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White Stage 𓂃 𓈒𓏸
12月11日
今日はホールで照明合わせ。 スタジオとは違い、少し広い空間に足を踏み入れると、照明機材や舞台セットがまだ組み途中のまま並び、少し未完成の空気が漂っている感じがする
tatuya
tatuya
辰哉が天井のライトを見上げる
shota
翔太は少し呆れたように、でもどこかワクワクした目でステージを見渡した
スタッフが慌ただしく動きながらケーブルを調整し、照明がテスト点灯を始める。 青、白、黄など…が変わるたび、影の形も変わり、ステージの表情がくるくる変化する
スタッフ
スタッフの声が響く
二人はステージ中央へ歩き、並んで立った。
ポンッ
照明が一斉に切り替わり、白い光がステージ中央に集まる
翔太が小声で言った
shota
tatuya
shota
shota
その気持ちは辰哉にもわかっていた
長くアイドルをやってきたからだ
責任を任されるほど嬉しいのに、それと同じくらいの重さが胸にのしかかる
tatuya
辰哉がいつもより低い声で言った
tatuya
翔太は「図星だな」と言わんばかりに眉を上げる
辰哉は続ける
tatuya
tatuya
tatuya
その言葉に翔太は少し驚いたように辰哉を見た。 冗談を飛ばすことが多い辰哉だけど、たまにこういう優しい面を見せてくるからずるい
shota
shota
tatuya
照明がまた切り替わり、今度は温かな金色のライトが二人の間に落ちる。
その光の中で、翔太はぽつりと言った。
shota
辰哉は明るく笑って、軽く翔太の背中を叩く
tatuya
shota
tatuya
そんな軽口を交わしながらも、二人の立ち位置は変わらずに揃っていた スタッフが次のセッティングを始め、照明が再び暗くなる。 ステージはほんの一瞬、静寂に包まれた。 この光を本番の日に完全に自分たちのものにできるだろうか。 その問いかけを胸の奥にしまい込みながら、2人はもう一度ライトの中心へと歩き出し
White Stage まで、あと14日。 光と想いを揃える準備は、まだ続く。
White stage #11
コメント
6件
ふっか、かっけぇ、
2人とも逃げないよ、強いもん…… 尊いなぁ、…