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8話です

〜注意〜 通報はしないでください 本人とは関係ありません

ないこ

りうら、ここにご飯置いとくね

シーン

ないこ

・・・・。

ないこ

テクテク

ガチャ

ほとけ

あ....

悠佑

・・・・。

初兎

...ないちゃん....

いふ

...ないこ、りうらどう?

ないこ

相変わらず反応無し

あれから数週間、りうらはずっと 部屋に引きこもってしまった

理由は分からない。けど、 何かで自分を責めていたのは分かった

そうじゃないとあんなに 「俺のせい」なんて言わない

ないこ

どうしちゃったんだろう....

悠佑

今、りうらに話しかけても聞いてくれない気がする

悠佑

今はそっとしておこう

ないこ

うん....

りうら

・・・・。

ないくんが、ご飯を 置いた音が聞こえた

りうら

ごめんね...

りうら、今なにも食べる気が 起きないんだ

っと言って数週間経った

お腹空かないし、眠くもない

最近、一睡もしていないからクマだらけかも、鏡見てないけど...

りうら

ボー...

あの夢を見て、俺は初めて感じた

なにかは分からない。 黒くて重くてずっと まとわりついてくるものを

りうらのせいで、みんなの 大切な人を奪ってしまった

りうら

こんなことならいっそ、消えちゃおうかな...

部屋の机に薬が入った ビンを見つけた

りうら

これで いい の かな ?

りうら

わ かん ない

ゆっくりとビンに手を伸ばした

そのあとは、どうでもよかった。

なんだか気持ちが軽くなって、 浮いた気がした

りうら

フラッ

バタンッ

ほとけ

い、今のなんの音?

ないこ

りうらの寝てる部屋からだ!!

悠佑

なんかあったんか??

初兎

俺、見てくる!

ガチャッ

ガチャッ

初兎

りうちゃん!

ドアを開けるとりうちゃんが 倒れていた

近くには蓋が開いた 空のビンが転がっていた

初兎

(まさか...)

初兎

りうちゃん起きてや!!ユサユサ

りうら

・・・・。

初兎

...りうちゃん....

初兎

なんで...

りうら

んぅ....

りうら

あれ...?ここは...

そっか、俺死んだのか

周りを見てもなにもない 真っ白い世界だ

りうら

なんにも無い世界...

あーあー

君、こっち来ちゃったの?

りうら

だ、誰?

後ろに気配を感じた

振り向かないでね

じゃないと、君は二度と帰れなくなっちゃうよ

りうら

ここはどこなんですか?

ここは、天国でも地獄でもない。境目だよ

りうら

なんで、りうらはここにいるの?

君にはまだやることが残ってる。死なすわけにはいかないよ

色々、夢で教えてあげたのに

まぁ、昔の記憶ないからしょうがないか

りうら

まさか、夢で出てきた赤髪の子って...

過去の君、未来の君だよ

りうら

りうらは大切な人を...

りうら

もしかして、お母様とお父様が殺された夢を見せたのはあなたなの?

それは違って、君の敵が勝手に君にやったことなんだ

りうら

もしかして、イビル?

そう。あいつらは、君たちの星を支配し始めている

完全に支配される前に止めるんだ

りうら

りうら...もう消えた方がいいんじゃ...

そんなことない

お兄さんたちも心配してるよ

早く帰ってあげて

君たちが世界を救ってね。

りうら

(眠気...が...)フラッ

りうら

っ...はっ!ガバッ

りうら

ぁ...(元の世界に戻ってきたのか...)

りうら

ん...?

初兎

すぅ...すぅ...

りうら

(うわっ!初兎ちゃん!?)

初兎

りう...ちゃん...
なんで...(寝言)

りうら

・・・・。

お兄さんたちも心配してるよ

りうら

(心配...させちゃったんだ...)

りうら

ナデナデ

りうら

ごめんね。心配かけて

初兎

んぅ...ゴシゴシ

初兎

え、あ、りうちゃん!?

りうら

やっほー

初兎

俺、死んだ??

りうら

w...死んでないよ?

初兎

あ、あれぇ??

初兎

ダッダッダッ

り、りうちゃんが 目覚ました!

え、まじ!?

え?りうらって... とりあえず2階いくぞ!!

ドタバタドタバタ

りうら

お、おぉw(すごい音w)

ガチャッ

ないこ

りうらぁ!!ガバッ

りうら

うおっw

ほとけ

りうちゃん....生きてた...生きてた...ポロポロ

悠佑

よかった...

いふ

心配すんじゃんか

りうら

ごめん...

ないこ

りうら、急に死んじゃったからどうしようかと思ったよ

りうら

ほんとに!ごめん!

