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コメント
4件
えーやばいめっちゃにやけました!お疲れ様でした❣️次の作品も楽しみにしてます!
完結しましたね!おつかれ様でした🔥私かの作品の始まりがめっちゃ好きで見始めたんですけど終わり方も好きです🫶💘また新しい作品見るの楽しみにしてます💞✨
最終回お疲れ様です!!💫💫 最後まで最っっ高でした!!🫶🏻💞
ホテルのカードキーが
小さく音を立てた
部屋に入ると
昼間のざわめきが嘘みたいに消える
○○は靴を脱ぎ
バッグを置いて
そのままベッドに腰を下ろした
...静か
さっきまで誰かの手の温度を感じていたのに
天井を見上げる
「向き合う」
その言葉は私にとって
とても重たいものだった
向き合うって...どうやって?
仕事ならわかる
正解があって手順があって
責任の所在も明確
でもこれは違う
年の差が7つある
指を折って年齢を思い浮かべる
〇〇
冷静に見れば大した数字じゃない
でも
やっぱり...
おばさんだよね
今日の学園祭を見てより思った
21と28の圧倒的な違い
自嘲みたいに胸の奥で言葉が広がる
肌
価値観
時間の流れ方
彼はこれから先いくらでも選べる
同じ速度で
同じ場所に立てる人を
私は止まることを覚えた側で
守る側で
線を引く側で
ベッドに仰向けになって腕で目を覆う
その時
蓬
控えめな声
○○は顔を向ける
ドアの近くに蓬が立っていた
さっきまでの高揚が
少しだけ落ち着いた目
蓬
言い当てられて
○○は苦笑する
〇〇
蓬
蓬は悪びれもせず
○○のベッドの端に腰を下ろす
蓬
少しだけ間を置いてから
蓬
○○は一瞬息を止める
蓬は続けた
蓬
蓬
確信をつく言葉
○○は何も言えない
蓬は足をプラプラさせながら言う
蓬
蓬
蓬
蓬
蓬
○○は天井に視線を移す
〇〇
〇〇
蓬
納得していない声
でも責めない
蓬
少しだけ、柔らかく
蓬
蓬
その言葉が胸に落ちた
○○は目を閉じる
簡単じゃない
だからこそ
ちゃんと考える
その夜○○はすぐに寝られなかった
大学の正門
朝の空気は、少しだけ冷たかった
学園祭の名残で
構内にはまだ装飾が残っている
○○は腕時計を確認してから
スマホをバッグにしまった
連絡はしていない
「待っている」と伝えてもない
向き合うって言ったのは私だ
だから、逃げない
人の流れを眺めながら
深く息を吸う
学生たちは笑っている
未来が当然のようにある顔だ
私は...
彼の未来に立っていいのか
そんなことを考えている自分が
少しおかしくなる
足音
○○は顔をあげなかった
でもわかる
二口
低く
少し戸惑った声
○○はゆっくりと視線をあげる
二口が立っていた
私服
昨日よりも少しだけ大人に見える
二口
二口
正直な声
○○は小さく頷く
〇〇
〇〇
〇〇
二口は言葉を失う
○○は目を逸らさずはっきり言った
〇〇
〇〇
〇〇
人の流れが
2人をすり抜けていく
でもその中で
時間が止まっていた
二口はゆっくり息を吐く
二口
二口
〇〇
○○は少しだけ口元を緩めた
〇〇
その言葉に二口は笑った
END
こんにちは!
きんにくまんです〜!
子供と大人の線引きって難しいですよね
中学生の頃は小学生を見ると子供に見えて
高校になると中学生が子供に見える
それと同じように2人の葛藤を描いた物語でした
二口みたいにこんな一途に思ってくれる人がいたら
どんなにいいか🥲
まぁそんなふたりのアフターストーリーでも
どうぞ!
「過去は、箱の中に」
段ボールは半分も開いてなかった
二口
二口は床にしゃがみこみ
ラベルを確認しながら聞く
〇〇
〇〇
二口
引っ越したばかりの部屋は
生活感がまだ薄い
段ボールの隙間に
2人の距離がそのまま置かれているみたいだった
二口は次の箱を開けて手を止める
薄い、ピンクのアルバム
二口
小さく声が漏れた
ページをめくる
二口
思わず顔をあげる
二口
キッチンから声
〇〇
〇〇
〇〇
二口
二口
二口はアルバムを掲げる
○○が近づいてきて
覗き込んだ瞬間
〇〇
高校時代の○○
派手な髪
濃いメイク
肩を組んで笑う写真
今とはまるで違うのに
目だけは確かに同じだった
二口
二口はアルバムと○○の顔を見比べる
何度も交互に
二口
二口
〇〇
二口
二口
言葉を探して
結局笑ってしまう
二口
○○は腕を組んだ
〇〇
二口
二口
もう一度写真を見る
二口
〇〇
〇〇
淡々と答える
〇〇
二口は少し意外そうな顔をした
二口
〇〇
二口
ページをめくる手が次で止まる
チュープリ
当時の彼氏と無防備に笑う○○
〇〇
その瞬間○○が一歩踏み出す
〇〇
アルバムを取ろうとするが
二口の反応が一瞬早かった
二口
〇〇
○○は急いでアルバムを取り上げる
珍しく慌てている
...失敗した
処分しとくべきだった
〇〇
二口は一瞬黙ってから
静かに言う
二口
でも視線は少しだけ落ちていった
二口
二口
〇〇
二口
○○は眉をひそめる
〇〇
二口は照れたように
でも正直に言う
二口
二口
○○はアルバムを閉じる
しばらく何も言わない
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
二口は頷く
二口
少し間を置いてから笑う
二口
二口
〇〇
二口
〇〇
と大きな声を出してから○○は口を抑える
〇〇
と言って荷解きを始める
二口
二口
二口
二口
○○はペシと二口を叩く
〇〇
〇〇
二口
二口
〇〇
〇〇
二口
○○はゆっくり考える
〇〇
〇〇
〇〇
二人の間に少しだけ笑いが落ちる
過去は箱の中
でもちゃんと存在している
それを否定しないで
並べられるようになったのは
きっと今だったからだ
END