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あ、おねいさんの名前、私の名前と同じだ。私、姉が頭も悪くてだめだからって。うちにいろんなことを教えさせて。姉にはそんなことしないのに。ずるいですよね
ホワイト
ホワイト
ホワイト
ホワイト
ホワイト
私が一人暮らしをしている理由は
一年前
あの日がきっかけだった
一年前 怜羅6年生
桜ママ
桜ママ
怜羅(小学生
こうすけ(弟
怜羅(小学生
この子はこうすけ
私の5つ下の弟
女の子みたいに可愛くて、この頃はまだ7歳
そして
みつきお姉ちゃん
怜羅(小学生
みつきお姉ちゃん
みつきお姉ちゃん
怜羅(小学生
怜羅(小学生
みつきお姉ちゃん
姉ちゃんは、そういって元気に自分の部屋へと戻った
こうすけ(弟
怜羅(小学生
怜羅(小学生
こうすけ(弟
怜羅(小学生
こうすけは人より物覚えが遅くて、できない事があったらすぐに癇癪を起こして泣いてしまう
"私が泣かせた"と思われてお母さんに怒られる
お姉ちゃん何だから
しっかりしなさい
いっつもこればっかり
じゃあ、なんでみつきお姉ちゃんには言わないの?
なんで?
なんで私ばっかり?
なんで
なんで
なんで
なんで
なんでっ!
理由を聞くと、お姉ちゃんも物覚えが他の人より遅い障害があるらしい
最初は納得した
でも
やっぱりずるい
同じ"お姉ちゃん"
なのに
私ばっかりこんなことをする
正直言ってもう嫌だ
辛い顔をしていると
何かあったの?
どうした?
よく聞かれるw
お前たちだよ?原因は
爆弾に火薬を敷き詰めるかのように、私は心のなかに『我慢』という物体をためていった
その我慢は、いつ爆発するかわからない、時限爆弾のようになって行った
怜羅(小学生
怜羅(小学生
怜羅(小学生
お父さんもお母さんも『将来で役立つから』と言って私にご飯の作り方をたくさん教えてきた
お父さんの御飯もお母さんの御飯も美味しくていつか、作れるようになりたいと思っていた
今は違う
これも教えているのは私だけ
みつきお姉ちゃんにも教えろよ
不平等だろ
そんな事に言えない
言えるわけがない
逆らったら
殴られ、蹴られ、引きずり回されるのだから
よく叩かれたりする
そのせいで痛いとあまり感じなくなった
怜羅(小学生
こうすけ(弟
みつきお姉ちゃん
怜羅(小学生
怜羅(小学生
みつきお姉ちゃん
怜羅(小学生
怜羅(小学生
怜羅(小学生
こうすけ(弟
みつきお姉ちゃん
みつきお姉ちゃんはワタシの2つ上
今中2
ご飯も肉じゃなかったらため息つく
そんなに嫌なら自分で作れよ
私がどれだけため息つきたいのを"我慢"してると思ってんだよ
そっちも少しぐらい我慢してくれよ
こうすけ(弟
怜羅(小学生
怜羅(小学生
怜羅(小学生
こうすけ(弟
ご飯を食べるのもお風呂(入れるのも一番最後
もう慣れたけど
これが終わったら、洗い物をして
明日の姉のお弁当の準備
宿題
をやる
これが私の毎日 日常
我慢してるのは家だけじゃない 学校でもしてる
怜羅(小学生
意地悪男子
意地悪男子
意地悪男子
意地悪男子
意地悪男子
意地悪男子
みく
怜羅(小学生
みく
みくは、中のいい友達
よく相談に乗ろうとしてくれるが
私から断っている
"大丈夫"が口癖になってしまったからだ
それと同時に作り笑いも癖になってしまった
大丈夫、と言って作り笑いをしたらみくは辛い顔をする
とても申し訳ないけど
今の私は正直
誰も信用していない
怜羅(小学生
怜羅(小学生
怜羅(小学生
怜羅(小学生
怜羅(小学生
弟は児童保育所に通っている
金曜日、毎回行っているのでほんとに疲れる
時々遊びすぎて弟が寝てしまっているときはおんぶして帰る
そこそこの距離があるというのに
ホントに世話の焼ける弟だ
怜羅(小学生
弟をベッドに運んで宿題の丸付けをする
そしてその後は何時も道理
そろそろ私の心も限界を迎えようとしていた
ボフッ(ベット
怜羅(小学生
怜羅(小学生
怜羅(小学生
ただ声一つ
今日だって笑う笑う
泣いちゃう僕を隠すために笑う
言えないことは
言えないでいい
て、思えたら軽くなれるのかな
怜羅(小学生
何故かはわからないけど、とても染みて、同情できて共感できた
辛いとき、この曲を聞いたら少し楽になる
ある日
私の中で溜まっていた火薬は
爆発を引き起こした
土曜日
桜ママ
ブチッ
私の中の溜まっていた物をとどめていたストッパーが外れた
怜羅(闇落ち
桜ママ
怜羅(闇落ち
桜ママ
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
桜ママ
母はいつもの怜羅と違う と言わんばかりの顔をしていた
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
みつきお姉ちゃん
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
桜ママ
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
桜ママ
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
桜ママ
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
桜ママ
怜羅(闇落ち
桜ママ
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
桜ママ
母は真顔で、でも何処が申し訳無さそうな顔で『ごめんね』といった
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
怜羅(闇落ち
このあと、怒りに任せたまま今まで溜まっていた怒りを、憎しみを
すべて蹴散らした
怒りのせいでこのあとはよく覚えていない
でもはっきりと覚えているのは
いつもと違って申し訳無さそうな顔をした母、泣いて、下を向いている姉、耳をふさいでうずくまっている弟
がいた事
親と話して
少し楽になった
中学になって
作り笑いではない
本当の笑顔を取り戻せた
私が一人暮らしをしている理由
少しは分かっただろうか
このあと母、姉、弟は母の仕事場に近いところに引っ越した
私は
自由
を手に入れたのだ
何も不自由じゃない
家事はすべてできるし
自分のための時間も取れる
憧れていた部活もできる
今私はとても
楽しい