りうら

もう二度とこんなことしないから!

ほとけ

絶対に??

りうら

うん

初兎

本当に?

りうら

う、うん

いふ

誓う?

りうら

誓います...

ないこ

無茶しない?一人で抱え込まない?

りうら

・・・・。

素直に「うん」と言えばいいのに 何故か言葉を選んでいる

言葉が詰まった

なんでかな。

悠佑

ササッま、まぁ生きてくれたからよかったやん

アニキは、慌てて2人の間に入った

りうら

(アニキナイス!)

ないこ

う〜ん、そうだけど...

ないくんはまだ何か言いたそう

りうら

(何とか話題を変えないと💦)あ、そういえばさ

りうら

りうら、寝てる間に不思議な夢を見たんだ

いきなり俺に視線が集中した

ほとけ

もしかして、それ誰かいた?

りうら

うん

初兎

いむくんも同じような夢を見たって言ってたで?

ないこ

じゃあ、2人が見た夢って同じ、てこと?

ほとけ

うぅん...多分、内容までは一緒じゃないと思う...

りうら

りうらの夢の中では、りうらたちが住んでた星が支配されかけてる、て言ってた

りうら

だから...

ほとけっちは、俺の言葉を遮った

ほとけ

救って欲しいって?

りうら

うん

ほとけっちは、続けて言った

ほとけ

僕が見た夢は、りうちゃんと同じようなことを言われたのと

ほとけ

僕らは星を救う鍵だって言ってた

ほとけ

あと...

初兎

あと?

ほとけ

僕らが生まれた星に行く方法...

ほとけ

あの人はすぐに分かるって言ってた...けど、まだ分からない...

ほとけ

どうしたらいいのかな...

ないこ

本...ボソッ

りうら

...本?

ないこ

あ、

ないくんは慌てて 口に手を当てた

初兎

本ってなんの本や?

ないこ

...掃除してたら屋根裏で見つけたんだ

ほとけ

どんな本?

ないこ

詳しくは、あまり見てないから分からないけど...俺たちが住んでた星の本っぽかった

悠佑

それ、どこにあるん?

ないこ

確かここだっけな

ないくんは、机の引き出しを開けた

ないこ

これだ!

それはかなり分厚く 茶色っぽい古い本だった

ほとけ

よし!見てみよう!もしかしたら、なにか隠されてるかも!

ピラッ

ほとけ

・・・・。

ないこ

・・・・。

2人は急に真顔になり、 なにも言わなくなった

初兎

え?2人とも?

悠佑

大丈夫か?

ほとけ

あ、うん、大丈夫だよ

いふ

なんか書いてあった?

ないこ

えぇと...それが...

いふ

ちょっと見せろバッ

ほとけ

あ、ちょっ!

ないくんがずっとおどおとしていると まろが本を取り上げた

いふ

...は?

あにきも近づいて中を見た

悠佑

なんやこれ...

初兎

やばっ...

りうら

ちょっと!りうらにも見せて!

俺は、ベットから上半身を 起こしている状態だったから 中を見れていない

いふ

あ、あぁええよ

まろはそう言って中を見せてくれた

りうら

え...

そこには見たことない文字が たくさん並んでいた

りうらたちの星の 言葉なのだろうか?

りうら

(これじゃ、分からない...)

りうら

次のページめくってもいい?

ないこ

あ、うん

ピラッ

りうら

...っ!?

ページをめくると 驚きのものを目にした

りうら

み、みんな!!

ほとけ

おわっ!?

悠佑

な、なんや!?

初兎

きゅ、急に脅かさんといて?

りうら

ご、ごめん💦

ないこ

なにか見つけたの?

りうら

あ、うん!これなんだけど...

そのページを開くと 絵が描いてあった

文字は相変わらず分からないけど 絵だけは理解出来た

そこには、サイコロっぽいのが 書いてあった

りうら

サイコロなのかなって

ないこ

確かに...

ほとけ

もしかしたら、サイコロを探せば僕たちの星に行けるのかな?

初兎

でも、サイコロなんて...

りうら

う〜ん...

俺は首を傾げた すると...

リーンリーン

りうら

!?

りうら

(ん...なんだこれか...)

動いた拍子に ネックレスの音が鳴った

りうら

(ん??この形って...)

りうら

あっ!!

いふ

おわっ!今度はなんや!?

りうら

サイコロってもうりうらたち持ってるじゃん!

いふ

え?持って...あぁ!!

ないこ

そうか!

初兎

気づかんかったな!

悠佑

なるほどな!

ほとけ

え、え?みんな分かるの?

いふ

あほとけだ

ないこ

うん、あほとけだ

ほとけ

グサって刺さるからやめて

ほとけ

分かんないよぉ!教えて!

