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うぅ……泣ける・゚・(*ノДノ)・゚・
夏苗
藤次郎
夏苗
藤次郎
夏苗
藤次郎
夏苗
藤次郎
夏苗
藤次郎
夏苗
夏苗
藤次郎
夏苗
藤次郎
夏苗
藤次郎には、このセリフを見覚えがあった
藤次郎
夏苗
藤次郎
藤次郎は車を走らせた。
藤次郎
その山は上の雪の層が一気に崩れ、あったはずの民家なども屋根だけが見え隠れしていた。
藤次郎
藤次郎
どれだけ呼んでも返事はない。
藤次郎
藤次郎は必死に雪を掻き分けた。
シャベルなどを持ってくるんだったと後悔する。
どんどん指先の感覚を失い、赤く染まっていった。
藤次郎
凍えた風が大きく吹いた。
上から地鳴りのような音が響く。
雪崩だ。
それと同時に指になにか触れた。
藤次郎
雪から手だけが出ていた。
これだけじゃ夏苗の手かはわからないが、俺は握った。
藤次郎
藤次郎
雪崩が俺たちを襲った。
俺は気を失った。
藤次郎
香恵子
俺の妻の香恵子は、 俺を見て泣き出した。
藤次郎
香恵子
藤次郎
俺も涙が溢れ出した。
泣いたのはいつぶりだろうか。
娘を失う悲しみは大きかった。
あれから葬式も終えて、しばらく経った。
香恵子
香恵子は俺にスマホを差し出した。
雪崩に巻き込まれたせいで故障してきたが、修理が終わったようだ。
藤次郎
LINEを立ち上げる。
藤次郎
あの日の、続きのメッセージがあったようだ。
夏苗
夏苗
夏苗
夏苗
それは夏苗が5歳の頃に言った言葉だった。