鍵がかりの心

あれから1週間

私自身も彼らに少しずつ慣れた頃だった 。

ちゃんと会話もできるようになって 、

連絡先も全員と交換した 。

だから安心だと思っていた 。

彼らが帰ってくるのは16:00 。

それまでは全然時間がある 。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

彼らだと思って 、外に出てしまった 。

＿ いた 、笑

＿ 来い 。

＿ やっとおきたか 。

どうやら玄関で意識を失ったらしい 。

気付いたら椅子に座らせられてて 、暗い部屋にいた 。

目の前にいるのは 、再婚相手 。

＿ ずっと探してたよ 。

＿ あの後 、あいつとは縁を切った 。

＿ でも 、居なくなったあともずっとお前が恋しかった 。

＿ 会いたくて 、早く顔を見たくて 。

＿ でも 、会えなかった 。

＿ 俺の行動は愛のしるしなんだよ 。

＿ あ ？なんか言ったか ？

＿ 口答えすんなよ 。

あの時 、シャオロンさんが教えてくれた 。

拒否しても 、あいつだけは追ってくるって 。

＿ 急に喋るようになったな 。

＿ 新しい家で育てられたんだろ ？

＿ その口 、もう喋られないように教育してやるよ 。

ﾊﾞﾝｯ

私は強い 。

絶対に負けない 。

ﾄﾞﾝｯ

ｺﾞﾝｯ

頭から血が出ている 。

＿ 何も喋れねえよな ？

＿ そんなボロボロで 、笑

＿ 生意気だね 。

＿ もっと強くしないとだめかな ？

＿ ねぇ 、聞いてんの ？

＿ 口悪いね 。

＿ それとも家で学んだの ？

＿ 俺に口答えするとか 、度胸あるね 。笑

＿ あいつから学ばなかったのか 、

＿ 口答えしたら 、

＿ 暗闇に閉じ込められるって 。

暗闇 、暗闇だけはいや 。

＿ おい 、立てよ 。

＿ 何言ってんの ？

ｺﾞﾝｯ

もう 、無理かも 。

意識が飛びかけたその時 。

＿ っち 、また来たのかよ 。

＿ 覚えてろよ 、

警）誰か1人お願いします 。

ゾムさんに抱き抱えられて帰った 。

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