俺が一番嫌いな言葉。

それでは！どぞ！

◯月▲日。俺の父と母がトラックにひかれて亡くなった。即死だった。トラックの運転手が居眠り運転をしていたらしい。そんな俺には兄がいる。兄もひどく悲しんでいた。でも俺に「一緒に生きよう」そう優しい言葉をかけてくれた。俺は兄がとても好きだ　頼りになってサッカーも上手、こんな事が起きても兄がいればとても幸せに思えた、

俺と兄ちゃんは母の妹の家に預かってもらうことになった。

おばさんはどうやら兄ちゃんのファンで兄ちゃんを特別扱いにしていた。 俺達はおばさんに何から何までしてもらい、本当に幸せの生活を送っていた。でもその生活も長くは続かないようだった。

俺はこんな話を聞いてしまった。兄ちゃんはスペインにいく。きっと当分兄ちゃんには会えなくなるのだろう。

こうやって兄ちゃんがいなくなった。 この日からおばさんは俺に対する態度がおかしくなってしまった。

凛に目をやる

ぼこっ、ごん、がん！

金、稼いできて？

こーして、俺はキモいおっさんに体を売ってお金をもらい、そのお金を兄ちゃんの生活費にしていた。そうやって毎日を精一杯過ごしていた。でも、そうやってるうちに学校生活に異変が出てきた。

　毎日が辛かった。学校に行けば蹴られ殴られ、家に帰れば変なおじさんが待っていて、おばさんに毎日暴力と暴言を浴びせられる。そんな生活が何年も続き、おれの精神は日に日に麻痺していった。そんなある日一通の連絡が入った。

俺はこの数年間でたくさんの努力をした沢山のことを我慢し、努力し、耐え続けた。俺は部活で、全国1位を手に入れた。兄ちゃんの代わりになれるようにサッカーも頑張っていたのだ。

寒い空気に包まれる中、俺は1人でサッカーゴールめがけてボールを蹴る

世界一のストライカーじゃなく、世界一のミッドフィルダーになる

そう、頑張ったのだ。痛いのも辛いのも寂しいのも全部、全部。

嫌、嫌だ

こんなの認めたくない…

苦しい…