っていた
手紙を真っ先に読んだんだ。
【愛してる君へ】
やっぱり君からだ
読み続けてると、
自然と涙が出てきた
小さな箱を開けるとそこには指輪が入っていた
君はやっぱり不器用だね笑
指輪をはめようとした時彼のお母さんから電話がかかってきた
電話に出るとお母さんは
彼は、1か月前に亡くなったの
と震えた声で言った
1か月前、?
そんな訳ないじゃん、?
2人で別れ話したんだよ?
ねぇ、嘘だよねッ
だけどそれは紛れもない事実だった
余命宣告されていたらしく、別れた時も何も言わなかったらしい
ただ、あの時の好きだよは
彼からの最後の言葉だった
最後に愛してるなんて、ずるいよ
私は涙が枯れるまで泣いた
やっぱり君は浮気なんてしてなかった
信じれなくてごめんね、
来世では一緒になろうね
そう誓って私は彼の元へといった