Side TOYA
病院に行く道中、俺は司先輩に尋ねた。
冬弥
あの、司先輩。先程、『これぞ名案!!』とおっしゃっていましたけど、”名案”って何ですか?
すると、司先輩は、自信満々の顔で
司
ああ、教えてやろう!名付けて___
司
”思い出させる作戦”だ!!!
と言った。
冬弥
思い出させる....作戦?
司
ああ、そうだ!彰人は冬弥のことを忘れているんだろう?だったら、思い出させる他ならない!!!
冬弥
な...成程....!凄いですね、司先輩。
司
当然だ!!オレは未来のスターだからな!!
司
お、着いたぞ、冬弥。
冬弥
あ、そうですね。では、行きましょう
司
ああ!!
司先輩の声を合図に、俺達は病院へと足を踏み入れた。
Side AKITO
【コンコン】
突然、オレのいる病室のドアがノックされた。
彰人
どーぞ
オレが言うと扉が開いて、司センパイが入ってきた。
彰人
あ、センパイ....来たんすね
司
なんだ、その「なんで来たんだこの人」という顔は!?
彰人
あーはいはいそうっすね。病院なんで、静かにしてもらえます?まあ取り敢えず、そこ座ってくださいよ。
司
ああ!感謝するぞ!!
司センパイはそう言いながら椅子に座った。
彰人
そういや、今日は神代センパイと一緒じゃないんすね、センパイ。珍し。
オレがそう言うと、司センパイがこう言った。
司
ああ、類か!類なら、今日は用事があると言っていてな!2人で来たんだ!!
彰人
は?2人って....誰っすか?もう1人。
司
ん?もう1人か?冬弥以外に誰がいるんだ!!
彰人
(ん?トーヤ...?)
彰人
センパイ。その、『トーヤ』って人、ここに連れて来てもらえます?
司
ああ、分かった!では、少し待っていてくれ!!
彰人
了解です
Side TOYA
いきなり、音もなく病室のドアが開いて、中から司先輩が出てきた。
冬弥
あ、司先輩...
司
本当だったんだな。
冬弥
····え?
司
彰人がお前のことを忘れているというのは、本当だったんだな。
司先輩が、深刻な顔をしてそう言った。
司
ああ、そうだ。冬弥。
冬弥
あ、はい。どうしました?司先輩。
司
彰人に、冬弥を連れて来て欲しいと言われたんだ。病室...入らないか...?
司先輩が、心配そうに俺に聞いた。
冬弥
····っ....分かりました、行きます。
少々躊躇ったものの、彰人の病室へ入ることにした。するとその時、背後から声がした。
???
やあ司くん、青柳くん。
司
ん?おお、類ではないか!
冬弥
え?か、神代先輩...!?どうしてここに....!?
類
司くんに聞いたんだよ。丁度用事が済んだから、来てみたんだ
冬弥
あ、成程....
司
では、類も来たということで、行こう!
類&冬弥
うん/はい
司
彰人、待たせたな!冬弥を連れて来たぞ!!
彰人
本当っすよ、どんだけ待たせるんすか、センパイ。
彰人
····って、神代センパイ!?
類
やあ、東雲くん
彰人
なんでここに!?
類
司くんに聞いたんだよ。丁度用事が済んだから、来てみたんだ
彰人
成程
類
それで、東雲くん。
”青柳くんのことは思い出せたかい?”
Side AKITO
彰人
·····トーヤ....アオヤギ....
オレが呟いた瞬間、いろいろなことがフラッシュバックした。
彰人
·····っ!!う"っ....!!
司&類
彰人!!/東雲くん!!
彰人
····っ!はぁ...はぁ...はぁ...
司
大丈夫か?彰人
彰人
···ごめんな....
冬弥
え?
彰人
ごめん、ごめんな...!冬弥....!!
冬弥
····!!彰人....!!
彰人
冬弥....!!
彰人&冬弥
うわぁぁぁ.....!!(泣)
冬弥
良かった....!!
彰人
冬弥....ただいま...!!
冬弥
ああ、おかえり、彰人....!!
司&類
フフ/ふふ
司&類
良かったな/ね、2人共
しょうふゆ@類冬→神
はーい!いかがでしょうか!!最後まで見てくれてありがとー!!
しょうふゆ@類冬→神
えーと、気が向いたら後日談を書くつもりです
しょうふゆ@類冬→神
大事なことなのでもう一回言います。
気が向いたら後日談を書くつもりです
気が向いたら後日談を書くつもりです
しょうふゆ@類冬→神
最後まで見てくれて有難う御座居ました!!
ばいふゆ~!