圭佑
圭佑
圭佑
スマホを見た私の心臓はドクンと鳴った。
あぁ...この感じ久しぶりだな。
なんて返せば良いんだろう。。
もう2度と振り回されたくない。 だけど...
澪
澪
大親友の彩へ連絡をした。
彩
彩とのやり取りは毎回ものすごい早さで行われる。
お互い何かあると連絡を取り合う。
昔からずっと変わらない仲だから圭佑の存在ももちろん知っている。
澪
彩
彩
澪
彩
彩
彩
澪
澪
彩
彩
澪
圭佑
不意打ちの圭佑からの再度の連絡にすぐに連絡を開いてしまった
謝りたかった? ずっと??
澪
彩
彩
澪
彩
彩
彩
澪
過去のことや今まで圭佑と過ごしてきた時間を思い出しながら
私は眠りにおちた。
あれは忘れもしない5年前の春。
ゴールデンウィークが始まった頃だった。
二十歳を超えお酒にも慣れてきた私は週末になると友達に誘われアパレルのイベントへ遊びに行っていた。
あの日もそうだった。
そう、圭佑と出会ったあの日。
澪
桃
桃とはアパレルのイベントで知り合った飲み友達。
お酒が強くて社交的で出会ってすぐに仲良くなった。
イベントやパーティーがあれば2人でよく行くようにもなって週末はいつも一緒に行動するようになっていた。
澪
桃
桃
ロットンとは私たちがよく行くナイトクラブ。
外人好きの桃はよくここで外人と遊んでいる。
澪
澪
こんな感じでいつも通りの遊びが始まった。
IDチェックを済ませ私たちはアパレルのイベントへと参加。
中は想像以上に混んでいた。
うわぁ〜結構混んでる。 さすが週末のパーティー。
桃
桃
はにかみながら桃は明るく言った。
私と桃は2人で遊ぶようになってから
彼氏という存在とは皆無だった。
女友達と遊んでいる方が楽しい。そしてパーティーで出会った人と遊ぶことも
すごく新鮮だったんだ。
澪
桃
澪
私は指差しをしながら興奮気味に桃に伝えた。
桃
桃とはパーティーでかっこ良い人がいたらお互いにあの人かっこいい!と伝え合っていた。
だからもう、私のタイプなんて桃からすればお見通しだった。
だけど今回はいつもと違う感じがした。
心臓がバクバクするような、
お酒のせいもあるかもしれないけど一目惚れ、彼はドンピシャだった。
桃
澪
桃
桃
桃はケタケタと笑った。
どちらかというと社交的なタイプの私は人見知りせず誰とでも仲良くなる。
話かけられれば話すし、自分から積極的に話にいくこともある。
だけどこの時の私は石のように固まってしまっていた。
桃
そういうと桃は歩き始めた。
私を置いて。
そして桃は私のお目当ての彼へ接近。
彼は友達と話ていたが、桃が割って話にはいった。
えぇ〜、、どうなるの〜、、、
私にはもう桃の行動が理解不能だった。