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ライナーとエレンが戦い、エレンとユミルを森の中に連れていく

ライナー・ブラウン

おーい、起きたか?

エレン・イェーガー

何だ?腕が!

ユミル

エレン!見ろ私もこの通りだ
お互い今日は辛い日だな

エレン・イェーガー

ユミル、何で俺の腕がねえんだ

ライナー・ブラウン

それはすまん俺がやったんだ
なんせ急いでいたからな慌てて頸に噛み付いたらお前の腕を蔑ろにしてしまったんだ

エレン・イェーガー

そうか…俺は負けたのか…
ガブ(腕を噛む)

ベルトルト・フーバー

エレンやめろ!

ユミル

まあまあ待てよエレン
周りをよくみてみろ
ここはウォール・マリア内にある巨大地の森だ

ユミル

壁からだいぶ離れたところにあるらしい当然巨人さん方の敷地内なわけだ

ユミル

見ろよ!あれも奇行種って言うんだろうか?くつろいでいるように見えるが目だけはしっかりこっちを見てるな

ユミル

下には細かいのが多いこれも十分脅威だ
あっちにはデカいのもいるぞ見てるだけで近づいてこない繊細なんだなきっと…

ユミル

そんで奴らだ
セコいやつらめ3人だけ立体機動装置をつけてやがるライナーのはお前が付けてたやつだよ

ユミル

やみくもに今ここで巨人化しちまうのは得策とは思えない

ユミル

あいつらも同じことができる上に木の高いところに逃げることもできる
そうじゃなくても周りが巨人だらけなんだ

ユミル

この巨人の領域内を生き抜くのは巨人の力を持っていても困難だ分かるだろ?暴れてる余裕はないんだって

ライナー・ブラウン

いや、そもそも今お前らは巨人になれんそんな都合のいい代物じゃねえのさ

ライナー・ブラウン

体力は限られてる今はお前らの体を修復するので手一杯のようだ

エレン・イェーガー

バカか!誰がてめえの言葉なんか信用するか

ユミル

まあ巨人の力について私も詳しく知ってるわけじゃないからな
その辺の仕組みはあんたらと違ってよう知らん

ユミル

なあライナー、エレンが目を覚ましたら話すって言ってたろ?
あんたたちはこれから私らをどうするつもりなんだ?

ライナー・ブラウン

俺たちの故郷に来てもらう
大人しくしろって言って従うわけがないってことぐらい分かってる

ライナー・ブラウン

だがユミルの言う通りここは巨人の巣窟だ
ここで今俺らが殺し合ったって弱ったところを他の巨人に食われるだけだ

ライナー・ブラウン

つまり巨人が動かなくなる夜まで俺たちはここにいるしかねえのさ
お前らが俺らを出し抜くにしろ俺らがお前らを連れ去るにしろ夜まで待つしかない

ユミル

鎧の巨人のまま走って故郷に帰らずこんなところに立ち寄った理由は何だ?

ユミル

疲れたから休憩してんのか?

ライナー・ブラウン

お前の想像に任せる

ユミル

単純に夜になるのを待ってるってことか?

ライナー・ブラウン

それもあるかもな

ユミル

つうかあの城の巨人は夜なのに平気に動いてたぞ!ここの巨人はどうだ?

ライナー・ブラウン

ここの巨人は夜には動けない
そんなことお前なら分かってるんだろユミル

ユミル

ライナー水はないのか?
どうにかしないとこのまま干からびて死ぬぞ

ライナー・ブラウン

確かにそりゃ死活問題だがこの状況じゃ手に入れるのは無理だ

ユミル

ハア、おっしゃる通り状況はクソッタレだなまったく

ライナー・ブラウン

そういや昨日の午前からだったか巨人が湧いてからずっと働きづめじゃねえか

ライナー・ブラウン

ろくに飲まず食わずで何より寝てねえ
まあ幸い壁は壊されてなかったんだから

ライナー・ブラウン

ひとまずは休ませてもらいてえもんだ昇格の話はその後でいい

ヴォルフ・スカーレット

ベルトルト・フーバー

ライナー!

ライナー・ブラウン

いやそんくらいの働きはしたと思うぜ俺たちは…あのわけの分からねえ状況下でよく動けたもんだよ

ライナー・ブラウン

兵士としてそれなりの評価と待遇があってもまあいいと思うんだがな

ユミル

ライナーさんよ何を言ってんだ?あんた

ライナー・ブラウン

別に今すぐ隊長に昇格させろなんて言ってないだろ

ユミル

そう…ではなくてだな

ライナー・ブラウン

ああそういやお前らあの大砲どっから持ってきたんだよ?あの時は本当に助かったぜ!なあヴォルフ!

ヴォルフ・スカーレット

…ああ

ライナー・ブラウン

そんでもってその後のクリスタなんだが、ありゃどう見ても俺に気があるよな?

ヴォルフ・スカーレット

…っ

エレン・イェーガー

おい…

ライナー・ブラウン

実はクリスタはいつも俺に対して特別…

エレン・イェーガー

おーい!

ライナー・ブラウン

えっ…

エレン・イェーガー

てめえふざけてんのか?

ライナー・ブラウン

は?何怒ってんだよエレン
俺が何かマズいこと言ったか?

エレン・イェーガー

殺されてえんなら普通にそう言え!

ユミル

待てよエレン!ありゃどう見ても普通じゃねえよそうだろ?ベルトルさん、ヴォルフさん

ユミル

何か知ってんなら、いい加減黙ってないで何とかしてやれよ!

ライナー・ブラウン

はあ?

ベルトルト・フーバー

ライナー君は兵士じゃないだろう?
僕らは戦士なんだから…

ライナー・ブラウン

ああそう…だったな

エレン・イェーガー

はあ?何だそりゃ

ユミル

何となく分かった気がするぞ!おかしいと思ったんだ
壁を破壊した奴が命掛けでコニーを助けたりなんてな

ユミル

自分が矛盾したことやってんのに無自覚だったんだよ
何でそんなことになったのか知らんが恐らく本来は壁の破壊を目的とする戦士だったが兵士を演じて生活するうちにどちらが本来の自分か分からなくなった
いや、もしくは罪の意識に耐えられず心の均衡を保つために無意識に壁を守る兵士の1人だと逃避しそう思い込むようになったんだ

進撃の巨人(エルディア人)

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