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ひな
ひな
ひな
いつもの朝
いつもの電車
いつもの車両
いつも通りスマホを見ていた俺が違和感を感じたのは学校まであと2駅程のところだった。
ないこ
お尻を何かに撫でられているような感覚
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
満員電車の中、軽く体を捻って鞄をずらそうとした時
ないこ
今度こそ手だった。間違いなく。
誰のものか分からない手が自分の体を撫で回している恐怖に吐き気がした。
ないこ
焦って自分に触れる手を掴みあげようとしたが満員の電車の中では少し体を捻るのが精一杯だった。
手は段々と下がっていき、太腿の方まで這わされた。
ないこ
ないこ
ないこ
満員電車は毎朝苦痛だが、こんなにも早く駅に着いてくれと願ったのはこれが初めてだった。
どれほどの時間が経っただろう。いつの間にか学校の最寄りの駅に着いていた。
ないこ
逃げるように電車を降りて振り返るも、そこには相変わらず人が詰め込まれた車両があるだけだった。
初兎
-hotoke-
悠佑
りうら
-hotoke-
If
-hotoke-
いつも通り騒がしい教室に足を踏み入れる
-hotoke-
りうら
悠佑
初兎
If
ないこ
-hotoke-
-hotoke-
初兎
-hotoke-
りうら
悠佑
ないこ
先生
皆と話をしている時も、授業を受けている時も、正直頭の中は朝のことでいっぱいだった
If
ないこ
1限めの休み時間、背中に衝撃を感じて振り返る
If
If
そのままムニムニと頬をいじられる
ないこ
口では反抗しながらも、止めることはしない
ここだけの話、俺はずっとまろに片思いをしている。想いを告げる気は無い
だって俺は男だし、まろが俺をそういう目で見てなんて居ないことはわかりきっているからだ
If
ないこ
If
ないこ
ないこ
If
If
If
ないこ
If
ヤケになって本人を目の前にして本音を漏らす。名前言わなきゃバレないだろ。バレないよね、うん
ないこ
ないこ
If
If
にやにやしながらまろが聞いてくる
お前だよ、とは口が裂けても言えなかった
ないこ
ないこ
If
ないこ
ないこ
If
ないこ
机に張り付くまろをひっぺがして帰るよう促す。
渋々といった様子で帰って行ったまろが席に着くと同時に授業開始のチャイムがなった。
ないこ
斜め前の席に座るまろの後ろ姿をみながらボーッと考える
たった数十センチの距離がびっくりするくらいに遠く感じた
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな