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ガッシャーン!

ザフキエル列車はネツァクへ突っ込んでしまう

マーガレット

トレンシー!2回目ですわよ!!

トレンシー

ごめんね〜けど着いたからよし!

アット

よしなのぉ…?

アン

安全運転できないのか…

トレンシー

できるよ!でも今は緊急事態でしょ!

ポール

確かにです

スカアハ

スカアハは楽しかったからいいよ

アルフレッド

んで、デウス様ネツァクへ来たけどー?

デウス

……なにか気配をかんじるわ

ゲルーゴン

我もなにか禍々しいものを…

バゴォーン!

アン

なんの音!?

アット

あ、あれ見て……

ネツァクの城の方から漆黒な何かが現れ

それは宙に舞い、姿を変えていく

それと同時期に、箒に乗ったセレナがこちらに向かってくる

セレナ

みんなっ……!

アン

セレナ、無事だったのね!

ポール

良かった、ウッドさんは……

セレナ

はやく逃げて!!

トレンシー

なにごとです!?

ドォォオオオオオオオオ──

種子らしきものが辺りに降り注ぐ

マーガレット

っ……が!?

トレンシー

あぁ……

アルフレッド

どうしたー!?

それはマーガレットとトレンシーに当たってしまう

スカアハ

マーガレット、トレンシー!

ポール

大丈夫ですか……!!

2人とも息をしておらず目を見開いたまま倒れている

アット

アン姉これって──

アン

し、死んでる……

スカアハ

う…そだ……!

ゲルーゴン

いや本当だ、さっきのでやられたんだ

デウス

わたくしに任せなさい──っ!?

今度はデウスに向かって漆黒の種子が降り注ぐ

デウス

がっ……これは…くっ

アット

デウス様!

アン

動けるの…!?

デウス

動けないっ……この闇、生きてるわっ…

デウス

あぁ……

デウスは種子に飲まれてしまった

マーガレットとトレンシーも種子に飲まれていく

ゲルーゴン

デウス様!

スカアハ

そんな、みんながやられていく(´•̥ω•̥`)

ウッド

……はは

アン

だ、誰よ!?

セレナ

あれはウッドよ……

セレナ

訳あってこんな姿に──

ウッド

〈アティエル〉

ウッドが死の種子を辺りに撒き散らす

セレナ

あれに当たると死ぬわ!

アン

だからどうするのよ!?

ゲルーゴン

とにかく安全なところに行くぞ

ゲルーゴン

デウス様がいなくなった以上、死ぬと生き返ることはできぬ!

セレナ

地下シェルターがあるわ、そこに行きましょ!

一同はネツァクに備えている地下シェルターに向かった

セレナ

ここなら安心よ!

アルフレッド

ようやくゆっくりできますねー

スカアハ

マーガレット、トレンシー……スカアハを置いていかないで

ゲルーゴン

これはどうしようも無い、デウス様も……

ポール

生きている可能性はないのですか?

ゲルーゴン

……極端に低いだろう

アット

悲しいけど、今は前を向かないとぉ!

アット

何も変わらないよぉ!

スカアハ

そ、そうよね(。•́ωก̀。)…グス

スカアハ

スカアハ、仲間の分まで頑張る

ポール

そうですね、なんとかこの状況を打破しましょう

アルフレッド

うんうん、ところでなぜウッドはあの姿にー?

セレナ

まずウッドは…ネツァクの王子だったの

セレナはクリフォトで知った事実について話す

アン

……えっ!?

アット

それじゃあ僕たちは王子のそばで旅をしていたのぉ!?

セレナ

そうなるわね…

ゲルーゴン

今は2人の記憶が混合しているのだろう?

ゲルーゴン

ならば片方の記憶……というか人格を離すことができれば──

セレナ

それだとどちらかは死んでしまう

スカアハ

肉体は1つしかない、どちらか亡くなってしまうのは仕方がないよ

セレナ

だって……

セレナ

どっちも好きだもん!

アルフレッド

おーここで告白ですかー!

セレナ

初めは王子のことが好きだった

セレナ

けど、旅をしていくうちにウッドのことも好きになって

セレナ

よく分からなくなってしまったの……

アン

女として分かるわその気持ち

セレナ

えっ……?

アン

私も大好きな人が2人いたんよ

アン

けど選べなくて、結局告白もできなかった

アット

そうだったのアン姉!?

アルフレッド

男のぼくが言うのもだけどロマンチックだねー

アン

よし、2人とも助けましょ!

ゲルーゴン

まじで言ってるのか!?

アン

セレナの告白も応援したいし、やっぱ旅をしてきた仲間だからね!

スカアハ

それは……確かに

ポール

ならボクも協力するよ

ポール

肉体は最悪ロボットでなんとかなるから

アルフレッド

ロボットとか…本人がどう思うのー!?

ゲルーゴン

……そうならば我も手伝うぞ

セレナ

みんな……ありがとう!

バゴォーン!

すると突然、シェルターの天井から爆発音が鳴り響く

地下シェルターの天井に穴が空いた

セレナ

ぇえええええ!?

セレナ

超丈夫なシェルターなのに!?

ポール

誰かいます!

ゲルーゴン

こんなことする奴1人しかおらぬだろう

ゲルーゴンの言う通り、今大胆な行動をする人は1人しかいない

ウッド

……ここにいたか

闇に纏われているウッドが宙を舞っていた

セレナ

ウッド、もうこんなことやめて!!

アン

早く目を覚ましなさいよ!

ウッド

っ……嘆かわしい

ウッドはシェルターにいる全員を念力で浮かす

アルフレッド

な、なんだこれー!?

ゲルーゴン

お主そのような力があったのか

ウッド

ずっと隠れられると困るからな

ポール

まさか───

ポール

〈センソリー〉痛覚

ウッドは地下シェルターから外に放り投げた

アイオロス

っ……外で何が起きてるの!?

アイオロス

早くこれを解きなさい!!

ムネーモシュネー

外をご覧下さいアイオロス女王

ムネーモシュネーは窓の外に視線を向ける

そこには暴走したウッドと仲間がいた

アイオロス

あの姿は……

ムネーモシュネー

クリフォトにて真実を知り絶望した姿ですわ

ムネーモシュネー

言いましたよね、王子は生きていると

アイオロス

ウッドさんが王子だったっていうの…!?

ムネーモシュネー

理解が早くて助かりますわ

ムネーモシュネー

そして、これを知ってますわね?

ムネーモシュネーはアイオロスにクリファを見せつける

アイオロス

クリファ…!?

アイオロス

どうして貴方が──

ムネーモシュネー

これも計画のためですわ

アイオロス

それをどうするおつもりで?

ムネーモシュネー

それはその時になってからですわ

ムネーモシュネー

ふふ、それにクリファはもうすぐ完全に戻りますわ

ムネーモシュネー

彼が暴走したおかげでね

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