五話〈千冬とお出かけ。〉
武道 たけみち
(千冬と久しぶりのお出かけ、楽しみすぎる〜!)
武道 たけみち
千冬からだ、駅の近くにあるカフェで休んでくれ、か。
武道 たけみち
分かった!千冬、俺は大丈夫だから、急がなくても大丈夫!実は俺も、待ち合わせ時間よりも、30分、早く来すぎちゃった笑
千冬
30分笑笑
千冬
それほど、俺と出かけるのが楽しみだったんだな!笑
武道 たけみち
勿論!久しぶりに、千冬とお出かけができるなんて、俺はすごく、嬉しいから!
千冬
相棒…、ありがとな!
千冬
それじゃあ、俺は、相棒の言葉に甘えて、ゆっくり、用を済ませる。
武道 たけみち
オケ、俺は、朝食を食べて、待ってるね!
千冬
あ、
千冬
朝食、食べてなかったのか、相棒。
武道 たけみち
お出かけの事で、頭がいっぱいだったから、朝食の事を、忘れてた笑
千冬
相棒らしいな!笑
武道 たけみち
笑
武道 たけみち
千冬、面白いな笑
武道 たけみち
さて、カフェに行くかぁ〜。
少し怪しい人
すみません、道を教えていただけないでしょうか?
武道 たけみち
あ、はい!道ですか?どこのお店を探してるんですか?
少し怪しい人
え〜と、お店じゃなくて、公園を探していまして。
武道 たけみち
公園ですか?どこの公園か教えてくだされば、案内出来ますよ!
少し怪しい人
ありがとうございます、え〜と、◯◯公園を探していまして。
武道 たけみち
◯◯公園ですか?(聞いた事ない、公園の名前だ。)
武道 たけみち
分かりました!それでは、◯◯公園まで案内するので、ついて来て下さい!
少し怪しい人
あ、ありがとうございます!!!優しいお兄さんで、良かったです!!!
武道 たけみち
そ、そんな、道の案内なので、簡単な事です。(この人、わざとらしい、普通の人だったら、こんな大げさにしないはず、でも、見た目は普通の人だし、警戒する必要は、なさそう。)
30分間、ひたすら歩き続けた。
武道 たけみち
(あれ、本当にこの道で、あってるのかな、もはや、公園というより、森みたいな所に、来ているのだが。)
武道 たけみち
あの、本当に、この道を通るんですか?疑いとかでは、無いです!ちょっと、心配になって…。
少し怪しい人
あぁ…、この道であっているよ、いや、もう、着いたよ。
武道 たけみち
え?
俺は、いきなり、口をおさえられた。
武道 たけみち
んん〜!!
武道 たけみち
んんん!!!(離せ!)
俺は、必死に、抜け出そうとした…が。
少し怪しい人
暴れてんじゃねぇぞ!お前は、今から俺に、OKされるんだ。
!?
武道 たけみち
(OKされる!?ま、まずい、どうしよう、早くここから逃げなくちゃ、でも…、でも…、俺、どうしたら良いか、分からない、助けて、千冬…。)
俺は、どうしたら良いか分からなくなり混乱と一緒に、ひたすら泣き続けた。
少し怪しい人
泣いたって無駄だ!大人しく俺に、ついてk…
抑えられた口が、一気に、解放された様な気がした。
千冬
相棒…?大丈夫か?助けに来た。
武道 たけみち
千冬…!!
俺は、思いっきり、千冬に抱きついた。
千冬
あ、相棒!?って…、震えてる、大丈夫だ、相棒、もう、大丈夫だ。
千冬に優しく、頭を撫でられた俺は、急いで泣き止もうとした。
武道 たけみち
千冬…!勝手に、連絡無しで、カフェで待機せずに…、ごめんなさい…。
泣き止もうとしたが、沢山の涙で、泣き止めなかった。
千冬
大丈夫だ、相棒、相棒は、悪く無い、一旦、カフェで落ち着こう。
武道 たけみち
うん…、ありがとう、千冬。
俺は、道案内で、騙されていた、怖い思いをし、なかなか泣き止めなかった俺は、千冬に、助けられた、千冬に抱きしめられた温もりは、まだ、残っている。 次回六話〈千冬とお出かけ、2。〉