帰り道
蓮
青い雫、赤い雫、黒い雫
蓮
はぁー…
蓮
何で俺の家、都心方面なんだろ
蓮
登下校必ず雫が見える
蓮
人通りが少ない道だったら良かったのに…
蓮
クソっ…
蓮
何の為に彼奴らのいない高校を選んだだよ…!
蓮
これじゃぁ、意味がないじゃないか
蓮
他人の死相だったら気にしなくて良いからと思って高を括っていた
蓮
多少の関わりを持つくらいと高校生活が始まる前から決めていたのに
母
れーん!晩御飯できたわよー!
蓮
はーい!今行くー!
俺は食卓へと向かう
父のいない食卓へ
帰り道
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
母
蓮
俺は食卓へと向かう
父のいない食卓へ