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ガチャ
ソフィア
家に帰るとそこには 画面に喰らいついてゲームをしている男の姿があった
サン
サン
ソフィア
ソフィア
サン
彼はゲームを中断し
私に近づきハグをしようとしてきた
ソフィア
ソフィア
サン
サン
ソフィア
サン
サン
ソフィア
ソフィア
ソフィア
サン
サン
ソフィア
サン
ソフィア
ソフィア
ソフィア
彼の名前はサン
世間一般的に言うヒモ男だ
私のちょっとしたおもちゃでもある
私と彼の間に恋愛感情は無い
お互いにとって都合のいい相手
なのでお互い愛してる振りをして自分の欲求を満たす
任務が入ってない時はヒモ男を探し、育て、殺す
食欲、睡眠欲、殺欲
私の三大欲求を満たすための手軽なおもちゃだ
人はどうしても快感を求めている
普通の人が性行為で感じる快感を
私は殺人でしか感じられない
性欲は10歳の時あの男に全て吸い取られたのだろう
狂うという点では性行為も殺人も同じ様なものだ
傍から聞いたらただの快楽殺人鬼だが
私からすると
普通でいられなくなった可哀想な女の子の 成れの果てだ
ソフィア
ソフィア
私はテーブルの上に置き手紙を残し家を出た
サン 買い物行ってくる 今日久しぶりに会えたから夕飯は豪華にするよ 私を待っててくれてありがと あともうちょっと待ってて欲しい 今日はいい夜にしようね たくさん遊ぼうね ♡
夕飯に必要な食材を手に入れた私は
彼の目の色と同じ青と緑の花束を求めお花屋さんに来た
ソフィア
花についてよく知らないため立ち止まり悩んでいると
店員
どこかで聞いた覚えのある声をした店員さんが 話しかけてきてくれたので後ろを振り向いた
ソフィア
ボトッ
私の手から食材が入った袋が落ちてしまった
動揺が隠せない
なぜなら私が振り返った先には
アンネの姿があったのだ
アンネ
アンネ
彼女はそう言い袋を拾ってくれた
ソフィア
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネ
アンネ
ソフィア
ソフィア
ソフィア
このまま話し続けて良いのだろうか
そう思ったが
アンネは私だということに気づかないだろう
アンネの中では私はもう死んでいるのだから
どうせ気づかないのだから話してもいいんじゃないか
という欲にまみれた感情に打ち勝てず
アンネとの会話を続けてしまった
アンネ
ソフィア
アンネ
アンネ
あの頃と変わらない笑顔で笑うアンネは輝いている
十何年かの内に 私はこんなにも黒く染まってしまったのに
アンネはいつまでも私の光として輝いている
アンネ
ソフィア
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネ
ソフィア
アンネ
アンネ
アンネ
アンネ
ソフィア
ソフィア
ソフィア
アンネ
ソフィア
アンネ
アンネ
アンネ
アンネ
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネ
ソフィア
アンネ
アンネ
ソフィア
アンネ
アンネ
アンネ
私は気づいていた
その友達が私だということを
それなのにアンネの口から 私の話が出ている事が信じられないほど嬉しくて
もっと私を思い出して欲しかった
でも、もうこれ以上はダメだ
アンネとまた仲良くなってしまえば離れた意味がない
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネ
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネ
アンネ
ソフィア
アンネが花束を包んでいる間 周りの花を見渡していると
奥の方に赤い綺麗な薔薇があった
薔薇の棘は少し触れただけでも 血が出そうなくらいしっかりとしていた
アンネ
ソフィア
ソフィア
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネが薔薇を取り棘をカッターで除こうとした
ソフィア
アンネ
アンネ
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネ
ソフィア
ソフィア
アンネ
アンネ
ソフィア
ガチャ
ソフィア
サン
飼い主の帰りを待っていた犬のような反応で こちらに寄ってくる
サン
サン
サン
サン
ソフィア
ソフィア
ソフィア
サン
ソフィア
サン
サン
ソフィア
サン
今日は彼の命日だ
彼の短い人生を祝ってあげよう
遊びの恋愛は5ヶ月が限界だ
経験からして半年を過ぎるとお互いを特別視しだし 結婚まで視野に入れられてしまう
彼も遊び人ならそのくらい知っているだろう
私たちはもうそろそろ出会って5ヶ月だ
すなわち遊びの恋愛の寿命
彼に別れを告げられ逃げられる前に
おもちゃでしっかり遊ばなきゃ育てた意味が無い
ソフィア
サン
ソフィア
サン
サン
サン
サン
ソフィア
なんて嘘をつく
サン
ソフィア
サン
サン
サン