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J.n.g
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うわ…第2話、一気に引き込まれました。チャンビンが連れ去られた後のバンチャンの必死さ、そして「俺が実験体になる」って自己犠牲の申し出…心臓がギュッと苦しくなりました。研究員が「利用価値・極めて高い」って記録するシーン、嫌な悪役感が滲み出ててぞっとした。でも最後の「嘘だった」がすごく刺さる…守るって決めたのに、もう小さな嘘で誤魔化さなきゃいけない関係になってる切なさ。続きが気になりすぎます。
翌日、バンチャンは目を覚ました瞬間、隣の檻を見た。
毎日の日課で、やるべき事。
bangchan
返事がない
いつもなら、証明が点くと同時に眠そうな声が返ってくる。
けど、今回は怖いくらい静かだった。
bangchan
やはり返事はない
バンチャンは立ち上がり、鉄格子へ駆け寄った。
隣の部屋は誰もいない、静かな冷たい空気だけが残っていた 薄い毛布だけが床に落ちている
bangchan
酷く胸騒ぎがする
bangchan
監視カメラを見上げる
監視カメラが口を持っている訳じゃない、だから何も教えてくれない
bangchan
小さな拳で鉄格子を叩いた。 痛いはずなのに、痛みなんかそれどころじゃない 自分の感情を抑えるのに精一杯の行動だった
bangchan
その時
廊下の奥から、複数の足音が聞こえてきた 白衣を着た研究員
そして、黒い制服の看守
研究員
研究員
bangchan
bangchan
研究員は顔色を変えず黙っていた。 その顔だけでもバンチャンはチャンビンの在処を彼らは知っていると分かった
その時、バンチャンの両腕を看守が掴む。
bangchan
必死に抵抗するがやはり大人には勝てない
bangchan
看守
bangchan
どう足掻いてもビクともしない それでもバンチャンは暴れ続けた。
bangchan
bangchan
長い廊下 いくつもの扉 そして
実験室の前まできた瞬間だった
changbin
静かな声。 その声を聞きバンチャンの動きが止まる。
bangchan
扉が開く 室内中央に大きな透明の壁。 その向こう側にチャンビンが座っていた。
両腕と両足を固定され、身動きができない
bangchan
バンチャンは透明な壁へ駆け寄った
bangchan
チャンビンは泣いていた。 怖いものを見た時に彼はあんな風に泣くんだ。
今、チャンビンはすごく怖いはずなのに バンチャンは自身の愚かさで押し潰されそうな感覚に陥った
changbin
その一言でバンチャンの表情が変わった いつもの優しい顔ではない、悪魔のようなもの
bangchan
研究員
bangchan
先程まで泣きそうだった少年の声とは思えないほど 低く、恐ろしいものだった
研究員
それでも彼らには届かない
透明の壁の向こうでは実験の機会の準備が進められる。 バンチャンは必死に透明な壁を叩いた
bangchan
bangchan
その様子を監視カメラでみている研究員が興味深そうに観察している
研究員
研究員
どこからか、ノイズの入った声で、実験開始と命令が下される。
bangchan
機械音が聞こえ始めた頃、同時にチャンビンの身体も小さく強ばる 声を押し殺している
バンチャンは何度も壁を叩いた
bangchan
チャンビンは涙で濡れた顔をあげる
bangchan
必死に笑いかけ、安心させようとする でも、チャンビンは苦しそうに目を閉じ、顔を下げた。
その瞬間
バンチャンの中で何かが切れた
bangchan
研究員が一斉に顔を上げ、バンチャンの方へ顔を向ける バンチャンは決心したように拳を握りしめる
bangchan
bangchan
bangchan
声が震えていた バンチャンは本当は怖かった。凄く怖くて仕方なかった それでも目の前で大切な人が傷つけられているのを見て、黙っていられるほど薄情ではない
静寂 やがて、研究員達は互いに顔を見合わせる。
実験責任者らしき男がゆっくり笑った。
研究員
研究員
bangchan
研究員
bangchan
研究員
一瞬、間があった 透明な壁の向こうに目をやると、チャンビンが小さく首を振っている
changbin
その姿を見て、バンチャンは頷いた。
bangchan
その言葉をきき、研究責任者の笑みが深くなる。
研究員
『A-001、A-013に対する極端な保護行動を確認』
『自己犠牲傾向あり』
そして最後には 『利用価値- 極めて高』
その日から実験の内容が変わった チャンビンが規則を破れば、バンチャンが変わりに罰を受けた
チャンビンが食事を残せば、バンチャンの食事が無くなった。
チャンビンが泣けば、バンチャンが実験室へ連れていかれた
初めの頃はチャンビンは理由は分からなかった
数日後
changbin
鉄格子越しにチャンビンが小さく呟く
bangchan
changbin
bangchan
バンチャンは笑った。
changbin
changbin
先程までの笑顔が消えた。 そして、その問いにバンチャンは答えない。 分かっているはずなのに、沈黙が何よりの答えだって
チャンビンの目から涙が落ちる
changbin
bangchan
changbin
bangchan
バンチャンは鉄格子へ近づく。
bangchan
bangchan
bangchan
少しの沈黙の後
changbin
changbin
小さな手が伸びる 鉄格子の隙間、二人の小指が触れた
changbin
バンチャンは否定できなかった。 やがて
bangchan
小さく答える
けれど、それが初めてチャンビンについた
嘘だった -
研究員達の目的はただひとつ、バンチャンのチャンビンへの執着を利用し、完璧な番犬に育て上げることだった。