またまた席ががえ
自分
(ゆりあと席隣か)
自分
(まあ言うて1号車と2号車だからな)
私たちはもう既にこの時から
全く話さなくなった
だが事は突然に
大井 ゆりあ
ねぇ
大井 ゆりあ
死にたいよね?
突然の言葉に私は 驚いてしまった
どうやら同じ班の人と 何かを話しており私に聞いてきたようだ
私は正直に
自分
うん
と答えた
すると
大井 ゆりあ
だよねーー
大井 ゆりあ
じゃ一緒に死ぬ?
自分
いつ?
大井 ゆりあ
この授業終わったら
自分
いいよ
私は5年生の時ずっと 死にたいと思っていた
毎日家で
自分
もう…嫌だ…
自分
死にたいよ…
自分
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…嫌だ…嫌だ…嫌だ…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
自分
なんで生きてるの?
自分
なんで生まれたの?
自分
楽に死にたい
自分
いや
自分
消えてこの世に
存在しなかったことにしたい
存在しなかったことにしたい
自分
悲しむ人なんて誰もいない
授業終わり
大井 ゆりあ
行こ
自分
うん
私たちは屋上に行くため 階段を登ろうとした
その時だった
小松澤 真凜
ゆりあまって!
ゆりあの親友が飛び出してきた
小松澤 真凜
もう少し考えようよ!!
次の時間が音楽だったため クラスのみんなが出てきて
私たちを見て
新谷 心菜
どうしたの?
小松澤 真凜
ゆりあが死ぬって!!
それを聞いた瞬間クラスのみんなが止めに来た
新谷 心菜
やめなって!!
私のことは止めなかった
ゆりあと真凜は班が一緒だ
だから私の話も確実に聞こえてた
なのに私は止めなかった
私はその時無気力になって言った
自分
みんな大丈夫だよ
自分
うちが止めておくから
先音楽行ってていいよ
先音楽行ってていいよ
本望じゃなかった
稲田 結衣
ほんと?
稲田 結衣
ありがとう!
稲田 結衣
じゃみんな並んでー
この子は学級委員
真凜と同じ班の男子以外は 知らない
私が死にたいなんて
でもすぐにでも泣きそうなぐらい苦しかった
自分だけでも屋上に行こうと 思って足を動かしたぐらいだ
ゆりあもゆりあだよ
なんで自分だけ泣いてんの?
死にたいって思ったの あんただけじゃないよね?
本当の私はもう居なかった