いふ

はぁ...鈴だよ・す・ず・!

ほとけ

あぁ!

ほとけ

でも、僕が持ってるのはサイコロの1面だけだよ?

初兎

みんな持ってるやん

ほとけ

あぁ!そっか!

ないこ

くっつけてみる?

悠佑

よしっ!やってみるか

ほとけ

待って、サイコロってどんな感じだったけ?

りうら

りうらできるよ!

いふ

よし、頼んだ!

りうら

じゃあ、みんなネックレス外して

りうら

ここをこうやって...こうして...

カチャカチャ

りうら

これで...できた!

カチッ

ピカーン!!

急にサイコロから 眩い光が出てきた

ないこ

くっ!!

ほとけ

うわっ!眩し!

悠佑

な、なんや??

初兎

みんな、絶対離れたらあかん!

いふ

なんか...見えて...きた...?

りうら

うぁっ...

眩しさのあまりに 慌てて俺は目をつぶった

りうら

(うっ!なに...これ?)

喉が痛い

鼻からは、煙や鉄の匂い... 血の...匂いがする そして...

たくさんの人が倒れていた

ぎゃぁぁ!おかぁさーん!!

やめてぇ!ポロポロ

りうら

グッ

たくさんの人の悲鳴に思わず しゃがみこみ耳を塞いだ

助け....てよ...バタッ

やっと...来たか...

フフッ...会いたかったよ

不気味な笑い声 そしてあの嫌な声が聞こえてきた

俺はこの一瞬で殺意を感じた

りうら

い、いやぁ!!ブチッ

思わずサイコロを1面だけ 取ってしまった

りうら

はぁはぁ...はぁ...

いふ

....?

気が付くと部屋に戻っていた

ほとけ

り、りうちゃん!?

初兎

大丈夫か?

りうら

あ、ハァハァ...うん...大丈夫...

悠佑

なんかあったんか?

りうら

ううん、大丈夫ニコッ

ないこ

ほんとに?

りうら

・・・・。

りうら

もしかしたら、今のりうらたちの星かもしれない...

いふ

え...?

りうら

だって、あいつが...

やっと...来たんだ...

脳内に過ぎる記憶

りうら

...いたんだ...

ほとけ

まさか...

ほとけっちは、察したような顔をした

りうら

イビルが...

初兎

!?

悠佑

イビルって、あの...

いふ

...俺たちの星を支配しようとしてるやつ?

まろは、俺に聞き返すように言った

りうら

そう

ほとけ

もしかして、僕たち自分たちの星にワープしたってこと?

ほとけっちは、言った

初兎

そうなのかも

ほとけ

だったら、早くそっちに行ってみんなを助けようよ!

ないこ

ま、待って!

ないくんは慌てて言った

ないこ

りうらは、完治してないし

ないこ

もしかしたらもうここには戻って来れないかもしれない

ないこ

だから大切なものをまとめてから、あと能力の強化をしてからの方がいいかもしれない

悠佑

それもそうだな

ほとけ

で、でも星のみんなが...

ほとけっちがそんなことを言うのも 分かる。あんなの見たらね...

初兎

いむくん...

初兎ちゃんは、ほとけっちの肩に 手を置いた

初兎

りうちゃんの完治のほうが大事や

ほとけ

...うん

ないこ

じゃあ、みんな各自部屋に戻って大切なものまとめといて

ないこ

そしたらリビングに集合

ほとけ

分かった

初兎

OK

悠佑

じゃあ、また後でな

ないこ

りうら立てる?

りうら

あ、うん

ないこ

立てそうだったら後でリビング来てね

りうら

うん

ガチャ

バタン

ないくんがドアを開けると みんなは、出ていった

でも...1人だけ残っていた

りうら

・・・・。

りうら

まろ?

いふ

あ、なに?

声を掛けるとまろは、急に我に返った

りうら

...行かないの?

いふ

ごめん...考え事してた

いふ

...またあとで

りうら

うん...

ガチャ

バタン

りうら

(何かあったのかな?)

りうら

あ...

手にあったサイコロを思い出した

1面取れている...

転がったパーツに 手を伸ばした

ズキッ

りうら

いた''っ!!バッ

右目が急に痛くなって、 慌てて抑えた

りうら

(なんで...)

いふくんの部屋

いふ

・・・・。

何か違和感を感じた

こっちの世界に戻ってきたとき、 りうらの右目に模様みたいのがあった

でも、一瞬で消えた

いふ

なんだったんだろ...

〜9話に続く〜

今更だけど追記 鈴=サイコロのネックレスです 鈴って表現したりネックレスって 表現したりするかも...

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