紫桜
ママ、もう泣かないで......

春千夜
ひぅぅ......ポロポロ

紫桜
大丈夫だよ、、ありがとうね

蘭
...........

紫桜
....パパも、ごめん。ありがと

蘭
うん......ごめんな、

紫桜
、

春千夜
.....グスッ

紫桜
泣かないで......お願いママ、

春千夜
......ぅーう....クスン

春千夜
しにたぃょお....ポロポロ

紫桜
ママ、、

蘭
...........春、ごめん、俺が悪かったね。((抱きしめる

蘭
もう大丈夫だから、そんな悲しいこと言わないで欲しいな...

春千夜
ぅうう.....しにたぃんだもん....グスッ

蘭
春が紫桜を守ったみたいに、俺にも春のこと守らせてよ.........もう怖い思いさせないから、。仕事も辞めてきた、

紫桜
!!

春千夜
ぅ......?グスッ

蘭
....紫桜の学校への寄付は俺が全額担当したくてずっとやってた。でもあの学校はもう、ね、。行く行かないは紫桜に任せるけど、どっちにしろ寄付しても余る分の金は集めれたから

紫桜
ぇ......

春千夜
......でも、ぱぱしごとすき、

蘭
そう思わせてただけだよ、張り詰めてたなんて知られたくないし。

春千夜
ぅう?ポロポロ

紫桜
なにそれ、、おれのために、?

蘭
.....心配性なパパ自身の為だよ。

紫桜
.........

蘭
俺が勝手にした事。そしてそれが2人に負担だったってだけ。ごめんね.....紫桜、

紫桜
......((首を振る

蘭
......ただ、俺は紫桜に過ごしやすい環境を与えたかっただけ。でもそうしようとしたせいで仕事だらけで、結局は苦しめるだけだった、

紫桜
......

蘭
ほら、俺ら中高もろくに行ってないやつしか居ないから、どうしていいかわかんなくて......w

紫桜
パパ、、

蘭
......守れると思ってたんだけど、ね

紫桜
ッなんだよそれ.....

蘭
ん、?

紫桜
おれ、そんなこと、、しってたら......ひどいこといわなかったのに、ポロポロ

蘭
!紫桜....

紫桜
ごめんなさい....しらないで、さいていとか、ひどいこと...........グスッ

蘭
泣かないで......俺の為にしたことだから、。それに苦しめてたのは事実だから、俺は最低で合ってるよ。

春千夜
..........、い

蘭
!春ちゃんどした、?痛い?

春千夜
......た....ぃ

蘭
、.....ん、そうだね、。でも生きて欲しいかな。俺も紫桜も、春がいないとダメだから、

春千夜
...........

蘭
......苦しいね...ごめんね、

紫桜
......グスッ

春千夜
スゥ....スゥ...........

紫桜
、

蘭
紫桜、少し話してもいいかな。聞いてくれるだけでいいから

紫桜
...........

蘭
ママの話、

紫桜
.....うん、

蘭
...春はね、強かったよ

紫桜
....?

蘭
人一倍強くて、力があって....優しくて、元気いっぱいで可愛くて.........

紫桜
?

蘭
.....紫桜を産んでからは変わっちゃったよね

紫桜
......((俯く

蘭
前にそれは自分のせいって紫桜は言ってたけど、それだけは違う......

紫桜
!

蘭
紫桜のせいなんかじゃないよ....。紫桜が俺らに与えてくれたのは幸せだけだったよ。苦しいことなんてなかった

紫桜
....

蘭
紫桜がお腹の中に居た時に、春が殴られたって話したことないよね

紫桜
、うん

蘭
あの時からかな......全部だめになっちゃったのは

紫桜
ぜんぶ、

蘭
確か妊娠6ヶ月かな〜そのくらいに男の子にお腹殴られて、低位破水っていうめっちゃ早期に破水しちゃったの。

紫桜
それって、

蘭
うん。子供の命も母親の命も危なかった

紫桜
!

蘭
守れる距離に居たんだよ、俺のすぐ横で、男の子に優しく話して......男だって言ったら殴られちゃったの。手を伸ばせば止められた

紫桜
、

蘭
でもダメだった。パパね、浮かれてたんだよ......男の子だって、性別分かった日で......皆が病院の前で待っててさ、。防衛反応なんて出てくれなかった

紫桜
...........

蘭
そんときからずっと体調は悪いまま......((頬を撫でる

紫桜
で、でも......妊娠する前から、起きれないとか

蘭
それはただの疲労だよ。病気なんかじゃなかった....調べてもらったこともあったし。

蘭
怯えたり、体が思うように動かなくなったり、感情の制御がつかなくなったり......病気で苦しめられたり......ぜ〜んぶ俺のせい。

紫桜
...........

蘭
パパ本当はさ、もう楽にしてあげたいって何回も思ってたんだ

紫桜
ぇ

蘭
だって、見てて辛いもん.....

乾いた笑みを浮かべる蘭の瞳に
薄らと涙が浮かんでいた
紫桜
うん、

蘭
俺は死にたくないんだよね、でも春が居ない世界では生きていけないと思ってる

紫桜
うん...........

蘭
責任も何もかも、紫桜に押付けてほんとにごめん

紫桜
...........

蘭
これからは好きなようにしていい......春のことも俺がいつでも見れるように家に居る、

紫桜
....

蘭
ピアスも何も止めないから.........

