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ノア・ポプラ

......おかあさん、あの綺麗な人だーれ?

少女ノア・ポプラが指差したのは、

黒いドレスに白いエプロンとキャップ姿の年頃の女性だ

母セレナは娘の質問に内心で首を傾げた

特別綺麗だとは思わないが、 とりあえずあれは——。

セレナ(母)

綺麗な人?

セレナ(母)

あぁ、あれはメイドさんよ

ノア・ポプラ

.....メイド?

ノア・ポプラ

.......あっ

その瞬間、雷に打たれたようにノアの脳裏を様々な情報が駆け巡る

ノア・ポプラ

———私.....メイド....飛行機....

ノア・ポプラ

名前.....私の名前は....

ノア・ポプラ

桃華のあ‼︎

のあは過去の記憶を取り戻した

前世でメイドを こよなく愛していた事

セレナ(母)

ノア?

セレナ(母)

どうしたの?

セレナ(母)

どこか痛いの?

ノア・ポプラ

——え?

ノア・ポプラ

あ.....

ノアは泣いていた 慌てて涙を拭う

ノア・ポプラ

んーん、なんでもないの

ノア・ポプラ

目にゴミが入っただけ

セレナ(母)

そう。

セレナ(母)

じゃあ、そろそろ帰りましょうか

ノア・ポプラ

うん!

ノア・ポプラ

それがのあの今世の名前だ

年齢は6歳 家族構成は母セレナと自分2人だけ

父親はいない

ブラウンの髪と瑠璃色の瞳を持つセレナに対して、

ノアは桃色の髪と瑠璃色の瞳を所有している

おそらくだが、桃色の髪は父からの遺伝だろう

さて、どうやら桃華のあは ノア・ポプラとして生まれ変わったようだ

異世界に...

ノアがこの世界を異世界だと判断した理由は

魔法である

セレナ(母)

優しく照らせ『ルーチュ』

セレナの指先に優しい光が灯る

この世界には魔法が存在するのだ

 魔法の才能の有無は5歳ごろに街の教会で判定されるのだが

ノアには才能がないらしい

教会の奴

魔力の気配は感じます

教会の奴

ですが、魔法を発動されるには何かが足りないようです

そう告げられて当時のノアは残念がっていたが、今となってはどうでも良い事

ノア・ポプラ

(だって私はメイドになるんだもの)

ノア・ポプラ

(別に魔法が使えなくて困る事はないわ)

幸いな事に、この世界ではメイドは現在の職業だ

この機を絶対に逃すわけにはいかない

久しぶりに世界が色彩で満たされていく高揚感に、心が躍った

セレナ(母)

あら、今日のノアはご機嫌ね

セレナ(母)

何かいい事あったのかしら?

ノア・ポプラ

うん!でも、秘密なの!

ノア・ポプラ

その時が来たら教えてあげるね!

セレナ(母)

あらあら

セレナ(母)

なら、楽しみにしてるわね

ノア・ポプラ

うん!

この世界では15歳で一応成人という扱いになる

仕事に就くのはその時だろう

母にはその時に伝えればいい

当時のノアはそう思っていた

別れは突然やってくる事は前世でも 学んでいたはずなのに...

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