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ドンドンドン

ドアが激しく揺らされる

その瞬間ドアが激しく壊れメンバーたちはその光景に息を呑んだ。

のあさんが床にうずくまっている姿、周りに散らばった鏡の破片、そして、その破片から滴る血。

部屋は静寂に包まれていたが、その静けさの中には無数の感情が渦巻いていた。

N_🌷

のあさん…!!!!

なおきりさんが最初に声を上げて駆け寄る

その顔には驚きと痛みが入り混じった表情が浮かんでいた。

ほかのメンバーも続いて足元の破片を気にしながら、慎重にその場に向かう

T_⚡

のあさん…!しっかりして!!!!

たっつんさんの声も震えていた。

のあさんの体は無防備で、血が流れ続けている。

誰もがその異常さに気づいているのに、誰もがどうしていいのか分からなかった。

J_🦖

何してるんだよ…のあさん…。

じゃぱぱさんは自分の心が切り裂かれるような思いを抱えながら、やっとの思いでのあさんの腕を掴んだ。

のあさんは無反応だった。

目も虚ろで、何も感じていないかのように見えた。

その顔に、以前見せていた笑顔はもうなかった。

その代わり浮かんでいたのは、深い疲れと、無気力

Y_🍗

のあさん…!!!!!!!

ゆあんくんは必死に呼びかけるが、のあさんはただ、血に染まった床に座っているだけだった。

どこか遠くを見ているように何も言わず、何も動かず。

M_👓

これじゃダメだよ…

もふくんが無気力感に打ちひしがれながら呟く。

S_🐸

のあさん…お願いだから目を覚まして

その言葉に反応することなく、のあさんはただ無言で体を震わせながら縮こまっていた。

何も答えず、ただその場で静かに存在しているだけだった。

その瞬間メンバーたちの心の中にのあさんを支えられない自分たちの焦りと罪悪感が広がっていた。

のあさんは目を開けたまま、何も見ていないようにただ無表情で座っていた。

その目からはまるで命を失ったかのように光が消えていた。

周囲の声が響いても、耳に届かないようだった。

まるでのあさんが遠くへ行ってしまったかのように。

その時、のあさんは突然、低い声で笑いだした

N_🍪

ふふ…

最初は軽く、だんだんと大きくなり、どこか狂ったような笑い声が部屋に響き渡る

N_🍪

ふふ…

N_🍪

あはは…!

N_🍪

あははは!!!!!

その笑い声には、どこか痛みと悲しみが混じっていた。

それはまるで自身の存在が無意味だと言っているかのようだった。

破片が身体中に刺さっていることにすら気にせず、のあさんはそのまま床に座り込み、笑い続けていた。

N_🍪

こんなに痛いのに…笑わなきゃいけないんだ

その言葉が、まるで自分を讃えるかのように響く。

誰もがその様子に言葉を失い、ただただ見守るしか無かった。

メンバーはその異様な光景に心を痛めながらもどうするべきか分からず、立ち尽くしているだけだった。

N_🍪

…もう何も…怖くない…

のあさんは続けて、破片を自分の身体に押し込むように動かし、また笑い続ける

N_🍪

ふふふふ

その目にはもはやメンバーも映っていなかった。

ただ1人、何かに取り憑かれたかのように笑い続けていた。

その瞬間えとさんが声を上げた

E_🍫

のあさん…!お願い…!

E_🍫

その手を…手を…止めて…!!!

しかしのあさんはそれを聞くことなくただ静かに狂った笑いを続けていた。

私は今日も私を偽る

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