めぐみ
あっあ〜!
ドサッ
優衣
やった〜!
めぐみ
次は負けないもん!
優衣
その前に休憩入れよ!
めぐみ
いいよ!
めぐみ
あっ
めぐみ
ねーねー優衣ちゃん?
優衣
ん?どうしたの?
めぐみ
昨日お母さんから聞いたんだけど
優衣
え?あれ本当に聞いたの!
めぐみ
うん
優衣
あっまさか本当に聞くとは思わなかったけど....
めぐみ
本当みたいだよ
優衣
え?
めぐみ
昨日お母さんに話したら、色々聞かれて
めぐみ
9年前にお母さんの元から姿を消した私と双子の妹が消えたって
めぐみ
その消えた子の名前が優衣って名前だって言ってた
優衣
嘘っ、嘘だよね?
めぐみ
わからない、100%ではないけど言ってたことが一致しすぎてるから多分
優衣
じゃあ私が今までお母さんって呼んでた人は?
優衣
いやいやそんなはずはない
めぐみ
優衣ちゃん?
優衣
めぐみちゃん、なんでそんな嘘つくの!
優衣
私何も悪いことしてないじゃん!
めぐみ
なんで怒ってるの?
めぐみ
私嘘なんかついてないよ!
優衣
まだそんなこと言うの?もういい!
めぐみ
どこ行くの?
優衣
帰る!めぐみちゃんなんか大嫌い!
めぐみ
えっ
スタスタスタ
めぐみ
私は本当のこと言っただけなのに....
次の日の学校終了後
めぐみ
はぁ
水々葉
んー?
水々葉
めぐみちゃん?元気がないぞー?
夏菜
なにかあった?
夏菜
話聞くよ?
めぐみ
いや、大丈夫!
めぐみ
お母さんとちょっと喧嘩しちゃって
水々葉
そっかー
水々葉
まあ元気だして!
夏菜
後で練習しよ!
めぐみ
うん
水々葉
両者見合って見合って〜
水々葉
はっけよーい
水々葉
のこった!
めぐみ
(よしそのまま前へ)
ズザザッ
夏菜
(一気に土俵際まで追い詰めるとは)
夏菜
でもめぐみちゃん、それだとこうなるよ!
めぐみ
え?
夏菜が上手投げを仕掛ける
めぐみ
(この前みたいに)
夏菜
えっ投げが効かない!
めぐみ
(一気に寄り切る!)
夏菜
あ〜負けたー!
水々葉
すごいよめぐみちゃん!
水々葉
この週末で変わりすぎてるんだけど!
めぐみ
優衣ちゃんとね、練習したんだ
夏菜
え?対戦相手の!
めぐみ
そう、その前たまたま会って、私も優衣ちゃんも対戦相手がいなかったから一緒にね
夏菜
あの時か!
夏菜
優衣だったらね〜
夏菜
納得だわー
水々葉
優衣は個人戦で1回も負けたことないんだよ!
水々葉
優衣は組むと押しの両方を持ってるからね
水々葉
めちゃめちゃ強いのよ!
めぐみ
え!じゃあやばいかも!
夏菜
大丈夫!そのために私たちがいるんだから安心して
夏菜
めぐみちゃんは覚えるのが早いからすぐに適応できるようになるよ!
めぐみ
そうかな😅
夏菜
じゃあ今日は投げ技をやっていくよ!
夏菜
めぐみちゃんのあの力だったら相手の投げを阻止するのは容易にできるはずだからいいんだけど、自分もできるようになりたいでしょ?
めぐみ
うん!
夏菜
じゃあまず組んで
めぐみ
うん!
水々葉
うわっ
ドサッ
夏菜
一日でこれほどまでの進歩....
水々葉
押しもある程度できるようになり、
かわし方、投げ方、この子やっぱりすごい!
かわし方、投げ方、この子やっぱりすごい!
めぐみ
えへへっ、ありがとう!
こうしてめぐみはついに、本番へ望むのである。