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突然ですが皆さん、 黒白はお好きですか?
俺は…大好きですッッ♡ (推しだから)
ま、今回は黒白で、 「イマジナリーフレンド」
イマジナリーフレンド ってなんぞや?て なってる方も! 読んでいただければ 分かると思うので! というか考察しながら 読んでいただきたいので!
あ、え、て! 説明はしませんッッ! 感動系かも。 初の感動系連載だわ。 じゃ、どーぞ!
君と出会ったのは、 僕がまだ小学生だった夏。
あの日も、梅雨真っ只中で 雨が降り、蒸し暑かった。
数人のクラスメイトから 虐められていた僕。
勿論周りは見て見ぬ振りで。
助けてくれる人も、 頼れる人もいなくて、 僕は孤独だって。
そんな僕を助けて くれたのが君だった。
君はあの日、太陽の ような笑顔で笑って、 僕に手を差し伸べてくれた。
虐めっ子達を睨みつけて。
初対面なのに、何故だか 凄く懐かしい感じがして、 その声を聴くと、 その笑顔を見ると、 何故だか安心できた。
それから、僕に対する 虐めは無くなった。
僕は、君という友達が できて、孤独じゃなくなった。
S
虐めっ子
ボゴッ バゴッ ドガッ
S
殴られた時、切って しまったのだろう。 口腔内に鉄の味が広がる。
大抵の日は、放課後、 空き教室に呼び出されて 虐めっ子たちの気が済む まで、殴られたり 蹴られたりした。
でも時々、先生が居ない 休み時間には、教室でも 殴られたりした。
他のクラスメイトも、 沢山見ている中で。
だけど、誰も僕を 助けようとはしなかった。
虐めっ子にノって、 「いけいけ~!w」などと 囃し立てたり、 自分は関係ない、と 無言で距離を取ったり。
それが、この学校に、 この学級に転校してきた 僕の"日常"だった。
そしていつしか僕は、 何をされても泣くことだけは 必死で我慢するようになった。
泣いたところで、 先生も、クラスメイトも 助けてくれないのだから。 「泣いてんの?wだっせッw」 とバカにされるか、 「なんで泣いてんだよ。 これじゃあ俺らが虐めてる みてぇじゃねぇかッッ!」 とキレられ、更に殴られたり するだけだから。
S
涙を抑えようと、 唇を血が出そうなくらい 強く強く噛み締めた。
S
何時間、殴られ 続けたのだろう。 虐めっ子達は、散々 僕を殴ったあと、 飽きてしまったのか 僕を置いて帰ってしまった。
朦朧とする意識。 視野は狭窄し、更に ぼやけて、ほとんど 何も見えない。
Y
S
ドアを開ける音も、 足音すらしなかった。 急に声を掛けられたので、 肩が跳ね上がり、 思わず変な声が出てしまう。
聞き覚えのない声に、 恐る恐る顔を上げると そこに居たのは 黒髪に毛先は金髪の、 長い髪を後ろで束ねた トパーズのような色の 瞳の男の子だった。
その時僕は、彼の 膝から下が透けている ことには気づかなかった。
自分を心配してくれた 人がいたことに、 自分に喋り掛けて くれたことに、 孤独だった僕は 本当に喜んだ。
嬉しくて、嬉しくて 堪らなかった。
それが君との出会いだった。
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