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ふー🫧
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コメント
4件
ボクが考案した名前使ってくれてる!?きゃー♡ありがとッ🙌💞 いやぁあの北サンが泣くとは…宮たちには内緒やね🤫
さいこーう!!ありがとね!
みぅ🤍🥀だよ〜 第1話「最後のユニフォーム」、めっちゃ重くて温かくて、心の奥がぎゅってなった…🥀🤍 北さんが泣くところ、本当に衝撃だった。ずっと“完璧なキャプテン”でいるからこそ、あの場面で零乃ちゃんだけに見せた涙が純粋で苦しくて、一緒に泣きそうになったよ。 “負けたことよりチームが終わるのが辛い”って言葉、あのチームの空気とか日々を全部詰め込んだような一言で、すごく響いた。 最後の体育館の桜吹雪と第二ボタン…静かで美しい終わり方だった。まだ1話だけど、この温かい余韻はずっと残ると思う。 作者さんの「人間味のある北さん」って意図、ちゃんと心に届いたよ🌙
最後のユニフォーム
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ 主人公説明 漣 零乃(サザナミ レノ) 稲荷崎高校2年 マネージャー ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
𓐍 𓏸 𓈒 𓂃𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭𓂃 𓈒 𓏸 𓐍
冷徹なほどに高い天井から、容赦なく降り注ぐ白い光
東京体育館のセンターコートを包むのは、 鼓膜を震わせるほどの歓声と、
それとは対照的な、残酷なほどの静寂だ
ピッ、ピーー!
試合終了を告げる主審の長いホイッスルが、 私たちの冬の終わりを告げた
その瞬間、視界がぐにやりと歪む。 コートに崩れ落ちる銀色の髪、 膝をついて動けない大柄な背中。
いつもは不敵な笑みを崩さない宮ツインズが、 ユニフォームの裾に顔を埋めて肩を激しく上下させて
誰もが息を荒くし、言葉にならない 悔しさを全身から滲ませていた。
私は、コートサイドでただ 立ち尽くすことしかできなかった
握りしめたタオルの感触が、やけに遠く感じら
視線を彷徨わせた先、私の瞳に焼き付いたのは、 背番号「1」を背負った主将・北さんの後ろ姿だった。
北さんは、この春高バレーが終わったら、競技としてのバレーボールを辞めると公言していた
彼にとって いま身に纏っているこの漆黒のユニフォームこそが、 人生で袖を通す最後の戦闘服。 その事実が、胸の奥をキリキリと締め付け
北(キタ)
に言うでもなく、 ぽつりと溢れた北さんの声は、驚くほど平坦だった
いつも通りの、静かで、凛とした、兵庫の雪解け水のような声。
その一言が、私たちの敗北を決定づける境界線のように、冷たく響いた。
季節は巡り、凍てつく風はいつしか、 頬を撫でる柔らかな薬風へと姿を変えていた。
零乃(レノ)
3月。うららかな春の陽光が世界を ピンク色に染め上げる、卒業式の日
厳かな式典が終わり、 校内が解放感と別れの感傷で満ち溢れる中、
私は足に導かれるようにして、 誰もいない体育館へと向かった。
試合後の控え室は、 まるで深い海の底のように静まり返っていた
時折、鼻をすする音や、バッグのジッパーが擦れる 鈍い音だけが、重苦しい空気を揺らす。
誰もが自分の世界に閉じこもり、 突きつけられた現実と戦っていた。
その中で、北さんだけはいつもと 変わらない「日常」を刻んでいた
ベンチに腰掛け、自分の荷物を 一つずつ丁寧に整理していく。
使い古されたサポーターを綺麗に畳み、 シューズの紐を左右対称に揃えて袋に収める
その一連の動作には 焦りも 苛立ちも 目に見える 落胆すらも存在しなかった どこまでも均一
どこまでも美しい、 北信介という人間の生き様そのもののような所作だった
私は 震える手でポカリスエットのボトルを片付けながら、 そんな彼の背中を見つめていた。
かけるべき言葉が見つからない
お疲れ様でした、なんて、そんなありきたりな言葉で、 彼のバレー人生の終幕を括ってしまっていいはずがなかった
零乃(レノ)
気がつけば、掠れた声が口をいて出てい
北さんは手の動きをピタリと止め、 ゆっくりとこちらを振り返った
切れ長の、すべてを見透かすような現色の瞳が私を捉える
