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こんな感じのストーリー初めて見ました👀フォロー失礼します!!
なんか、前回学パロっぽかったので
唐突編の学パロで
ななジェル
どぞ
少し長かった学校が終わり
ぼーっとしていたら
いつの間にか
最終下校時間
キーンコーンカーンコーン
誰もいない教室に
チャイムが鳴り響く
1番窓に近い席から
仕方なく立ち上がって
微妙な重さの鞄を持ち上げる
ふっ、と
開いた窓を眺めると
校舎の影と
風に揺れる樹木が
視界に入った
今日は
ほんの少しだけ疲れた
少し暗くなった教室の扉を閉め
下駄箱へと向かう
靴を履き替えて
隣の下駄箱に
上履きが入っているのをみて
少し落胆して
校舎を出る
ちょっと重い足取りで
正門へと向かうと
校舎のほうをみてと
促すように
風が吹く
促されるがまま
校舎のほうへ振り向くと
夏だから
まだ青い空と
雲に溶け込みそうな
真っ白な校舎があった
やっぱり、
そこに人の気配はなかった
何事もなかったかのように
顔を戻した
今日は
少し寄り道をしよう
もう
風は促さなかった
目的地は決めずに
とにかく
歩き回った
このまま
歩き回ってたら
いつの間にか
空に溶けたりしないかな
空は優しい色で包まれていた
...もうそろそろ帰らないとだ
最後にもうひとつだけ
寄り道をしよう
目的地に向かっている最中
今更
空が曇り始めた
雨、降らないといいな
でも
なんだろ
雨は降らない気がする
目的地には
先客がいた
𝑁.
その先客に
驚いて
鞄を落としかける
それで
迷う暇なんかなく
抱きつく
𝐽.
急に後ろから抱きしめられた彼は
驚いて
バランスを崩しかける
𝐽.
名前を呼ばれたけど
今は
顔を上げられない
彼の肩に頭を置く
𝐽.
𝐽.
なにも言わずに
頭を撫でてくれる
どのくらい
そのままでいたんだろう
ようやく
顔を上げたのは
赤かった曇り空が
紺色になった時だった
𝑁.
𝐽.
𝑁.
𝑁.
今更
迷惑だったかな
って気づいて
名残惜しいけど
彼から離れる
𝑁.
𝑁.
𝐽.
𝐽.
やっぱ
やっちゃったかなぁ...
また
ちょっと
落ち込む
下を向いてたら
腕をぐっ、と
引っ張られて
引き寄せられる
何が起きてるのか
理解が追いつかない
𝐽.
𝐽.
𝐽.
𝑁.
どうやら
彼に引き寄せられて
そのまま
抱きしめられた模様
𝑁.
頭が追いついてから
数秒おいて
恥ずかしさが追いついてきた
夕日はもう落ちたはずなのに
おかしいなぁ
顔が赤い気がする
一瞬
体が
カッチカチに固まって
𝐽.
彼の笑い声で
元に戻って
さっき
彼が
俺にしてくれたように
頭を撫でようと思ったんだけど
なにせ
俺の方が背がちっちゃいから
頭まで手が届かなくて
彼のほっぺに手を添える
𝐽.
気がついた彼が
俺の手に
ほっぺたを擦り付けてくる
正直
めっちゃ恥ずかしい
背が低くて良かったかも
𝑁.
𝑁.
彼の頬ずりは
猫を彷彿とさせる
𝐽.
𝐽.
𝑁.
𝐽.
𝑁.
𝑁.
𝑁.
確かに言われてみれば
いつも寝すぎて遅刻寸前なとことか
全体的に
雰囲気がなんか
ふわふわしてるとことか
𝑁.
似てるかも
彼の腕の中で大笑いしながら
𝑁.
大真面目な顔で
彼の角の位置を決める
𝑁.
背伸びをしながら
頭の輪郭をなぞる
𝐽.
笑いながら
自分の頭を搔く彼
ひとしきり2人で笑う
𝑁.
𝑁.
𝐽.
𝐽.
𝑁.
残念
綺麗な星空は見えなくて
代わりに紺色の雲が見える
″ 星が綺麗ですね ″
言えないじゃん
まあ、これでいいのかも
ちょっと不自然だし
こんな言い方で
気を引くのは
やだ
伝えるなら
ちゃんと
伝えないと
でも
𝑁.
𝐽.
それは
𝐽.
今じゃない
𝐽.
𝑁.
𝑁.
この気持ちは
君は
まだ
知らなくていい
ああ
明日からまた頑張ろう
はい
これは学パロか...?
いや違う!(((
このあと
家に帰ったなーくんが空を見ると
綺麗な星がみえたそうです