蘭
おねがいだから、もうがまんしないで......

紫桜
!!

顔を歪めて泣く父の顔を見るのは
いつ以来だろうか。
いや、こんな苦しそうに泣いたところを
俺は見た事がない
美しい顔を醜く歪めて泣く父を見て
自分がどれだけ愛されているのか
よく分かった
そして、どれほどまでに
自分の行動が両親を悩ませていたのかも
苦しませていたのかも....。
幼少期 母親に付きっきりにさせられて
なんの自由もない時期に関しての悲しみは
一生埋ることがないと思う
母親に危害を与えてしまった罪悪感も
一生拭えることは無い
寂しいと泣かせてしまうかも。
1人にしないって言ったのに。と
傷付けてしまうかもしれない
蘭
やりなおさせてくれないかなぁ....

紫桜
ぱぱ、

蘭
もう紫桜のこと、ひきとめないから.....むりもさせないから

紫桜
......おれ、ほんとは寮に入りたかった、グスッ

蘭
!うん......

紫桜
ほんとは、ずっと....寮に入って、さっかーほんきでやりたくて.........

紫桜
あと、もっとともだちとあそびたい、日中ずっとであるいて、でぃ**ずにーとか、いきたいの

蘭
うん......うん、、

紫桜
でも、ままのことをかなしませるのはいやなの....ポロポロ

蘭
......ん、

紫桜
だけどやっぱり、ままがいてたいへんなこともあるから......すきなことができないからッ......くるしいとか、おもってて....グスッ

蘭
......うん、

紫桜
でもずっといっしょだから、ままいがいのひとがしんようできなくて、ままだけがだいじになってて......

蘭
うん

紫桜
ままにいぞん、?しちゃってて....かなしませるなんてもってのほかなの

蘭
そっか

紫桜
だけど、すこしはおれがいきたいようにいたいよ......ポロポロ

蘭
うん、、

春千夜
...........はる、じゃまだったね

蘭
!!!

紫桜
あ、

春千夜
ごめんね、....

紫桜
ぁ、ちが、邪魔なんかじゃないよ、クスン

蘭
はる、

春千夜
.........すきにしていいよ、とめないから

紫桜
ッ.....

春千夜
ごめんね....

紫桜
......ポロポロ

蘭
、((背中を撫でる

春千夜
.........もう、でてって、はるひとりでいいから

蘭
春、

紫桜
ぁ、あ、いやだ、ごめん、

春千夜
でてって......もう、

春千夜
ぜんぶいらないから

紫桜
ま、ま.........、

蘭
春、違うよ。春が邪魔だったんじゃない。俺のせい、俺のせいだから。ね?大丈夫

春千夜
..........だれのせいでも、もう。いいよ

春千夜
はるのなかだと、ぜんぶはるのせいだから

蘭
考え直して、大丈夫。春のせいじゃない

春千夜
......からんがしんだのも、ぜんぶ。はるのせい

蘭
!

春千夜
もういらないの

春千夜
はるつかれちゃった....

紫桜
まま、いやだ、、違うよ

春千夜
......もう、めいわくかけないから、。((立ち上がる

蘭
!((腕を掴む

春千夜
..........すこし、きょりおかせて、。だれのかおも、いまはみたくない、。

紫桜
やだ、まま、いかないで......ちがうよ、せめてないよ、

春千夜
..........((床に膝を着く

蘭
!

春千夜
あのとき、しんでればよかった......

紫桜
グスッ...........、?

蘭
辞めて、言わないで春

春千夜
しいちゃん.....

蘭
春

紫桜
、?

春千夜
うんでごめんね................

紫桜
え...........

蘭
春、辞めて......そんな事言わないで

春千夜
....ままのせいで、すきなことできないんでしょ

紫桜
ち、ちがう、違う....!!ままのせいなんかじゃない!

春千夜
......ねえ、ぱぱ....はる、どこからまちがえた?

紫桜
ッ......、ママ

蘭
...........間違えたなんて思わなくていいよ

春千夜
......((お腹に手を当てる

蘭
!......ん...どした....

春千夜
..............

春千夜
つぎ、は....はるがころされちゃう

紫桜
!

蘭
紫桜、睡眠薬。強いの

紫桜
わ、分かった、

春千夜
......ころされる、?

蘭
春ちゃ〜ん、分かるかな?((視線を合わせる

春千夜
つぎは、はる

蘭
春〜、春ちゃん〜〜蘭だよ〜

春千夜
おなか、なぐったら、ひと、しぬ

蘭
んーん、大丈夫。死なないからね

春千夜
からんしんだ

春千夜
しーちゃんしんだ

蘭
、春、?

春千夜
つぎ。はる

蘭
春、しっかりして!紫桜は死んでないでしょ、!?

春千夜
らくになるの

蘭
春ちゃん......((抱きしめる

春千夜
......らくになる

蘭
......((薬を受け取る

紫桜
、

春千夜
らくになる

蘭
うん....

春千夜
......

蘭
......((口に錠剤を含ませる

春千夜
......

蘭
春〜お願いだから飲んで

紫桜
まま

春千夜
...........

蘭
春ちゃん......怖くないよ

蘭
ほら、いい子だから....お薬飲も

春千夜
......ゴクン

蘭
っし、いい子だね......((寝かせる

紫桜
ママ...........

春千夜
......らく、に...........なりた、ぃ................
