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a.m.0:17
朱莉((高校生
真一郎((高校生
真一郎((高校生
朱莉((高校生
君はそう言っていた
梅雨の時
真一郎((高校生
部屋の前で泣いていた。
真一郎((高校生
君は酷く脅えていた。
そんな話で始まる
あの 夏の日の 記憶だ 。
朱莉((高校生
朱莉((高校生
朱莉((高校生
真一郎((高校生
朱莉((高校生
そんな君に俺は言った。
真一郎((高校生
朱莉((高校生
財布を持って、
ナイフを持って、
携帯ゲームも
カバンに詰めて、
真一郎((高校生
真一郎((高校生
朱莉((高校生
朱莉((高校生
朱莉((高校生
人殺しとダメ人間の
朱莉((高校生
旅だ____
そして俺らは逃げ出した。
この狭い狭いこの世界から
真一郎((高校生
朱莉((高校生
君と2人で。
真一郎((高校生
真一郎((高校生
朱莉((高校生
真一郎((高校生
真一郎((高校生
君は何も悪くないよ
朱莉((高校生
朱莉((高校生
真一郎((高校生
そんな嫌な共通点で
僕らは簡単に信じあってきた。
朱莉((高校生
君の手を握った時、
微かな震えも
既に無くなっていて＿＿＿＿＿
誰にも縛られないで2人で線路の上を歩いた
金を盗んで、
2人で逃げて、
真一郎((高校生
朱莉((高校生
額の汗も、
落ちた眼鏡も、
真一郎((高校生
あぶれ者の小さな
逃避行の旅だ___
真一郎((高校生
真一郎((高校生
真一郎((高校生
真一郎((高校生
｢ちゃんと救ってくれるのかな？｣
朱莉((高校生
朱莉((高校生
朱莉((高校生
朱莉((高校生
「自分は何も悪くないと、
誰もがきっと思ってる｣
真一郎((高校生
あてもなく彷徨う蝉の群れに、
水も無くなり揺れ出す視界に、
迫り来るう鬼の激号に、
バカみたいにはしゃぎあい
朱莉((高校生
真一郎((高校生
ふと君はナイフをとった
朱莉((高校生
朱莉((高校生
真一郎((高校生
朱莉((高校生
「死ぬのは私だけでいい」
ｼﾞｮｷﾞｯ、((切
真一郎((高校生
そして君は首を切った
真一郎((高校生
白昼夢を見ている気がした
警察
築けば俺は捕まって、
5年後
真一郎((大人
真一郎((大人
君が何処にも見つからなくって
君だけが何処にも居なくって_____
そして時は過ぎて行った
ただ暑い
暑い日が過ぎていった
マイキー
エマ
おじいちゃん
家族も
若狭
弁慶
武臣
クラスの奴らも居るのに
朱莉
君だけは何処にも居ない
真一郎((大人
真一郎((大人
真一郎((大人
真一郎((大人
9月の終わりにくしゃみして
6月の匂いを繰り返す
真一郎((大人
真一郎((大人
頭の中を飽和している。
真一郎((大人
真一郎((大人
もういいよ。 逃げ出してしまおう。
真一郎((大人
真一郎((大人
【曲名】 あの夏が飽和する。
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