抱きしめていた涼ちゃんから離れる
藤澤 涼架
落ち着いた?
○○
おかげさまで
○○
ありがとう
藤澤 涼架
いえいえ
藤澤 涼架
またいつでも頼ってねぇ
○○
うん!
○○
そろそろリビング戻らないと
藤澤 涼架
行こっか
若井 滉斗
○○!
大森 元貴
!
もっくんが慌てて立ち上がる
大森 元貴
遅かったじゃん
大森 元貴
何話してたの?
さっきは怒ってたのに
今度は心配そうに話しかけてくれる
藤澤 涼架
しっかりお話出来てよかったよぉ
○○
おかげさまで元気です!
○○
心配かけてごめんね
○○
みんな気づいてくれてたんだよね
大森 元貴
○○が元気なら大丈夫だから
大森 元貴
今度からはいつでも僕に言ってくれていいから
○○
ありがとう
若井 滉斗
...
藤澤 涼架
ん?どうしたの?
藤澤 涼架
じっとこっち見てるから
若井 滉斗
別に
藤澤 涼架
えぇ?なに?
藤澤 涼架
気になるって笑
大森 元貴
とにかく○○が元気になれてよかった
大森 元貴
なんか一気に力抜けちゃったわ
○○
ほんとにごめんね💦
大森 元貴
連絡来ない時からずっと心配だったからさぁ
大森 元貴
今日はもう寝る
藤澤 涼架
はや!!
大森 元貴
疲れたから
若井 滉斗
俺はちょっと練習してから寝るわ
大森 元貴
りょーかい
藤澤 涼架
僕も肌ケアしないと
大森 元貴
じゃあおやすみ
藤澤 涼架
おやすみ〜
若井 滉斗
おやすみ
○○
おやすみなさい!
大森 元貴
いや○○も行くから
○○
え?
若井 滉斗
あ、連れてっちゃうんだ
大森 元貴
うん
若井 滉斗
素直だな笑
○○
いいけど...
○○
じゃあみんなおやすみ
若井 滉斗
おやすみ
藤澤 涼架
おやすみぃ(* ˊ꒳ˋ*)
大森 元貴
ほら行こ
大森 元貴
もう寝たい
慌ててもっくんの後について行く
大森 元貴
今日も一緒にねよ
○○
もっくんからなんて珍しい
○○
明日雪でも降るんじゃない?
大森 元貴
僕真面目なんだけど
○○
ごめんごめん笑
○○
いいよ、一緒にねよ!
もっくんの隣に潜り込む
大森 元貴
涼ちゃんと何話したの?
○○
えっと、
○○
悩み事聞いてもらってた
大森 元貴
ふーん
何故か少し不貞腐れた顔になる
○○
怒ってる?
大森 元貴
なんで?
○○
顔にそう書いてあるから
もっくんが小さくため息を着く
大森 元貴
僕そんなに顔にでてんの?
大森 元貴
さっき若井にも言われたんだけど
○○
出てるよ笑
大森 元貴
映画の役者もやってるのにそれはダメじゃない?
○○
でも演技は上手いんだよね...
大森 元貴
なんでだろ
○○
きっとその役になりきれてるんだよ
○○
自分の事のように演じられる
○○
だからもっくん本人の感情は表に出ないんじゃない?
大森 元貴
なるほどねぇ
大森 元貴
だったら○○は名女優だね
○○
え?
大森 元貴
良くも悪くも感情を隠すのが上手い
○○
それ褒めてるの?笑
大森 元貴
褒めてないよ?笑
ひとしきり2人でくだらない話をした
ほんとにくだらない話
でも
それが楽しい
○○
そろそろ寝ない?( ¯꒳¯ )ᐝ
大森 元貴
眠くなってきた?
○○
うん、
大森 元貴
わかった、
大森 元貴
おやすみ
○○
おやすみぃ
もっくんに背を向ける形で寝る
なんだか今日のもっくんは大人しい笑
○○
...寝ちゃった?
そっともっくん顔をのぞく
もう眠っているみたい
○○
可愛いなぁ
小さく微笑む
○○
もっくん、
○○
私ね
○○
大切な人ができたんだよ
大森 元貴
...
○○
いつも優しくて
○○
かっこよくて
○○
でも抜けてるところもあって
○○
些細な変化に気がついてくれて
○○
ほんとに大好きなの
○○
でもね
○○
その人"達"に負担をかけちゃってるんじゃないかって
○○
私のせいで
○○
私が居なかったらもっとお仕事にも集中できるのかな
天井に向けて手を伸ばす
何も掴むことの出来なかった手が
空を切った
○○
だからね
○○
私決めたの
○○
もう泣かないって
○○
強く生きるって
○○
だから大丈夫
○○
もう今までみたいに迷惑かけないから
ゆっくりまぶたを閉じる
○○
ごめんね
○○
頼ってばかりで
○○
ごめんなさい
ゆっくり息を吸い
ゆっくりはく
明日も
明日も晴れるといいな







