フォロワー様100人記念短編集（💛黄嫌われ兄弟パロ）

あんな家に比べたら 学校はそれなりに楽しい。 いや、結構充実してる。

友達も多いし 遊びに誘ってくれるし

さとにぃと莉犬にぃの次に 学校が好きかもしれない

いつも家を出てからは 僕の独壇場。

誰にも邪魔されない学校生活は 大いに有意義なものだった

みんなが 「授業長い、」 「学校長い。」 なんて言っているのを横目に思う。

本当にあっという間。

ただただ過ぎる時間に嫌悪感しか抱けない

こんな時間がずっと続けばいいのに

グラウンドに出て 今日の数学楽しかった なんて考えながら 駆けて行った。

ガタンッ

サングラスをかけ 柄物の黒いスーツを着た 背の高いおじさん

やばい。どうしよう。怖い。 誰？お父さん？ いつも言ってた殴ってくる人？

「餌」 その言葉にカチンときた

人身売買？！ 嘘、でも、なんで、、 どこに、誰に？いつ、？

怖い。泣き叫びたい。 逃げたい。助けて欲しい。 頼りたい。動けない。

ダメだ、弱気になっちゃ、、

『約束ね、』 『うん。』

声が震える。 声を低くしようとするも虚しく きっと威嚇になんかなっていない。

怖くないわけがない。 中学生がこんな体格のいい大人に 勝てるわけがない。

バキッ

それでも、『約束』だから。

ドカッ

自分の頭から 流血しているのが見えた。

薄れゆく意識の中で思い出した

あ、そっか、、w

ぼくが、わるかったんだ、、

僕のせいなんだ