その表情には、やはり一滴の乱れもない
北(キタ)
零乃(レノ)
言葉を続けようとした瞬間、視界が急激に熱くなった
北さんの顔が滲んで見えなくなる。
悔しくて、悲しくて、そして何より、
北さんのバレー姿がもう見られないという事実が、 私の喉をきつく支配して、呼吸を遮った
それを見た北さんは、 困ったようにふっと目元を和らげる。
まるで、いつもの体育館で、 誰かが練習中に 小さなミスをしたときに見せるような、穏やかな眼差しだった
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
一言一言を噛み締めるように、淡々と語る
その言葉は、どこまでも論理的で どこまでも優しく、そして冷徹なほどに正しかった
やっぱり北さんはキャプテンだ
どんな時も感情に流されず、 自分を律し、周囲を導く完璧な道標だ
北さんは泣かない
このま綺麗な思い出としてすべてを完結させてしまうのだと、 私はどこかで諦め混じりの敵を抱いてい
しかし、それは私の身勝手な思い込みに過ぎなかった。
北(キタ)
北さんの言葉が、ふっと途切れた
彼の声に、わずかな、本当にわずかな「歪み」 が生じたのを、私の耳は見逃さなかった
零乃(レノ)
不思議に思って顔を上げると、 北さんは自身の膝の上に視線を落としていた
そこには 先ほど脱いだばかりの 汗の匂いが残る 背番号「1」のユニフォームが、
綺麗に四角く畳まれて置かれていた
そのユニフォームを見つめる北さんの肩が、ピクリと震えた
極小の振動 けれどそれは彼の中に眠る巨大な 感情の地殻変動が、表面につれ出た瞬間だった
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
北さんの声が、みるみるうちに掠れていく
北(キタ)
零乃(レノ)
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
さんの白い指先が 畳まれたユニフォームの生地を 壊れ物を触るかのようにそっと薄でる その指が、微かに震えていた
北(キタ)
ぽつり
静寂に包まれた部屋に、小さな、 けれど明確な音が響いたような気がした。
さんの目から溢れ出た大粒の雫が綺麗に畳まれたユニフォームのちょうど胸の「1」の数字の上に落ちた。
北(キタ)
北(キタ)
零乃(レノ)
それは、悲鳴のようだった。
いつも感情の起伏を排し 毎日を淡々と正しく積み重ねてきた
北介という人間の 生まれて初めて 剥き出しになった「感情」だ
彼の目から、堰を切ったように涙が溢れ出す
視界を遮る涙を拭うことすら忘れ 北さんは声を押し殺して泣き始めた
北(キタ)
北(キタ)
その言葉には、一切の論理も正論もなかった
ただただ この仲間たちと過ごした時間への 愛おしさと執着だけが純粋な感情となって溢れ出ていた
北さんは、完璧なマシーンなんかじゃなかった
よりも稲荷崎高校バレー部を愛し 誰よりもこの歪で 愛すべきチームの終焉を拒んでいたのだ
初めて見る彼の涙は どんな言葉よりも重く、 深く 私の胸を抉った。
零乃(レノ)
私の胸の中で、何かが完全に決壊した
堪えようとしていた涙が、滝のように頬を伝い落ちる。
視界が完全に遮られ、呼吸が過呼吸気味に荒くなる
北さんの流した涙が、私の心に潜んでいた 「悲しさ」に火をつけたのだ。
私はその場にしゃがみ込み 自分の稲荷崎と書かれた ジャケットを抱きしめるようにして
子供のように声を上げて泣いた 終わってほしくなかった
この最高のチームで、もっともっと、 長い夢を見ていたかった。
どれほどの間、二人で泣いていたのだろう
不意に、私の頭の上に、ぽん、と温かいものが触れた
涙に濡れた目を恐る恐る上げると 北さんが、涙の跡を 残した顔で けれどどこか吹っ切れたような
柔らかい「泣き笑い」の表情で私を見下ろしていた その大きな手のひらが 私の頭を優しく撫でる
北(キタ)
北(キタ)
零乃(レノ)
零乃(レノ)
北(キタ)
北さんは自嘲気味に微笑み、ポケットから取り出した白い ハンカチで、私の目元を優しく拭ってくれた。
そのハンカチからは いつも通りの お日様のようなお香の匂いがした
二人の涙がようやく収まる頃、私たちの激しくも短い 「冬」は、本当に幕を閉じたのだった。
重い鉄扉を引くと、 キィという高い音が静まり返った空間に響く
放課後の体育館には、誰もいなかった
