僕は、お酒に弱かった。
だから、合コンなんて巫山戯た(ふざけた)事だと思っていた。
…君と、会うまでは。
君は元気で、いつも笑顔。
ベタだけど、そういうところに惚れたんだ。
そして…僕から告白して
君の恋人となった。
僕らはとても気が合った。
好きなゲーム、本、音楽、食べ物…
両手じゃ数えきれないくらいだ。
でもひとつ。
君は、お酒が大好きだった。
飲めない自分が情けないと思った。
君は気にしないでといつも微笑みながら言っていた。
本当に、幸せそうだった。
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…
どうしてだろうか
これは、神様の悪戯…いや、僕への罰なのか?
飲酒運転の車に
君が轢かれたなんて
…嘘だよな
僕は君の遺した酒を飲む。
頭がぼんやりして、冷たい床に寝転がる。
…君が、いない?
そんなはずはない
だって
目の まえに君がいる んだよ
…なんだか、ねむたいや
僕は、君の遺した酒を
一気にぐいっと飲み込んだ。
段々意識が薄れ、
少し透けた君の手を、 しっかりと取った。
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
月宮
コメント
2件
有り難きお言葉…(´;ω;`) コンテスト、よろしくお願いします…!
素敵な表現の仕方ですね…!個人的に好きです(*´ω`*)