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図書館の悪魔

図書館の悪魔

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1

『図書館の悪魔』第1話

♥

50

2021年10月06日

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なぁ祥太!

祥太

ん?

最近よく聞く「図書館の悪魔」って知ってるか?

祥太

あー、よく噂になってるよな。

「図書館の悪魔」とは、西図書館である条件を満たせば

恨みを持った人への「復讐」の手伝いをしてくれると言う噂だ

俺あれの依頼の仕方分かったんだ!

祥太

へぇー

…冷たくね?

祥太

どうせただの噂だろ?

でもわかんねぇじゃん

祥太

うーん、

んでそのやり方だけど

祥太

いや聞いてねぇよ

まず本を返却するときに白い栞を挟むんだ

その白い栞には赤いペンで自分の名前と花の絵をかいておく

祥太

それだけ?

そしたら休憩所の左から3番目の席に座ると

それで申し込みが完了するらしい

祥太

へぇー

祥太

あの時はああ言ったが

祥太

実は俺も少し気になっていた

祥太

どうしても殺してやりたい奴がいるからだ

祥太

栞ってこれでいいのかな?

祥太

これを挟んで…

祥太

これ、返却でお願いします

 

分かりました。1点の返却ですね。

 

ご利用ありがとうございました。

祥太

…よし

祥太

あとは休憩所の3番目の席に座る

言われた通り3番目の席に座る

祥太

…あれ?なにこれ?

いつの間にか紙切れを持っていた

それにはこう書いてあった

祥太

『ヨヤクカンリョウ。ツギノドヨウビニオナジセキニスワッテクダサイ。』

土曜日

祥太

(…ホントにこれでいいのかな…)

祥太は先日と同じ3番目の席に座った

???

お待ちしておりました

祥太

…うわっ!

???

三木祥太様ですよね?

祥太

あ…はい

紅莉

私は本紅莉(もと あかり)です。「本」と書いて「もと」と読みます。

祥太

ごっ、ご丁寧にありがとうございます、、

見た目は普通の人で、変な人には見えなかった

紅莉

私は「復讐」のお手伝いをしております。

紅莉

依頼された事ならば何でも致しますよ。

紅莉

「動機」があれば…

紅莉

それで、どの様な依頼ですか?

祥太

あ、はい、

祥太

実は…

小学生の頃

祥太

ただいまー

祥太

あれ?お母さん?

祥太

お母さん!起きてよ!

お母さんは首に吊った様な跡を遺し、亡くなっていた

祥太

前の日までそんな前兆無かったのに…

祥太

急に、急にっ…!

祥太

警察にも自殺で片付けられて…

紅莉

…分かりました

紅莉

犯人の目星は?

祥太

…分かりません

紅莉

ありがとうございます。

紅莉

ターゲットが分かり次第、またご連絡致します。

祥太

わかるんですか?

紅莉

勿論です。

 

 

 

祥太

あれ…いない…?

祥太

夢?

手に何か持っていた

祥太

『イライヲショウニンシマシタ』

2日後…

祥太

手紙が来てる…

祥太

『ターゲットガワカリマシタ。スグニニシトショカンヘキテクダサイ』

祥太

すぐに…?

祥太

もう行かないとかな…

紅莉

お待ちしておりました。こちらへ来てください

祥太

はい

祥太

(図書館にこんなとこあったのか)

紅莉

ターゲットが分かりました。

紅莉

すぐに抹殺しますか?

祥太

はい。

紅莉

ワカリマシタ。

その瞬間、彼女の雰囲気が変わった

紅莉

ターゲットハココニイマス

祥太

え…

紅莉

オ母サンハ確カニ自殺デシタ。

紅莉

ソレヲ自殺に追イ詰メタノガターゲットデス

祥太

…早く抹殺してください!

祥太

早く!

紅莉

ワカリマシタ

バン!

祥太

うっ…

祥太

がはっ…!

紅莉

教エテアゲマショウ。

紅莉

アナタハ小学生ノ頃

紅莉

同級生ヲ虐メテイタコトガアリマスネ?

祥太

それは違う!ただ揶揄っただけだし、今は関係無いだろ!

紅莉

ソレガ原因デソノ人ハ自殺シタ

祥太

黙れ!

紅莉

ソノ事ヲ聞イタオ母サンハ自分ノ子供ガシテイタコトニ気ヅケナカッタコトニ責任ヲ感ジ自殺シマシタ。

紅莉

って、もう意識無いか

紅莉

私達はたとえターゲットが依頼主だったとしても

紅莉

抹殺しますから

???

誰二言ッテルノ?

紅莉

分かんない。

???

ホラ、今日ノ報酬ダヨ

紅莉

ありがとう。早く帰りましょう

第1話、END

2話あるよん

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コメント

3

ユーザー

エー!!凄すぎて公式かと思った!

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