失恋した。
放課後の教室、大好きな先輩に私の親友はこういった。
水季 月愛
水季 月愛
るな自身悪気なんて無いと思う。
なんならこれからの2人を応援したいとまで思えた。
でも、どこか遠くの自分は先輩の返事が 嫌、であって欲しかった。
翠 治羽
翠 治羽
廊下でひっそりと盗み見るのも嫌になって 髪も服も、スクールメイクもぐちゃぐちゃになるくらい走って門を出た
通っている高校が公立だから家まで徒歩片道30分だ。
その中を猛ダッシュで走ったからか、20分程で自宅前に到着した
もう少し早く気づきたかった。
学校にカバンを忘れてしまった
でも、走って所為か学校まで歩く体力は残っていない。
荒い呼吸を無理矢理でも抑えようと口を勢いよく食いしばって、近くの公園で休すもうとヨタヨタと歩き進めた
その後学校に取りに行けばいいと頭で考えた
夏に近づくと綺麗に開花する藤棚の下に腰を下ろして 悟りを開いた
今はなんだか心の傷を癒すことも出来なかった
流れる涙はもう止まったはずなのに
思い出すと腹の底から涙が込み上げて来て 視界が大きく歪んだ
なんにもないのに涙と一緒に得体の知れない 苛立ちが込み上げた。
今までに感じたことはあるはず。でも私はこれが何なのかは分からない
私は改造人間のように、愛と悲しみの感情しかもって居ない。
恋なんてしても、結局こうなる、
昔からそうだった。 でも、恋なんて本気でしたのは初めてだった
初恋は小学生2年の春だった。
でも呆気なく幕を閉じて、
小学生6年の冬、隣のクラスの女の子を好きになった
みんなは応援してくれたけど、ある日を境にそれはなくなった
女の子同士って確かレズっていうんでしょ?,w キモイね,w 百合じゃん,wやばッ,w 何それ,wえとちゃん男の子みたい,w
そんな心もクソもない言葉を浴びせられた
そして高校2年の春。私の恋は呆気なく終わった
涙が止まらないなか。ゆっくりと学校へと足を運んだ
♡80 NEXT……
コメント
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続きめっちゃ楽しみ!! 百合全然いいと思うのに否定するとか終わってる!!みこ心の中書くの上手すぎでしょ!!