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雨上がりの日、屋上にて。

第1話 - わたしのアール１

2020年06月07日

#ボカロパロディ

#君が飛び降りるのなら

#わたしのアール

#友情

#創作

koyami@学生

…死にたい。私―琴葉葵は今、屋上にいる。目的はもちろん飛び降りること。靴を脱ぎかけたときに、三つ編みの女の子がいた。

…

葵

ねぇ…やめなよ

口をついて出ただけ。ホントはどうでもよかった。先を越されるのが何となく癪だったから。

三つ編みの子は語る。どこかで聞いたようなこと。

運命の人だった、どうしても愛されたかったんだ。

その子は快斗のことが好きだったらしい。告白するためと声をかけようとしたときに…

快斗

なぁ、あかり。
俺と付き合ってくれ！

あかり

…！はい！

え…っ…？

たまたま快斗の告白現場に居合わせたのだと、そういった。

ふざけんな！そんなことくらいで私の先を越そうだなんて！欲しいものが手に入らないなんて奪われたことすらないくせに！

話したら楽になった。

そういって、三つ編みの子は屋上から出ていった。

何となく飛び降りるのが嫌になって、今日はそのまま帰ることにした。

今回はここでおしまいです。他のボカロ・ボイロのネタも突っ込むのでごちゃごちゃしてしまいました… ボカロパロディってかなり難しいんですね… 『自殺』を題材にした二つのボカロ曲を混ぜたら面白そう（小並感）からできた見切り発車の物語。今さらですが自己解釈注意の話です。『わたしのアール』は、無意識に生きたいと願っていて、もっとひどい状況の人がいると自分を止めていた女の子が限界を迎えてしまい、誰にも止めてもらえず飛び降りようとする話と解釈。初見で泣いたあと未成年観察を聞いて救われました。気が向いたら続けます。コメントやいいね、ブックマークなど励みになります。