あの賑やかだった掛け声も、床を蹴るシューズの摩擦音も、 激しく弾むボールの音も
すべては幻だったかのように静まり返っている
ただ、開け放たれた高窓から 春の風が優しく吹き込んでいた
校庭の満開の桜の木から剥がれ落ちた 無数の花びら風に乗ってひらひらと、
まるでピンク色の雪のように 体育館の床へと舞い踊っている
陽の光に照らされた床の上で 桜の花びらがキラキラと輝いていた
北(キタ)
背後から 聞き慣れた けれど少しだけ大人びた声がした
心臓が跳ねる 振り返ると そこにはブレザー姿の北さんが立っていた
いつもきっちりと閉められていた 彼の胸元は、少しだけ緩んでいて、
第ニボタンがあったはずの場所には ちぎられたような小さな糸層だけが残っていた
誰かにあげてしまったのだろうか そんな小さな疑問が頭をよぎる
零乃(レノ)
私は精一杯の笑みを浮かべて お祝いの言葉を述べた
北(キタ)
北(キタ)
北さんはゆっくりとした足取りで私の隣まで歩み寄り、 前を見据えた
彼の視線は、モップが寸分の狂いも なく綺麗に整列した用具入れや
ワックスがかけ直されて鈍い光を放つ床の木目を、 慈しむように見つめてい
そこには、もうあの背番号「1」の ユニフォームを着たキャプテンはいない
彼は今日、この学び舎を去り、 バレーボールというコートからも完全に足を洗うのだ
北(キタ)
北さんは 窓から差し込む光を見上げながら、呟いた その横顔は じられないほど神聖で、美しかった
ひらひらと舞い落ちてきた一枚の大きな桜の花びらを 彼は大きな手のひらでそっと受け止める
その手の甲には あの冬 何度もボールを拾い 仲間を鼓舞し続けた、無数の小さな傷跡が残っていた
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
北さんは手のひらを開き 風に桜を返すと、私の方をまっすぐに見つ
その色の瞳には あの冬の日の控え室で見せたような 張り詰めたさは微塵もなかった
北(キタ)
北(キタ)
北(キタ)
零乃(レノ)
北(キタ)
北(キタ)
北さんは今日一番の そして私の知る中で最も優しく 晴れやかな笑顔を咲かせた
あの冬、ユニフォームを濡らした涙は 彼の心の中で完全に消化され
未来への種へと変わったのだと その笑顔が証明していた
北(キタ)
零乃(レノ)
私の顔は目を涙でいっぱいにしていた
涙で前があまり 見えない
北(キタ)
零乃(レノ)
私は涙を拭きながら答える
拳を強く握りしめて 私に突き出して 私に何かを渡す
私は両手で その 何かを受け取る
渡されたものを見ると …
零乃(レノ)
渡されたもの それは…第二ボタン
北(キタ)
零乃(レノ)
風が強く吹き抜け 体育館中に爆発的な桜吹雪が舞い踊る
視界がピンク色に染まる中 北さんはゆっくりと背を向け、出口へと歩き出した
北(キタ)
出口も向いたまま 私に手を振る
零乃(レノ)
その背中は、どこまでもまっすぐで 凛としていて 私の憧れた「北信介」そのものだった。
溢れそうになる涙をグッと堪え 私は去りゆく その背中に静かにけれど届くように手を振った
桜が舞い散る静寂の体育館
たちの「最後のユニフォーム」の物語は、美しく、 そして新緑の明日へと向かって、
静かに幕を閉じた
最後のユニフォーム
𓈒 𓏸 𓐍𓂃 𝐄𝐍𝐃𓂃𓈒 𓏸 𓐍
あとがき
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『最後のユニフォーム』を最後までお読みいただき 本当にありがとうございました🙇🏻♀️
北さんは作中でも 完璧ロボットのように 行動してたから この 読み切りでは 完璧ロボットじゃなくて
少し 人間味のある 北さんを書いてみました~👀✨
そして 最初に主人公説明したのは いつも 作中に説明してたけど 今回は書く隙がなかったので
最初に書かせて頂きました~👉🏻👈🏻💦
そして 今回どうでしたか~? 毎回 読み切りを書くのに力をいれて色んな人たちの 読み切りで勉強しているんですけど🫣
ちなみに この読み切りは僕の友達 るなちゃ(るな)と 同じ条件で書いてみました🤭
是非 るなちゃ の方の読み切りも 見に行ってくださいね⸜🙌🏻⸝
感想や改善点色んなことを💬で教えてね🫵🏻✨️
では 次の読み切りでまた 会いましょう︎👋🏻
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